中共、軍が東支那海で演習
http://www.asahi.com/international/update/0815/TKY20130814……
▲朝日新聞:中国軍、終戦の日に演習計画 靖国参拝を牽制か
中共共産党の機関紙が人民解放軍の動きを伝えました。わが国で全国戦没者追悼式が開かれる十五日より以降四日間(明日十八日まで)にわたり、浙江省象山沖の東支那海上で実弾射撃演習を行うというものです。
朝日新聞社は、安倍内閣閣僚の靖國神社参拝を牽制する狙いがあるように報じていますが、全くの見当違いでしょう。北京政府は既に閣僚の数名が参拝することを知っていましたし、安倍晋三首相が参拝しないことも知っていました。
私が七月二十六日記事で申した通り、中韓は安倍首相から逆に参拝を切り札にした脅迫を受けているような状態に転落し、しかしながら安倍内閣が米政府から「歴史問題で米国の頭を越えないよう」求められていることも知っていますから、人民解放軍の海洋訓練は明らかに米軍向けのものです。
安倍内閣の歴史認識に対し、中共は米国と「考えを同じくしている」というような確認をしたがっており、その隙に海洋訓練が可能だとでも企んだのでしょうか。米太平洋軍は決して認めないでしょう。
或いは、米連邦議会上院で南支那海と東支那海に関する決議案が可決されたことを受け、外交部は抗議しましたが、人民解放軍は実力行使(とはいえ小規模の実弾射撃訓練に過ぎませんが)に出たとも考えられます。
沖縄県を防衛することや、いわれのない歴史修正(ありもしなかったことをあったと政治的に叫ぶこと)への反論、または靖國神社へ参拝することなどが人民解放軍の暴発を招いているのではありません。彼らはむしろ、そのような低い次元で動いているのではなく、本気でわが国の列島を踏み潰して太平洋を侵略するつもりです。
いつまでも朝日新聞社のような書き方に目を慣らしていますと、事態の掌握が極めて困難になり、私たちは選挙の投票などで判断を誤るでしょう。同海域の海底瓦斯田採掘や、越国・比国との連携など、わが国の課題は山積しているのです。