だから江藤も森山もバカなんよ
以前から指摘していますように江藤拓農林水産相(宮崎二区)は、偉そうなだけで政治家としての能力がほとんどありません。それは、父親の江藤隆美元衆議院議員(平成十九年没)も同じであり、恐らく議員生活の後年に偉そうだった父親を見て倣ったのでしょう。
もともと隆美氏は小作農の子ですが、長男の拓氏はそれに触れたことがありません。お米のありがたみも何もわかっていませんから、お米の価格高騰に疲弊し始めている私たち国民の暮らしに一切関心がないのです。
政治家たるものは、必ずしも自らが貧しくして貧しい者の気持ちがわかるということでは何の役にも立ちません。仮に自らは高貴な家紋の出で裕福に暮らしていたとしても、貧しい者の気持ちがわからねばならないのです。
人が「はたらく」というのは、職種を問わず須らくそういうものですが、江藤氏には政治家に必要な想像力が致命的欠落しています。このような者に、国民の危機を想定する食糧安全保障政策など決して任せてはおけません。
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おまけに江藤氏は二月二十八日、衆議院予算委員会分科会で、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(食糧法)について問われた中、価格の安定は「書いていない」と四回も繰り返しました(産經新聞社記事を参照)。法律の正式名に「価格の安定」とあるのに。
食糧法もまともに読んだことのない国会議員が法や予算を審議できますか? 国会は、法と予算を審議する立法権力であり、それに基づき組閣された行政権力の各責任者(担当大臣)が自衛官を「もの」と言ったり、国民食の安定的供給もできないようでは、さすがに「自民党解体」と言われても仕方がありません。
それほどまでに堕ちた自民党の幹事長が森山裕氏(鹿児島五区)なのも、国民的不信に拍車をかけており、岸田文雄氏や石破茂氏らと共に「存在自体が害悪」と言わざるをえません。
自衛隊員宿舎を「廃棄物の山になど建てるわけにはいかない」というのは、まことに森山氏の言う通りですが、鹿児島県西之表市下西校区の建設予定地が旧塵芥処理場だったというのは、まず市役所が把握していたことであり、防衛省にそのような土地を提示した西之表市の不作為を指弾する必要があります。
その上で、ここは森山氏の選挙区でしょう。南日本新聞社の記者だった山中貞則元通商産業相が死去した後の鹿児島五区を譲り受け、八回も当選を重ねながら地元でこの不始末は何事ですか。
これは、地元選出の国会議員として全く調整能力を発揮してこなかった、或いは自衛隊基地整備に関わってこなかったことを意味しています。それを今さら自衛官の生活環境を憂いても遅いのです。
廃棄物だらけの土地を民間に高値で売りつけた例と言えば、かの森友学園の新小学校建設地が思い浮かびますが、財務省理財局と国土交通省大阪航空局と大阪維新の会によるインチキという悪質性と、西之表市が平然と防衛省に廃棄物だらけの土地を候補地に提示し、政治がそのことに全く気づかなかったという悪質性は、また別のものでしょう。
自衛官を何だと思っているのか、私たち国民を何だと思っているのか、これらの問いに真っ当に答える能力のない現政権には、一刻も早く退いてもらいたい。