参政党の3議席で希望が見えた

皇紀2685年(令和7年)6月23日

参政党、都議選で初の議席獲得 都民税「50%減税」など訴え

 4人を擁立した参政党が初めての議席を獲得した。神谷宗幣代表は港区の党本部で開いた記者会見で、初議席について「議席を取れるなら世田谷と思って臨んでいた。…

(毎日新聞社)

 二十一日記事の冒頭で、事前調査の傾向から「自民党が第一党を維持しそう」と予想された昨日投開票の東京都議会議員選挙は、小池ファ……いや、毎度失礼。都民ファーストの会が第一党(31)を奪還しました。()内の算用数字は獲得議席数。

 地方議会議員選は、中央の現政権とは別の評価を受けやすい(争点が違う)のですが、それでも自民党(21)が三議席も減らし、創価学会・公明党(19)と併せて四十議席、都ファが国民民主党(9)と併せて同じく四十議席となったことから、いかに「岸破森進次郎政権」が多くの国民に嫌われているかが露わになったのです。

 ■動画提言-遠藤健太郎公式チャンネル(YouTube)チャンネル登録お願いします!
 NEW【日韓首脳会談】早速イ・ジェミョンに騙される日本人たちよ

 前出記事のコメント欄で読者の方がおっしゃったように、議席を減らした、或いは議席を獲れなかった政党の問題を指摘しなければなりません。創価公明も四議席減らしたことで、学会員の組織力がますます低下しているのですが、国民民主が十八名を擁立して半分しか当選できなかったのも、ここへきての支持率低下(急速に不信感が増した)が響いたでしょう。

 また、日本維新の会が改選前の一議席を失い、れいわ新撰組も「没落の道」ならぬ再生の道も(事前予想通り)0議席に終わったのは、すなわち「お話にもならない」と都民に判断された結果です。東京は、れいわのような「リベラルぶったにぎやかし」が票を獲りやすいはずなのに、それでも駄目でした。

 対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動=反日)にすぎない左翼と言えば日本共産党(14)も五議席減らし、その代わりに立憲民主党(17)が四議席増やしました。このまま七月投開票の参議院議員選で両党の選挙協力が円満に進むのでしょう。

 一方、各社報道の通り参政党がたった四名の立候補者のうち三名が当選し、初めて都議に席を確保したのです。私が思うに、少なくとも東京二十三区内すべてに候補者を立てていれば、八割の打率を誇れたかもしれません。

 都議に初めて席を確保したのは国民民主もですが、岸破森進次郎政権を嫌って自民党に背を向けた保守層は、珍妙な小池都政も評価しておらず、且つ国民民主でもなく参政党に投票したと思われます。さんざん参政党初期の「内紛」を非難した日本保守党は、河村たかし衆議院議員と「その他」との軋轢も表面化し、結局は「君たちも同じことをしているじゃないか」と見られて十分な保守層の支持を得ていません。

 参政党の「都民税五割減税案」は、実は田母神俊雄元航空幕僚長が前回都知事選で公約したことであり、田母神元航空幕僚長と参政党の政策的一貫性が見られたことは、非常に大きな力になったはずです。

 だからこそ私も、前出記事で申した通り今回の焦点は「参政党がどこまで議席を獲るか」でした。まさに「よくやった」「もっとやれる」と言える結果ではなかったでしょうか。保守層に一筋の明るい光が差したと申せましょう。

 問題なのは、現政権与党の自民党です。これで公式チャンネルの最新動画で指弾したような参院選の結果が出る可能性は、ますます高まりました。

 報道各社は、政治資金収支報告書の「不記載」(政治資金規正法に基づき修正の上、再提出のこと)を「裏金問題」と莫迦騒ぎし、都議会自民党でも発覚したことから、それが敗因のように伝えていますが、都民にとってそれはあまり関係がなかったと思われます。

 それよりも衆参両院の財務金融委員会で揮発油税の暫定税率廃止も採決しない自民党に、都民ならずとも多くの国民が腹を立てていることこそが敗因です。公共交通機関が発達している都内で「それは関係ない」ではなく、私たち国民の暮らしを全く考えない「左翼政党」はお断りということにほかなりません。

 昨年の衆議院議員総選挙の結果に加え、参院選の結果をもってしても現政権が退陣しなければ、いよいよ私たち国民が何をするかわかりません。岸破森進次郎よ、震えて眠れ!

