官邸主導が見える…大いにやれ!

皇紀2685年(令和7年)10月22日

小林よしのり氏、高市早苗総裁に私見「国民を騙すその手口が卑怯で信用ならない」

 漫画家小林よしのり氏(72)が21日までにブログを更新。憲政史上初めての女性首相に選出される見通しの自民党・高市早苗総裁について私見を述べた。…

(日刊スポーツ新聞)

 さすがのテレビ朝日も地上波から衛星放送へ追い出した田原総一朗氏が、立憲民主党の辻元清美氏と社民党の福島瑞穂氏が高市早苗首相に対する誹謗中傷を吐き散らしたのに調子づいて「あんな奴は死んでしまえと言えばいい」と暴言を吐いたことが話題になっています。

 一方、漫画家の小林よしのり氏の高市批判もおかしなものです。「『女性はいいけど、女系はダメ、天皇は男系でなくちゃ』と主張することに、狡さを感じる」「国民を騙すその手口が卑怯で信用ならない」とはどういう意味でしょうか。

 歴代天皇史を探れば推古天皇、皇極天皇、斉明天皇、持統天皇、元明天皇、元正天皇、孝謙天皇、称徳天皇、明正天皇、後桜町天皇の計八代に及ぶ男系女子の天皇陛下をいただいた私たち日本人が「女性はいいけど女系は駄目」と論じることのどこが狡猾な騙しの手口だというのでしょう。

 現行典範(占領典範)でも本来の皇室典範(正統典範)でも「男系男子」と書かれている以上、今日に於いて「女性はいいけど」を実現しようとすれば、いずれにしても天皇陛下(現行の皇室会議ではなく本来の皇族会議)の裁可を賜って改正の要があります。

 狡猾な物言いで私たちを欺こうとしているのは、未だ高市首相を「名誉男性」だの「真の女性総理とは言えない」だのと性差別的中傷をした小林氏です。そこまで言うなら正統典範を天皇陛下に御返しし、皇族会議に戻して典範を改正するのか否か、小林氏こそ真正面から論じねばいけません。

 私はかねてより、高市首相になったとしても「すべての問題が解決するわけではないだろう」と述べ、一人の為政者に依存するより私たち国民自身がわが国の問題に声を上げ、政治を突き動かさねばならない、と。その上で、動かすのに最も「近道」となる為政者を選ぶのがよく、結果として高市首相が選出されました。

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 小林氏が「フェミニズムの人びととわしは同じ感覚である」などと自身の性差別発言を棚に上げてその実名を挙げたのが上野千鶴子氏です。その上野氏は、村山富市氏の訃報に接し、これまたとんでもない暴言を吐いて話題になっています。

上野千鶴子氏のX投稿が波紋 村山富市元首相の死去直後に「戦犯」呼ばわり→「故人偲ぶ心ない?」「いかがなものか」/デイリースポーツ online

東大名誉教授で社会学者の上野千鶴子氏が18日、Xにつづった内容が波紋を呼んでいる。 村山富市元首相が17日に101歳で死去したことを受けてのポストで、上野氏は「私心のない政治家として尊敬を集める村山富市さん。だが土井たか子さんと並んで、今日…

(デイリースポーツ)

 わが国の言論空間は、いわゆる「有識者」と称される人びとの知的水準が著しく下落していくのに比例して下劣なものに成り下がり、特にSNS上では思想の左右を問わず不毛な暴言の応酬に終始しています。

 左翼の上野氏が村山氏を非難したように見えて、実のところ私たちの多くがこの言説から異様な下品さを感じたのは、高市首相の就任を目前にした自民党を「保守政党の狡知」と非難するのに村山氏を利用したためです。これは、真正面から村山氏を論じたものではありません。

 しかし、彼らが必死に貶めても高市内閣は発足しました。私たち国民は、高市首相に今やるべきことをやらせねばなりません。

 組閣人事からも防衛政策は、明らかに首相官邸主導であり、外国人問題には小野田紀美経済安全保障担当相と共に当たることも明確な高市首相は、ともすれば総務相を林芳正氏にした意図が中選挙区制に戻すこと(林氏唯一の正論)にあるのではないか、と思ったりもします。もう一つは、積極財政に完全移行するのが目的の強固な布陣であることです。

