極左日弁連と闘う弁護士

皇紀2676年(平成28年)10月4日

 北里大学の大村智特別栄誉教授が昨年、ノーベル賞医学生理学賞を受賞した際にも申しましたが、基礎系の研究成果が国際的に最も高い評価を受けるのは、大変望ましいことです。

 大村博士は三日、東京都平成二十八年度名誉都民の称号を与えられましたが、東京工業大学の大隅良典栄誉教授が同日、ノーベル賞医学生理学賞を受賞しました。生物が細胞内で蛋白質を分解し、再利用する「オートファジー(自食作用)」という生命活動を支える極めて基本的な仕組みを分子レヴェルで解明した博士です。

 日本人の受賞は、これで三年連続にして二十五人目であり、欧米の黄色人種差別の殻を破った湯川秀樹博士(物理学賞受賞)以来の歩みを考えますと、とても喜ばしいことでした。

 http://www.sankei.com/affairs/news/161003/afr161003……
 ▲産經新聞:「一方的な多数決、許されない」波紋広げる日弁連の「死刑廃止」宣言案…被害者支援の弁護士らが反対声明

 日本弁護士連合会(日弁連)が憲法問題で一方的な政治活動をしたことに対し、南出喜久治弁護士が立ち上がって抗議した際と同様、死刑制度廃止という政治活動方針を一方的に決めてしまった日弁連がなぜいけないかと申しますと、まず弁護士になるには、弁護士になる資格を有する者が各地の弁護士会と日弁連の登録に関する審査を経て、弁護士名簿に登録されることが必要だからです。

 これが弁護士法の定める弁護士自治であり、日弁連に属さずして弁護士になれない以上、日弁連が組織として勝手な政治活動をすることは、弁護士それぞれの考えが違うことを一切無視した暴力行為(押しつけ、強要)以外の何物でもありません。

 死刑制度について、私たち国民の間でもさまざまな議論があり、法曹界でも同じだと容易に分かる問題です。高橋正人弁護士が会見で言われた通り、強制加入団体による思想・良心の自由を侵害する行為など、決して許されません。

 日弁連や弁護士会のあまりに偏った政治活動に対し、このような声が上がることは、とても健全です。これを非難するような者は、二度と「思想・言論・表現などの自由」を掲げて体制と闘う資格を有しません。

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『極左日弁連と闘う弁護士』に1件のコメント

  1. コイ:

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    東京工業大学の大隅良典栄誉教授がノーベル賞医学生理学賞を受賞
    これを弾みに飛躍的に「オートファジー(自食作用)」の
    研究が進むといいですね

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