スポンサードリンク

『参政党の3議席で希望が見えた』に4件のコメント

  1. 日本を守りたい:

    いつもありがとうございます。

     茂木誠さんの推察では、「シオニストの側に立つトランプに ノーベル平和賞」ですって。G7いわゆる「先進国」支配勢力は、その方向だけに邁進しつつある。それが実現したら、イスラエルは パレスチナの民衆に対しても、今後も最大限に実力行使して「現在実行中の計画」を完遂できる 事に成るでしょう。抵抗勢力が無くなって。そして、パレスチナの次は、日本民族かもしれない。米国と中国が作る「世界の平和と安定」というわけだ。

     宮崎正弘氏によると、「世界各地で反日運動がまだ燃え滓のように残るのは、華僑団体のレゾンデートルだからだ。日本を本気で憎んでいるのではなく、そうした反日キャンペーンで何かをすり替え、彼らは別の利益を得ている。他者を悪役を仕立てておけば、自分たちは外国でも安泰に生活できる。これも世界の常識だ。欧米列強に豪州、ならびにアジアの華僑系新聞も日本批判だけは盛んだ。」

     米国と中国との「裏取引」で犠牲に供されるとしたら、「日本」だろう。日本人に残された時間は少ない。

  2. 日本を守りたい:

    なお、念のため、申し添えますが、茂木誠さんの推察は「ノーベル平和賞」まで です。その後の意見も推察も 私個人のものです。

     パレスチナの民衆の生存権を守るためには、トランプは尽力する意志が無いのか? この問いを私は捨て去りたくない。世界の少なからぬ人々も 私と同じ思いだろう。だが、軍事攻撃に及んでしまったトランプ政権に対して、期待すべき根拠は 無い。イスラエルにとってもトランプにとっても、イランとパレスチナ民衆は 「同じ者たち」でしょうね、結局は。邪魔者ということで。人類は真の「共生」が出来るのか 歴史は絶えず問われている。その問いに、パレスチナ民衆も 日本民族も 懸けられているのだ。

  3. きよしこ:

    これまでに先生も幾度かご指摘なさったとおり参政党にも小さからぬ問題がありますが、率直に申し上げて他の政党には何一つ希望を感じないのも確かなのです。初めから微塵も期待していなかった日本保守党は、日本赤軍も真っ青の「内ゲバ」で崩壊したも同然です。先日「参政党は旬を過ぎた」と申しましたし、その考えは概ね変わりありませんが「彷徨える保守票」を参政党が上手く掬い上げたのは紛れもない事実です。都民税五割減は元より、躊躇うことなく「日本人ファースト」を全面に出したのも現下における状況では追い風になったに違いありません。

    決して党員やサポーターになることはありませんし、合わない点は全く合わないのですが、参政党の動向は辛抱強く注視していきたいと思います。少なくともこれほどまでに自民党に逆風が吹く中で1つも議席が獲得できなかった文字通りの「ゴミ政党」に比べれば遥かに存在価値はあるはずです。

  4. ナポレオン・ソロ:

    250624―1都議選は地方選挙でも、国民の支持動向を観るに最適
    遠藤さんお早う御座います ソロです。
    選挙人の数と言い、参加して居る政党の本気度と言い、正に、7月の参院選の前哨戦と言って良い選挙でしたが、結果は、遠藤さんの緻密な面迄予想通りでしたね。 まぁ私は左翼・極左のみならず、ポピュリズムを誤解している浮動層が多い、東京都にはあまり関心が無いし、小池の婆さんもソロソロ引き際の潮時でしょう。

    固より彼女が示したパフォ-マンスの強烈さとは裏腹に、国民へのアピ-ルのメッセ-ジの内容自体に、施策と現実の乖離他、曖昧模糊とした処が多く、都政を進める裡に次第に「可もなく不可も無い」程度に収まりそうなのは、首都圏で起こって云う外国人問題の深刻さからすれば、僥倖であったと言えますね。

    地方政治と国政とでは、遠藤さんも指摘している様に提起される問題自体の質や震度が異なっているので、小池氏と同じく国政からの転向組である元都知事の故石原慎太郎氏の都政は、些末的な話を、東京都の大量の下水処理と言う根本的な問題の解決に充てたという意味で、或る意味ラッキ-でした。

