尖閣事件、菅内閣の関与
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013092300165
▲時事通信:「船長釈放へ当局と調整」=仙谷元長官、政治関与を証言-尖閣沖漁船衝突事件
仙谷由人元官房長官(元衆議院議員)は時事通信の取材に対し、沖縄県石垣市尖閣諸島沖で平成二十二年九月、第十一管区海上保安庁の巡視船に中共の漁船が衝突した事件を巡って、公務執行妨害で逮捕した中共人の擔其雄船長の釈放に向け、当時の菅内閣が法務・検察当局と水面下で調整したことを証言しました。
なぜ仙谷氏は今頃明かしたのでしょうか。ここに何か重大な理由が潜んでいるかもしれません。
事件発生当時、私たちは、菅直人首相(当時)が連合国(俗称=国際連合)総会に合わせた日中首脳会談と、横浜市で開催する亜州太平洋経済協力(APEC)会議に中共首脳を出席させることを優先し、中共人船長の釈放を指示したのではないかと追及しました。
また、過去の事例から、またもや那覇地方検察庁に対して「政治的圧力」が加えられた可能性も指摘しましたが、これらは全て、仙谷官房長官(当時)らによる記者会見での否定によって、まるで事実ではないことのようにされてきたのです。
那覇地検は同年九月二十四日に屈辱的な会見を開きましたが、その前に那覇地検、高検、最高検の三者協議で「処分保留の上、釈放」という検察庁の方針を決定し、法務省刑事局長が柳田稔法相に報告、法務事務次官が瀧野欣彌官房副長官に報告しています。
この一連の流れは、そもそも仙谷長官が法務次官に「政治的・外交的問題もあるので自主的に検察庁内部で(船長の)身柄を釈放することをやってもらいたい、というようなこと」を指示して起きたのです。
当時野党だった自民党の西田昌司参議院議員が国会で質問し、或いは高市早苗衆議院議員は質問主意書を提出していますが、民主党の菅内閣はこれらに誠実な回答を示さず、国会を愚弄し、私たち国民に嘘をついていました。
菅首相が官邸で狂ったのは、大きく二度あったと言われ、それがこの事件と東京電力福島第一原子力発電所の事故だったと言われています。すなわち、国家として問題が発生した場合に、為政者として全くと言ってよいほど耐性がなく、解決能力を著しく欠いていたわけです。
行政が司法に圧力を加えてでも、つまりわが国の国家権力の仕組みを壊してまでも、開かなければならない日中の会談などありません。北京政府に「開いてやらないぞ」「欠席してやるぞ」と脅されて、なぜわが国の首相が中共人の犯罪容疑者を抱えて怯えるのでしょうか。ここでも「占領憲法(日本国憲法)根性」が丸出しです。
もう二度と、このようなことはやめていただきたい。いや、私たちが政府にも報道企業に対しても、現下のような情勢で日中や日韓の首脳級会談が開かれないことを「致命的問題」とはしない意思を明確にしておくべきです。
皇紀2673年(平成25年)9月25日 8:23 AM
この事件があった時から、まったくこの菅-仙谷の筋書き通りと多数の保守は幾ら当時の政権が司法の判断と言っても政治の介入だとバレバレだった。
同時に一色さんの勇気ある行動を思い出します。