G7の値打ちを正しく認識

皇紀2676年(平成28年)5月26日

 http://www.sankei.com/west/news/160525/wst160525……
 ▲産經新聞:【伊勢志摩サミット】日米首脳会談 沖縄事件でオバマ氏に強い抗議と再発防止要請 地位協定在り方にも言及 広島訪問で核なき世界確認一致

 法人理事長だけでない私は職務上、先進主要七か国首脳会談(G7伊勢志摩サミット)対応を求められており、特に西日本一円で同様の思いをされている方もおられるのではないでしょうか。無事に成功するよう皆が少なからず協力しています。

 しかしながら伊勢志摩サミット拡大会合(名古屋市)にさえ招待されなかった中共共産党は、国営新華社通信に「主要新興国が参加していない時代遅れの金持ちクラブ」と書かせて怨念を露わにしました。

 拡大会合に招かれているのは、東南亜諸国連合(ASEAN)議長国のラオスやインドネシア、ヴェト・ナム、バングラデシュ、スリランカ、パプア・ニューギニア、阿大陸連合(AU)議長国のチャドの計七か国で、さらに連合国(俗称=国際連合)や経済協力開発機構(OECD)、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、亜州開発銀行の幹部らも出席します。

 当初一部報道で、韓国の朴槿恵大統領を招待するとの話も出ましたが、わが国政府が日程調整を断念したというより最初から「その気はない」と聞いていましたので、ここでは一切取り上げませんでした。何のつもりでそのような情報が流されたのか(外務省の先走りか)は分かりません。

 中共の世界経済に与える良かれ悪しかれいずれにせよ影響を否定する人はいないでしょうが、共産党独裁の社会主義国家は、決して主要国には入れません。

 新華社に前出の呪い文句を書かせるならば、「国際連合(俗称)常任理事国という時代遅れの戦勝国気取り(戦後新興国の中共は、戦勝国ではない)サロン」の存在こそ大問題です。G7の値打ちは、連合国と意思決定が全く違う枠組みであることなのです。

 最後にもう一つつけ加えるならば、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、日本經濟新聞社の取材に対し、南米ヴェネズエラの高速鉄道計画も放棄状態にある中共に自国の鉄道敷設を任せた後悔が早くもにじみ出るかの如く、わが国との関係修復に意欲を示しました。

 中共共産党は、他国を呪っている場合ではないでしょう。

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『G7の値打ちを正しく認識』に2件のコメント

  1. ノッポ:

    韓国 朴大統領は、フランス、アフリカへ12日間も、外遊とか。
    宗主国 中国様のご機嫌を損ねてはいけないからと、来日を断っていたのかと思いきや、
    最初から「その気はない」日本政府GJ。無視が一番いい対処法ですね。

  2. 心配性:

    >新華社に前出の呪い文句を書かせるならば、「国際連合(俗称)常任理事国という時代遅れの戦勝国気取り(戦後新興国の中共は、戦勝国ではない)サロン」の存在こそ大問題です。G7の値打ちは、連合国と意思決定が全く違う枠組みであることなのです。

    本当に何とかして欲しいものです。

    敢えて批判を覚悟で言いますが、私は、韓国は「戦勝国御用達のプロ被害国」だと思っています。
    韓国では慰安婦問題を「アジア版ホロコースト」として宣伝する動きがありますが、いくら何でも大げさ過ぎ、「ばかげている」と世界中が思っているはずです。
    本当にホロコーストなら、国内外の人権活動家が、日本人元慰安婦への補償を叫ばないのはおかしいです。

    直近の世論調査で、アメリカ国民の最も多く(16.1%)が、「日本」と聞いて「第二次大戦」を思い浮かべるという衝撃的な結果がありましたが、原爆投下の正当性を主張するのに、中韓の反日プロパガンダを利用しないで欲しいものです。
    精神的に不快なだけでなく、軍事的な緊張をもたらしてさえいます。