台湾で恥さらした菅元首相
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130909/crm130909……
▲産經新聞:東電原発事故 菅元首相ら42人を不起訴 検察当局「地震、津波の予見困難」
検察当局は九日、東京電力福島第一原子力発電所の事故に於ける業務上過失致死傷などの罪で四十二人が告訴・告発された問題で、菅直人元首相や東電の勝俣恒久前会長ら全員、並びに法人としての東電を不起訴としました。
これは(残念ですが)ほぼ予想された展開でしたが、菅元首相は今月十二日から十五日の日程で台湾を訪問し、台湾電力の原発を視察する予定だったところを、台電にきつく断られるという珍事件を起こしています。
訪台の目的は、台北市内で行われる「反原発」を掲げた市民団体主催のデモに参加し、原子力政策などについての講演をするというのですから、もうこれ以上私たちにとって恥ずかしいことはありません。このような人物でも「元日本国内閣総理大臣」なのです。
福島第一原発をあのような有様にして政権を放り投げた者が、一体どの面を下げて原子力政策を語るつもりでしょうか。しかも、東日本大震災に多くの支援の手を差し伸べてくれた台湾に対し、極めて冷たい態度をとった政権の責任者が、本当に台湾で歓迎されるとでも思っているのでしょうか。
そもそも台湾の市民団体から要請があったというのですが、この顛末は地元紙「自由時報」が六日付けで報じており、完全に「拒絶」「不歓迎」されています。
一般的な評価として、菅元首相は発言に嘘が多くて一貫性がなく、意志薄弱で人の話を聞きません。そのくせ要領だけはよかったものですから、とうとう首相にまでなってしまいました。多分に伸子夫人のせいもあるでしょうが、自らの選挙区に息子を立候補させようともしています。
私と同年齢の菅源太郎氏が相当の政治信念をもってわが国を建て直そうとまで言うのなら構いませんが、菅家の良い話など私は聞いたことがありません。
まず事故を起こした原発を制御してから主張しなければ、世界のどの国も菅元首相の「反原発」などに耳を貸すことはないのです。つまり、失敗に終わった彼にもうその機会は二度と訪れることがないでしょう。