TPPに交渉の余地なし?

皇紀2673年(平成25年)3月14日

 十二日記事で取り上げた今月八日午後の衆議院予算委員会の動画が削除された件は、日本放送協会(NHK)が削除を要請していたと分かりました。

 数多ある動画の中で、NHKはなぜこれまで自民党の西田昌司参議院議員と旧太陽の党(日本維新の会)の中山成彬衆議院議員の重大な追及場面だけを削除したのでしょうか

 そこで、中山事務所は該当する質疑応答の動画を「中山成彬オフィシャル・ウェブ・サイト」に再掲し、委員会で使用した資料を誰もが閲覧出来るようPDFファイルにして掲載しました。

 http://nakayamanariaki.com/
 ▲中山成彬 オフィシャル・ウェブ・サイト

 資料は「1.社会インフラ 2.創氏改名 3-A.慰安婦関連 3-B.慰安婦関連 4.尖閣・靖国神社」の五つに分かれており、動画はYOUTUBEに公開されています。ただし、元の著作はNHKになく衆議院にあるものです。これで削除は出来ないでしょう。 

——————————

 http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013031301000836.html
 ▲47NEWS(共同通信):TPP、「聖域」主張に各国懸念 日本に合意厳守要求へ

 環太平洋経済連携協定(TPP)について、参加交渉先行十一カ国は星国(シンガポール)での会合で、これまで積み重ねた合意を厳守するよう日本に要求することで一致したようです。

 つまり、わが国に交渉の余地はほぼなくなりました。かつて申しましたが、協定の合意策定経緯を考えれば無理もありません。そもそも日本や米国が加わることを想定したものではなかったのです。

 共同通信は「安倍政権に打撃」と書いていますが、むしろこれは安倍政権に追い風となるでしょう。明らかに条件が悪ければ無理に参加表明をせずに済み、反対の声が大きくなればなるほど、仮に交渉の戦列に加わっても参加を断りやすくなります。

 もはや小国が作った協定に参加しないことで孤立するのではなく、無理やり参加することでわが国が非難され孤立する可能性すらあるのです。

スポンサードリンク

『TPPに交渉の余地なし?』に6件のコメント

  1. ネオ:

    TPPにアメリカが参加していること自体よく理解できません。ブルネイだとかチリなどの経済規模が小さい物同士がくっついて貿易の自由協定を結ぼうというのなら理解できますが、なんでアメリカのような大国がそこに割って入るのか意味がわかりませんね。なんか裏があるんでしょうね。「肉を切らせて骨を断つ」といったような深慮遠謀が。ターゲットはもちろん日本。

    まぁ、TPPはグローバル資本による地球制覇のための露払いだと、アメリカの市民グループも反対を唱えているようです。一応、交渉に参加して批准しないというので良いのではないですかね。無能な民主党が思いつきでTPP参加なんて言い出したから、尻ぬぐいに奔走しているのが自民党なのかも知れませんが(笑)。TPPを額面どおり受け止めるなら、日本が参加するメリットなんか全く無いでしょう。

    他にもFTAだとかEPAだとか、日本は色んな国と協定結んでますよね。なんでTPPなんですかねぇ。謎です。TPP推進派は情緒的なことばっかりほざいて、定量的な参加のメリットを誰も言えない。TPPの意味がよく分からないのか、全くのバカなのか、本当は誰も知らないすごいメリットが日本にはあるけど、最後に自慢したくて黙ってるのか(笑)。

  2. matu:

    交渉くらい参加しなければ・・なんていう人もいるようですが、ここでの「交渉」は通常の日本語と意味が違うようですね。
    カナダとメキシコが参加の意向を示した時、九カ国から
    「後から入る国は、すでに合意した条文を受け入れ交渉を打ち切る終結権もなく、再協議も要求できない」と提示され、両国はこれを受け入れ念書も交わしたが、極秘扱いとなっている(東京新聞)
    そうです。
    交渉から離脱できない、すでにあるものを受け入れるだけ(しかも極秘)・・・これでは、普通「交渉」とは言いません。
    先の両国が受け入れたのですから、その後のわが国がこれを受け入れないなんてことになると・・・非難されるも当然です。

    あちらから断っていただけると有難いですね(笑)
    こちらから不参加を表明できないみたいですから・・。

  3. あき:

    戦後 日本政府はアメリカの言うことをそのまま聞いて来たのが変だと思ってました。
    結局 彼らは、
    日本を戦争に巻き込み(オレンジプラン) 
    占領し(ジャパンプラン)
    でサンフランシスコ講和条約で日本を開放したのでしょうか?

    元首の存在しない「日本国憲法」と称する占領のためのものをつくり
    制定者はもちろんマッカーサー 
    「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」
    形だけの主権者国民が、真の主権者マッカーサーに誓っています。
    そして、サンフランシスコ講和条約後も使っているのは、占領者がそのまま日本の影にいるということでしょう。

    日本政府は、操られている
    日本は、本当は独立していない
    そう考えるのが合理的ではないでしょうか?
    今までのTPPの交渉を見たら 誰かに命令されているとしか思えないのです。

    国民に真実を知られることが困るのです。
    もしかしたら、真の支配者は、尖閣もCHINAと裏で連携している可能性もありますね。
    国民に正常な判断をさせないためです。

    ●シンシアリーのブログ
    http://ameblo.jp/sincerelee/entry-11066273021.html
    韓国在住のブロガーで エントリーで新聞(韓国ですが)の「ISD適用事例(メキシコ、カナダ、アルゼンチンなど)」をあげられています。(2011-11-02)
    ISDが、どのようなものか良く分かると思います。

  4. 篠の目:

    安倍首相は「時間切れ見送り」を狙っているのではないかと想像するが、交渉開始にせよなんにせよ、日米で反対の声が大きければ不参加という選択をしやすくなるのはないでしょうか。実際あと一回の交渉会議に参加できても何ら有利な交渉などできないでしょうし、安倍首相を助けるために「TPP反対!」でいこうと思います。

  5. couga:

    パチンコお抱え壺三が正体を現しただけだ。TPP参加は予定のコースだ。アメリカの1%支配勢力がヘタレを思うが儘に操り呵々大笑している。吉田茂以来の売国奴自民党の伝統とゆうべきか?嘆かわしいかぎりだ。日本は崩壊の途をあゆんでいる。

  6. 朝香豊:

    甘利氏をTPPの責任者に据えていることからも、安倍首相がTPPに前のめりになっていることが伺えると思っています。これに関するブログ記事を書いてみました。ご覧頂けたら、幸いです。
    http://ameblo.jp/minna4970/entry-11498219037.html