シリア空爆…おかしいぞ?

皇紀2674年(平成26年)9月29日

 社会民主党は二十八日、旧日本社会党委員長および社民党党首を務めた土井たか子元衆議院議長(兵庫県西宮市・芦屋市選出)が二十日、兵庫県内の病院で亡くなったと発表しました。お悔やみを申し上げます。

 北朝鮮による日本国民拉致事件に関し、日露関係とリアルタイムで呼応して、本来「分かりきった」調査報告の発表時期が北朝鮮側に延ばされた今、土井女史の訃報に接して申せることは、被害者ご家族が土井女史らに長く苦しめられてきたのは事実だということです。

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/140925/mds140925……
 ▲産經新聞:【シリア空爆】ホラサン指導者死亡か 空爆で、米当局者

 米軍による対シリア空爆の第一目標は、もともと過激派組織「イスラム国」ではなく、アルカイーダ系武装組織「ホラサン」でした。この報道は、クウェート出身のモハシン・アル・ファドリ容疑者が死亡したというもののようです。

 皆さんのご記憶を数ヶ月前に戻していただきたいのですが、米国はシリアのバッシャール・アル=アサド大統領を許さないとし、自由シリア軍ら反政権派を支持して体制転覆を主導しかけました。

 しかし、この間にイスラム国の鮮烈な行動があったとはいえ、アラブ五カ国を伴った米軍によるシリア空爆は、アサド政権側に事前予告され、防空体制を解除してもらって実施できたものです。

 米国は、武器弾薬を提供した自由シリア軍を見捨てるつもりなのでしょうか。いえ、このようなことを繰り返して恨みを買い、利益を得てきたのが米国なのです。

 私は何度も、太平洋防衛は日米の共同責任だと申してきたからこそ、この現実をわが国政府が頭に叩き込まなければならない、と考えています。米国の正体を知らずに叫ぶ「日米同盟」ほど、危険なものはありません。わが国以外のたいていの国が知っていることです。

 日米離反でよいと考えるならまだしも、太平洋防衛のための大切なパートナーなのですから、一刻も早く占領憲法(日本国憲法)という曇り硝子を通してしか見ない「外交ごっこ」をやめなければなりません。

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『シリア空爆…おかしいぞ?』に1件のコメント

  1. ゆき:

    昨日のpbsニュースでは、主導者の死は未確認と言っていました。キプロスを基地に250発のミサイル、爆弾が投下されているとのこと。米女性記者は、イラクを守るより米本土を守るため、もっと有力な方法を使わないのかと米高官に詰め寄っていました。彼らには民間人が巻き込まれて気の毒と言う発想はない。
    ホラサンはパキスタン、アフガンの組織とつながりがあり、米国の脅威のようなことを言っていました。シリアのホラサン、ISISの拠点ににマークをつけていました。米国はイラクを勝手に侵略して壊したのに謝罪もなく、ここで叩くのは米国を守るためと60代の女性局員が航空母艦からインタビューする。あちらは70歳近い女性でも戦地のルポをするから、男女という区分けは必要ないが、それにしても他国での雨あられの爆撃を何とも思わないのは驚き。