    だが、小池氏にも、1300万都市東京の台所である永年の中心だった築地から豊洲への移転と言う大きなイシュ-が端からありましたが、移転は出来ましたが、之を上手く処理出来たとは必ずしも、言えなかった処に、彼女の躓きの発端で「緑の党ブ-ム」で盛り上がった人気も萎んで終ったのは、慙愧の至りだったでしょう。

    固より、彼女は兵庫県西宮市の出身で、エジプト留学を経て、ニュ-ス・キャスタ-としてTV デビュ-した人なので、其の美貌と知性的な話しぶり、と言った他の政治家が望んでも得られない様な得点に端から恵まれていたので、若干驕った処がありましやね。

    確か彼女は私より2つ位年上なので今年73歳に成る筈、恐らく次の都知事選不出馬か最後の都知事選に成るでしょうね。に、しても、日本の政治は劣化を究めていますが、原因はj9位民党と公明党の時流を読む力が無い事だと和田種は思いますね。

    時流が正しく読めないのは、独立自尊の精神が欠落しているからで、単ある事大主義に陥っているのが顕かだが、抑々其の「事大」の判定がハッキリして居ないが、現在の自民党政権の選択肢は明らかに世界の趨勢が目指している改革mとは大きくずれている。

    其れは、共産主義の歴史的評価は既に「19世紀の謬説2尾20世紀100年懸けて社会実験して判ったのは、単独の共産主義国家では、肝心の目的である社会主義に因る社会保障が国民生活を護れる社会は、その原資を稼ぎ出す経済システムなしには実現不可能:」と言う事だった。

    なので、ソ連は途中で資金難に見舞われ、基礎通貨のル-ブるが、国際市場で暴落したから、モスクワ市内のマ-ケットから展示商品が消えましたね、天然資源も農作物生産も世界有数の恵まれた国なのに、国民のモチベ-ションが低い儘だったから、寧ろ当然だったのです。

    之はソ連が、侵略的覇権主義に走って、主に金に成り易い麻酔や精神公用材に使われるアヘンを生産する、ケシ畑がある南アジア~東南アジアの覇権争いで、多くの若年層を含む社会の生産年齢層を失ってしまい、社会のい活力が減退したのが主たる原因です。

    結局指導層が、永いブレジネフ政権嗚後、チェルネンコ、アンドロポフと軍人許理が続いた事は、如何にソ連の政治が軍事中心だったかを示す者だろう、だから、元KGBのゴルバチョフが大統領に成って、グラスノチ矢ぺれすとろいか等、新たな方向性を示す政策を見出した時に葉、やっと試練芋は留学しウだと思った。

    然し、結果は、疑似ク-デタ-に因るゴルバチョフの失墜で、政治の中心が不安定になり、結果ソ連邦解体でしたが、この裏にハ戦前からの建材勢力だったものが地下に潜ってDS=ディ-プ・ステ-ト」と呼ばれるが実存の団体では無く、利益に群がる蠅の様な欧米を中心とした色々な政治集団だった。

    その勢力と戦い始めたのが、嘗ての米国の分厚い中間所得層で、80~00年代の約30年間に、生産工場の海外移転で解雇され、零落した白人層だった、現在の副大統領のFDヴァンス氏も、其の集団の出自であるのが象徴的だ。

    詰り世界の時流は、実現不能な共産主義だけでなく、行き過ぎた功利主義的政治や経済に於ける驕り昂った施政に猛反発しているのですが、日本の現政権は之を感得出来無いザマだから、国民が失望しているが、他方、モぅ共産主義は終って居rますからね。

    国民に与えられた選択肢に、決定的なモノが無い盧が実情、三政党の勝利は、その端的な現象だと言う他は無い、此の侭の状態で産インセインや衆院選に突入すれば、結果で大混乱が予想されますね.勿論、旧政治勢力は大幅に減数が予想されるが、票を伸ばすのはごく一部の保守背う力だけで、後は、組織票が予想ですがね。

    私は、この1ヶ月足らずで大きな「どんでん返し」が起こりそうな気がしていますが、ドゥ転ぶかは判りませんが、皆があっけにとられる様な事態が起こって、選挙にも大きな影響が及ぶが、疎⁰おの影響の発信源は多分海外だと思いますね。