玉音の日は騒ぐな!静かにしろ!

皇紀2685年(令和7年)8月15日

戦後80年、日本人も「日本は悪者」の洗脳から覚醒してはどうか

江戸の銭湯を舞台に庶民の日常の生態を活写した式亭三馬の『浮世風呂』には作者の巧みな宣伝手法が読み取れて楽しい。以下は女湯での会話の一部である。…

(産經新聞社:産経ニュース)

 本日は、大東亜戦争の最中にあった昭和二十年、天皇陛下の玉音を賜り、武装解除がなされてから八十年の節目に当たります。先人たちの過酷を極めた犠牲に頭を垂れ、今日わが国が存在することに感謝申し上げます。

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 最新動画【C国に抗議】実は共産党軍は日本と戦っていない?~日本改革党・せと弘幸候補

 国際法上正確な終戦の日は、連合国とわが国との間で終戦の合意文書が調印された九月二日です。よって八月十五日を過ぎてなお、私たち日本人が武装解除を宣言したにもかかわらずわが国を攻撃した旧ソヴィエト連邦共産党軍(露国)は、そうして不当に千島列島と南樺太を侵略しました。

 或いは、十五日の武装解除宣言を事前に知っていた米民主党も、前日から当日ギリギリまで日本人大虐殺の手を緩めなかったことは、特に秋田市土崎地区や埼玉県熊谷市、大阪市の京橋駅周辺への猛烈な空爆がその証拠です。わずかこの一日で、全国で約二千三百名もの方がたが殺されました。

(社説)戦後80年と首相 歴史の教訓 臆せず示せ:朝日新聞

 戦後80年の節目に、歴史の教訓を改めて思い起こし、平和国家としての決意を内外に示す意義は大きい。 石破首相が政権維持のため、自民党内に波風を立てたくないと、この大事な機会を逸するなら、政治指導者とし…

(朝日新聞社)

 そこで報道権力に於ける、中道の産經新聞社と左翼の朝日新聞社(ほかに毎日新聞社の社説も参照)を読み比べてみましょう。残念ながらどちらも感情主義(センチメンタリズム)の洪水です。

 個人の文章ならそれでも構いませんが、報道権力の記者が記事、或いは社説として「人間」や「政治論」を語らず、ひたすら感傷に浸って終わるというのは、或る意味において私たち日本人の弱点かもしれません。

 この感傷は、辛い現実から目を背けるのに適当であり、産經がそれでも国家の将来を見据えて書こうとしているのに対し、朝日と毎日の社説は、後ろ向きどころかどこに目がついているのかさえ判然としないため、戦後八十年の節目にいつもながらの対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)を吐いて書き終えています。

 その原因は、彼らが参議院議員選挙の結果を受けて現政権支持に転んだせいでしょう。つまり、民意とは逆の主張に拘泥し始めたため、ますます感傷的記述で「何やら置き場のない気まずさ」を誤魔化しているのです。

 大東亜戦禍について述べるのと同様、大震災が発生した際もそうでしたが、わが国の報道権力というのは、どこもかしこも目前の現実から必要な情報を伝えるよりも極めて個人的感傷、例えば「今まさに恵みの海が人びとの哀しみを呑み込んでいきます」といった報道を延延と繰り返してきました。いや、このようなものは報道ではありません

 あれから八十年を経て、ますます現行憲法(占領憲法政治の地獄に気づくことなく、まるで釜茹での刑にでも処されているかの現下にあってなお、国家の将来を語れないのでは、尊い犠牲を払ってまで「日本」を残してくれた先人たちの御霊に、果たしてどの面を下げて頭を垂れに参ることができましょうか。

 あの戦禍を再現してはならないとすれば、さらなる国防強化を政策論として語らなければいけませんが、どこの誰もそれを提起できない「感傷でもって厳しい現実に蓋をする日本」から脱却しなければならないのです。 

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