「不法滞在認めて」デモ

皇紀2672年(平成24年)3月29日

 http://news.tbs.co.jp/20120326/newseye/tbs_newseye4987436.html
 ▲TBS NEWSi:外国人の子どもたち「在留認めて」

 不法滞在者の子供たちが二十六日、東京都中央区銀座で「在留を認めて」と訴え、行進しました。のちに不法滞在だった両親が強制送還されたカルデロン・のり子さんに対し、私が「ご両親の不法滞在を適正に処分していれば、のり子さんはわが国で生まれ、中学生になるまで放っておかれることはなかったはずだ」と訴えてきたころと、現状は何も変わっていません。

 当時は法務省入国管理局が非難の矢面に立たされましたが、法務省に「口利き」しようとする政治家たちによってこそ法治がないがしろにされるところでした。私は直接確認しましたが、むしろ入管は最初から「強制送還が適切」としていたのです。

 しかしながら、わが国にはいわゆる「人権ゴロ」がおり、子供たちを前面に立たせて多くの日本民族の心情に訴え、不法行為をすら合法化するよう平然と政治活動にしてしまいます。不法滞在の外国人たちはみな彼らの口車に乗せられ、すっかり悪者にされてしまうのです。

 目下東京電力の電気料金値上げをめぐる東電幹部らの不遜な会見態度が話題に上がっていますが、どこの国の社会基盤(インフラストラクチャー)も現世国民の手によって作られたものばかりでなく、その基礎のほとんどは祖先たちの手によるものであることを、私たちの多くはまず認識できていません。

 その国に籍を置くということは、天皇陛下のおわすわが国のみならずどこにいても祖先祭祀を実践しない限り不可能であり、どの国でも不法滞在になってしまうのです。

 わが国や独国、墺国、仏国、伊国、英国、或いは北欧諸国らの「血統主義(条件つき出生地主義を含む)」は、その基軸において人間に無理を強いず、極めて本能的と申せましょう。それをあくまで現世個人の理性や意思、心情が絶対であるというようなマルクス主義をひけらかす活動家たちが、ますます不法滞在の外国人たちを惑わすのです。

 本当に彼らを「かわいそう」と思うのなら、親が不法滞在のまま子を生んでしまう前に国へ帰さなくてはならないという考えを持ってください。ごねて騒いだ者だけが救われるような営利的、且つ宗教的なやり方では、すべて人は救われないのです。

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『「不法滞在認めて」デモ』に1件のコメント

  1. 一読者:

    遠藤様、
     3/27の記事を拝読し、最後の件で「本当にその通りだ・・・」
    と絶句し丸2日間コメントを書く気力を失ってしまっていました。
     したがってエントリー違いのコメントになってしまい失礼致します。
     正義は我々にあり、とは判っております。
     しかしいくら小生や数多の同志達がネットで、街頭で正論を訴えても、
    (かなり風向きは変わってきたとはいえ)今だに大多数の一般大衆の関心事はワイドショーとグルメ・・・という現実には、ただただ歯噛みする思いです。
     もちろんー例えに出すのが適切かはともかくー焦りのあまり民衆から乖離し観念の世界に陥ってしまえば戦前の「昭和維新運動」と同じ結果になることは承知していますが、
    「なぜ亡国を目の当たりにしながら国民は覚醒せぬ!?座して破滅を待つのか!?」
    「こちらがヘンなのか?いや世間の空気の方がヘンなのか?」
    と自問自答する日々が続いておりました。
     しかしここで簡単に絶望してしまっては反日奴と巨悪の思うツボです。そもそも絶望するほど真剣に生きて来たかどうか自問自答すれば否ですし・・・。
    焦らず腐らず「後に続く者を信じ」地道に訴え続けて行く他無いのかも知れません。
    独り言のようなコメントで失礼致しました。