質の低下は官房長官も
平成18年に製作・公開された日本映画『日本沈没』(樋口真嗣監督)は、小松左京原作の主題だったはずの「日本民族とは何か」がまったく描かれず、昭和48年に成瀬巳喜男、黒澤明両監督の助監督を務めた経歴を持つ森谷司郎監督によって映画化されたものとは似て非なる駄作でした。
劇中に登場する内閣官房長官(國村隼)の最低な振る舞いも特筆すべきです。彼は、日本民族退避計画の実行を急がせる危機管理担当相(大地真央)に対し、列島各地に発生する大地震や津波、火山噴火によって多くの人間が「どうせ」死亡するのだから政府として大きな課題ではない、と主張します。
昭和48年版では原作通り、首相(丹波哲郎)が決死の覚悟で民族退避に尽力し、最後まで列島を離れませんでしたが、平成18年版では、あっけなく首相(石坂浩二)が阿蘇山の噴火に巻き込まれて死亡し、首相代行となった官房長官は前述の有り様で、自らの保身にしか関心がありませんでした。
しかし、平成版のような描写のほうがむしろ実際の日本政治に対して忠実なのかもしれません。近年の短い期間での首相交代劇から、さかんに首相の存在の軽さが指摘されますが、実は官房長官の質の低下もその大いなる原因ではないかと思うのです。
自民党政権でも、実にロクでもない政治家たちが官房長官を歴任していました。自民党が下野する(野党になる)きっかけとなった宮沢喜一内閣の加藤紘一、河野洋平両官房長官や、小渕恵三内閣の野中広務官房長官、みっともない醜聞にわずか3ヶ月で辞任した森喜朗内閣の中川秀直官房長官らの名がすぐに浮かびます。
政権が安定したからと言って、それが俗に「総理の女房役」とされる官房長官の功績でも何でもなかったという典型例は、小泉純一郎内閣の福田康夫、安倍晋三両官房長官でした。現に、いざ彼らが首相になると政権を維持させるだけの力はまったくなかったのです。
民主党への政権交代で、早くも鳩山由紀夫内閣、菅直人内閣と2代に渡りましたが、平野博文、仙谷由人各官房長官の出来の悪さもまた、特筆すべきでしょう。
菅直人首相は、仙石官房長官との関係を、かつて中曽根康弘首相をいさめる力さえ持った後藤田正晴官房長官時代のようなものだと説明しましたが、戦没者を無視する靖国神社不参拝を表明した菅首相と、夫婦別姓のための民法改正および外国人地方参政権の成立に意欲を示した仙石官房長官は、革新系思想を共有しています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100617/plc1006171725010-n1.htm
▲産經新聞:官房長官、夫婦別姓と外国人参政権に前向き
特に外国人地方参政権について、当事者である47都道府県議会のうち、すでに半数以上が反対決議を可決させており、それでも平野前官房長官が「地方の意見は関係ない」と言い放ち、仙石官房長官も「早く実現させたいという立場だ。菅内閣も基本的にはそういう考え方だ」と述べ、反対する地方、或いはなぜ反対するのかといった意見に耳を傾けようとはしません。
仙石官房長官は「反小沢」の急先鋒の1人です。私は以前から指摘していますが、韓国に行ってまで外国人参政権の実現を約束してくる小沢一郎幹事長が引っ込んだところで、民主党の性質は何も変わらないのです。この連中は単に綱引きごっこをしているだけで、政策では似たようなことを主張しているのです。ただ1人違っていたのは、野田佳彦財務相だけでしょう。
外国人参政権がダメな理由を簡単に申せば、家族でもない人間に家族全員の貯金通帳とカードを渡して暗証番号まで教える、或いは社員でもない人間に会社の金庫を開けさせるようなもので、「あの人は善良に違いない」「社員でもないのに我が社を守ってくれる、社員と精神を一にしてくれるだろう」と言って任せる莫迦がどこにいますか?、ということです。考えてみて下さい。
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皇紀2670年(平成22年)6月18日 9:49 PM
中山恭子元拉致担当相が自民離党届自民党の中山恭子参院議員 自民党参院議員の中山恭子元拉致問題担当相(70)は18日、党本部に離党届を提出した。夫の中山成彬元国土交通相(67)が7月11日投開票の参院選にたちあがれ日本から出馬の意向を固めたのが理由。ともに、たちあがれに入党する方針だ。自民党幹部は中山氏の処分について、比例代表選出であることを理由に除名も含めて検討せざるを得ないとの考えを示した。たちあがれは結党時の今年4月にも、中山氏の入党を勧めていたが、成彬氏の出馬がその時点では決まらなかったため、拒否していた。
皇紀2670年(平成22年)6月19日 2:22 PM
ですから、それが某憲法前文なる「諸国民の公正と信義に信頼し」てはるからなんですわ?。(笑)全くお笑いで、よくもまあ戦争に巻き込まれなかったものですよ!これを本当に信じる人間は、本当に純粋か、或いは、というか間違いなく馬鹿か狂信者というべきものでしょう。戦争に巻き込まれてたら、こんな馬鹿げた考えから早々に目が覚めてしまっていたことでしょうね!
皇紀2670年(平成22年)6月19日 4:18 PM
「ねずきちの ひとりごと」は偽保守だ「ねずきちの ひとりごと」ブログ主催の日心会に、黒い疑惑が続々暴かれている ブログ主は朝鮮人? 創価学会の重鎮? 偽日本人保守を騙る在日朝鮮人か? http://blogs.yahoo.co.jp/miria_miria_desk/13013941.html#14985006
皇紀2670年(平成22年)6月20日 9:15 AM
官房長官だけでなく、日本の政治家全体の問題でしょう。一番ダメなのは世界で通用する日本の歴史を「全然」勉強をしていない事、官僚も同じ、矢張り戦後の教育が全部破壊してしまいました。日教組破壊するより、日本再生の方法は有りません。
皇紀2670年(平成22年)6月21日 8:35 PM
維新の会 さん適当にうそばかり書かないださい。2チャンネルじゃあるまいし皆さんまじめに追求されていますよ。焦点は 本当に会社があるのか?日心会グッズ通信販売が法律違反?そのあたりだと思います。