 政治は、私たち国民が求めない限り何も動きません。求めても「逆張り」した岸田文雄・石破茂両氏の政権が国民的批判を浴びて自民党の惨敗を誘発したのは、まさに国民の勝利でした。

 これからは、またも左翼・極左の暴力活動、および報道権力の徹底した偏向と戦って勝たねばなりません。

 高市首相は、二十六日にマレーシア(馬国)で開催される東南亜諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席し、二十八日には、米国のドナルド・トランプ大統領が来日して日米首脳会談を開きます。そのまま二人は、亜州太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため訪韓する予定です。

 いきなり大忙しですが、すっかり沈滞したわが国を明るく照らすよう私たち国民が高市政権を形作るのです。  

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『官邸主導が見える…大いにやれ!』に1件のコメント

  1. 日本を守りたい:

    いつもありがとうございます。

     以下は ずいぶん以前に書いたものですが、お許しください。拝。

    「 女房と畳は新しいほうが良い 」

     渥美清さん主演の「泣いてたまるか」 白黒時代のテレビドラマですが、
     今もなお、輝きを放つ名作だと思います。

     ゲンちゃんが好きなのが「ビフテキ子守唄」
     作中のひとこま 愛妻を亡くしたタクシー運転手に扮する渥美さんと
     お客役の藤村有弘さんのやりとりが 持ち味を効かせ合って楽しくも痛快。
     
     「お客さんも奥さん亡くされたんですか、御淋しいでしょう」
     「ところが、君、さにあらず。女房と畳は新しいほうが良いってもんさ。
      新しい女房もらって、楽しくやっとるよ。若返りの妙薬だよ、君。ウハハ。」
     「女房が死んだら新しいのと取り替えりゃ良いなんて、そういうの私、大嫌いだよ。
      あんたなんか乗せてると、むしゃくしゃして、事故起こすから降りてくれ」
     とまあ、こんな具合。

     ゲンちゃんは この藤村有弘さんのセリフの 若返りって事がひっかかりました。
     若返るって、以前の自分に戻る事 昨日の自分を繰り返す事なんでしょうか。
     それだったら、ゲンちゃんは望みません。
     ゲンちゃんが喜びを感じるのは、新しい自分になる事です。
     若さは あっという間に消え去りますが、
     人間が新しい自分になるという経験は、生涯をつらぬいて行くものです。
     彼のものですが、彼に先立って彼を迎えてくれる光に出会うような感覚です。

     さて、肝心の、新しい自分になる方法って、あるんでしょうか。
     残念ながら、ゲンちゃんは知りません。
     ゲンちゃんが知っているのは、新しい自分を感じるのは 
     祈りがやって来た時だという事です。
     人は祈る時に 新しくなるのです。しかし祈る事は、人間の勝手な都合では出来ません。
     人間が祈るのではなく、人は祈りを その内部に聴くのです。
     内部とは彼自身の内部であるだけでなく、全存在の内部でしょう。
     個人的な都合ではなく、世界そのものの目的と合致した精神の息吹きとでも言うべきものが、
     新しい言葉となって湧き上がって来る。

     ゲンちゃんは 時々、宮沢賢治の言葉を思い出します。
     「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない」
     賢治は 全存在との根底における一致を成就した時に、この言葉を書いたのでしょう。
     ゲンちゃんは この言葉をただ目にしただけ。まさに天地の差。
     それでも、ゲンちゃんにも感じられる事は、人は確かに祈りを聴く時があるのだという事。
     意味を失い、疲れ果て、自分自身を投げ捨ててしまいたい時に、
     存在の最初の意味と目的に向かう勇気と力とを 今一度回復してくれる 祈りの言葉を。

     そして おそらくは、この祈りこそは 人が知る 死に優るもの。
     死が私達のものであるように、死に優る祈りもまた 私達のものなのです。
     この祈りこそは 私達を 新しい自分にしてくれるものなのです。

     祈る必要はありません。祈りは やって来るからです。
     それを見失わず、ちゃんと聴く事が出来るように、待ち望むだけで良いのです。