ロート♪ロート♪ロート♪
テレビ番組に於ける一社提供のオープニングキャッチといわれる一種の映像広告(正確には提供クレジット)があることを、皆様はご存知でしょうか。例えば、TBS系列毎週月曜日20時枠『ナショナル劇場』の「明る〜い♪ナショナル♪」(YOUTUBE視聴1)や、同系列毎週日曜日21時枠『東芝日曜劇場』の「光〜る♪光る東芝♪」(YOUTUBE視聴2)は今や姿を消し、ナショナルは「松下電器・松下電工」の社名まで捨ててしまいました。
これらを「懐かしい」と感じないどころか、存在すらご存じなかった平成生まれの皆様にも、フジテレビ系列毎週月曜日22時枠『SMAP×SMAP』の「ロート♪ロート♪ロート♪」はご記憶にあるでしょう。あれがオープニングキャッチ(以下OC)です。
http://www.youtube.com/watch?v=MWj2UyrtQLA
▲YOUTUBE:ロート製薬 歴代オープニングキャッチ
しかし、これも本年3月、同番組の複数社提供への移行に伴い、姿を消してしまいました。ロート製薬のOCは、約48年間も放映され続けた歴史を持っています。私にとって懐かしいのは、まだまだハワイ旅行が貴重だったころの『アップダウンクイズ』(毎日放送制作・毎週日曜日19時枠)や、『クイズダービー』(TBS制作・毎週土曜日19時30分枠)などで流れていたころの同社OCです。
ロート製薬株式会社は大阪市生野区に本社があり、初代および2代目OCの背景に写っている建物がそうらしいのですが、現在は手前の池が駐車場に変わり、建物の背後に高層建築物が並ぶようになってから、『SMAP×SMAP』放送開始のころにはアニメーション版になっていました。歌唱も(彼らの思うところの)現代風に編曲されています。
それでも「ロート」または「ROHTO」と書かれた社屋の手前を白い鳩の群れが飛んでゆくという初代からの映像コンセプトは、最後まで失われませんでした。曲の基本も変わりません。
いわば初代からの企業イメージを守り抜くため、変わり果てた景色を実写で撮り直すことを諦めた結果としてのアニメーション化であり、時代の流れに適応させながらも基本は継承されていたのです。
これがもうすでに保守主義なのですよ。
私たちは、どれほど「反日本」的な「反保守」の大論争や、個人の権利のみが高らかにうたわれようとも、この世に生まれた限りは、保守主義の基本哲学なくして決して生きられません。「反保守」はもはや「即死」を意味すると申しても過言ではないのです。それはなぜでしょうか?
ヒット曲『トイレの神様』を発表した植村花菜さんも、ロート製薬さんも、まさか自らを「保守派」であると強く認識しているとは思えません。そのような或る種の政治色と無縁ではないでしょうか。それでも、家族との繋がりを大切にし、日本の祭祀に生き、社内先人達の想いを次世代に継承してきた人たちがいます。
そもそも会社というのは大中小を問わず人の入れ替わりがあるわけで、原則として会社の存続が社員・従業員の生活を守り、その継承力を失ったとき会社は倒産し、すなわち皆が失業者になるのです。智恵の継承は社に新しい事業をもたらし、新しい社員を呼び込むこともあるでしょう。そうして会社という基軸が社員の手によって守られていくことが、もうすでに保守主義だと私は申しているのです。このことは、社ではなく店や家の単位に置き換えることもできましょう。
にもかかわらず、大東亜戦争の敗北をもって日本という基軸を捨て去ろう、捨て去ろうとしてきたのが占領統治期以降の日本政治です。日本が潰れれば、私たちは現状で失業者になるのと変わりません。「雇用を守る」だの「生活第一」だのと言う政党たちが、揃いも揃って占領憲法の「改憲」だの「護憲」だのと政治運動にご執心なことが、どれほど国益を損ね続けてきたか、よく考えてみて下さい。
自社が、なぜ他所の会社に一瞬乗っ取られた際に押しつけられた社則で経営を続けなければならないのですか? 「よいものならイイじゃない?」なんて、堂々と自分のものにしてから言ってもらいたいものです。
占領憲法をそのままにする、或いは改正することで占領憲法の系譜を敷くなどとは、愚かな国家運営にもほどがあります。自前の社則で経営するのが当然ならば、自前の憲法で政治をすることこそ当然です。大日本帝國憲法の復原とその改正はそれほど当たり前のことであり、真正保守に対する印象について、もしも「過激で特殊な思想」なんぞと思っておられた方は、是非とも考え直されて下さい。
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自前の憲法が暮らしをよくする!
皇紀2670年(平成22年)6月21日 9:50 AM
生活第一と言われても北朝鮮化したら元も子も無い、今が良けりゃと言う根性がいけないのです。継続・進歩が無いばら撒きと、下司な「民意」だけを頼りの政治をやるなら議員はいらない。