民主党で挙党一致という幻

皇紀2670年(平成22年)9月16日

 民主党の新しい幹事長人事ですが、菅直人首相の某筋が川端達夫文部科学相で納得するわけなどないでしょう。岡田克也外相か前原誠司国土交通相にしないと怒られるのではないですか? 菅首相。

 今回の党代表選挙がまさに内ゲバだったと改めて思えるのは、小沢一郎前幹事長派の萩原仁衆議院議員(大阪2区)が、菅首相に投票した1年生議員(ちなみに萩原代議士も当選1回)とすれ違いざまに「覚えておけよ。おまえらとは一生口をきかんわ!」などと罵声を浴びせたことでも明らかです。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100915/plc1009150104001-n1.htm

 ▲産經新聞:【新民主党解剖】第9部癒えぬ傷跡(上)≪後≫ 「脱小沢」「挙党」…出口ない迷路

 戦って負けた悔しさは分かりますが、それでも戦いを終えた相手に罵詈雑言を浴びせるのは日本民族の所作ではありません。萩原代議士の高圧的な態度は、かねて横粂勝仁代議士の発言を封じようと「横粂! あかん! こっち来い!」と吐いたことでもはっきりしていました。

 「こういう醜いことは他所の国にでも行ってやってくれ」というわけにもまいりません。このような行動様式こそ、いたずらに戦争を勃発させる要因の1つになるでしょう。何らかの既得権益を守るべく主謀にとっての邪魔者を「悪」と規定して排除しようとする思惑に、この手の軽薄な「憎悪」が非常に役立ってしまうのです。国際社会に於いて萩原代議士のような政治家の存在を許していると、いつまでも人類は戦争を経験し続けなければなりません。

 ですから、民主党に挙党一致は叶わぬ夢でしょう。

映画『氷雪の門』オフィシャルサイト

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『民主党で挙党一致という幻』に2件のコメント

  1. souhei:

    萩原仁は大阪弁で相手を恫喝したりこびへつらったりするような商人タイプですね。もともと政治をやる人間の顔は胡散臭すぎる顔ばっかりだと思ってましたが、この男はその中でも最も胡散臭い顔だと思いました。小沢派に所属する連中は主の顔にだんだん似てくるんでしょうな・・・

  2. ストリートマン:

    挙党一致?「挙国一致」て言葉は知らないでしょうね?社会党だからなあ???