比例の「自民票がない」事態

皇紀2684年(令和6年)10月24日

高市早苗氏、支持者の自民党離れを危惧 投票呼び掛けも「高市さん応援しても自民党には失望」の声が続く

 自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が19日、自身のX(旧ツイッター)を更新。今回の衆院選(27日投開票)に向け、総裁選で自身以外の候補者を応援した自民党公認候補者への投票をしないという声があるとして、同党への投票を呼び掛けたが、リプ欄には高市氏は支持しても現在の自民党は支持できないという声が相次いだ。…

(よろず〜ニュース|デイリースポーツ)

 先の自民党総裁選挙の結果が出て以来、誕生してしまった「岸破森政権」を徹底批判し続け、従前より石破茂氏(新首相)を「政策など何もない」「ただの自民党評論家」「報道権力が言う国民人気も実はない」と申してきた通りに陥った今日の顛末を「だから言わんこっちゃない」と申すほかありません。

 とんでもなく誤った選択をしてしまった自民党に対し、極めて厳しい声が私たち国民の中から上がっています。十五日記事で列挙したように、特に岸破森政権を誕生させた自民党公認候補を「引きずり降ろしたい」と考えている国民、いやそれどころか党員・党友でさえそうした選択をする方が多いのではないでしょうか。

 第五十回衆議院議員総選挙に於いて、選挙区に当選させたい自民党公認候補、または岸破森政権に非公認にされた自民党系候補がいれば投票するが、岸破森政権が重複立候補外しをやったがために比例代表は、参政党か日本保守党に投票するという「自民党支持者」がかなりいます。

 これまで保守層の議論の対象となった「参政党の内紛」や「日本保守党の飯山陽女史に対する悪態」が彼らの念頭にあったとしても、岸破森政権を一瞬で叩き潰すべく「今回は自民党に入れない」という選択が噴出するでしょう。

 それと同じことが起きたのが旧民主党政権の誕生でした。三代続いたそれは、東日本大震災の対応を始めあまりにも酷かったため、安倍晋三元首相が「悪夢のような民主党政権」と表現して私たち国民の共感を得ていたのです。

 ところが、これを厭味ったらしく批判していた自民党評論家の石破氏は二十二日、愛知県豊田市内で開いた集会で全く同じ表現を用い、凋落する自民党に対して議席を増やしそうな立憲民主党を牽制しました。

 総裁選以降続いてきた石破氏の「変節」も、ここまでくれば「恥ずかしくありませんか?」と聞きたくなる始末で、あれが口を開けば開くほど自民党が票を減らし、ともすれば本当に立民の議席を大幅に増やしてしまうかもしれません。それこそ悪夢の再来です。

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 ■高市早苗をご支援頂いた皆様ありがとうございました-自民党奈良二区青年局

 そうはさせまいと奮闘しているのが高市早苗前経済安全保障担当相であり、総裁選で石破氏に転んだような候補者でも、要請があれば「仲間の議席を守る」べく全国を走り回っています。次を見据えた堂堂たる活躍です。

 自民党が選択すべきだった「高市首相」になっていれば、恐らく野党と報道権力が扇動してきた「裏金議員」騒ぎについて、岸破森政権のような対応はしなかったと思われ、よって左翼・極左から猛批判を浴びたでしょう。

 しかし、九日記事でも申したように左翼・極左は、初めから自民党になんぞ「死んでも」投票しません。ですから彼らにいくら叩かれても、目下のような自民党の苦しみも、投票する保守層の苦しみも発生しなかったはずです。

 「高市さんは支持するが自民党は支持しない」という声が大きくなっている現状を、選挙結果が出た後に自民党がどう考えるのか、岸破森政権を交代させて然るべき結論を出さない限り、自民党は本当に、多くの党員・党友を失います。

 国民のいない国家が成り立たないように、党員のいない政党は成り立たないということを、肝に銘じておくことです。

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『比例の「自民票がない」事態』に4件のコメント

  1. TOSHI:

    私は自民党員ですが、今回比例は国民民主党に投票します。地元議員は高市さんに投票しておりますので、小選挙区は自民党です。良かった地元議員が高市さん支持で。

  2. 波那:

    安倍さんが総裁になった2012年の総裁選をテレビで観て以来、総裁選を今回はユーチューブで初めから観てたんです。で、1回目で高市さんが1位だったので、もう大丈夫と思ってたから石破と高市さんの票数が発表された後直ぐ消して、どうにもこうにも持って行きようのない怒りを抑えられず、高市さんが総理になっていたなら安倍政権の時に出来上がっていた、岸田政権で離れた岩盤の支持層の票が戻って来ていたのに、これでもう戻りませんねと首相官邸にメールしたんです。分かり切っていた事なのに何で分からなかったのでしょうか。Aera.dotの記事でさえ安倍一強と言われて自民党が勝ち続けていたのは岩盤と言われる支持層が居たからだと書いてましたよ。安倍さんが居たら、こんな事にはされなかった、ならなかったの裏切りや見せしめみたいに安倍憎しの背信を見せつけられて何で自民党を支持したいと思えるでしょうか。余りに国民の感情や思いと乖離し過ぎてる傲慢なあの人達。

  3. ナポレオン・ソロ:

    241024-4 本日期日前投票を済ませて来ましたが投票者が押し寄せて居ました
    遠藤さん今日は ソロです。
    本日11時頃、三宮の中央区役所に設けられた投票場で投票を済ませましたが、遠藤さんのご意見と全く同じだったので、小選挙区は昔から顔見知りの盛山正仁氏に、比例区は参政党に投票して来ました。 アンチ自民ちう臭い石破を首相にするなんて、自民党は大きな過ちを犯しましたね、だって、棄民等の岩盤支持層を裏切ったのですから報復は必至でしょう。

    評論家の高橋さんが「自民党は議席を210議席位迄減らすよ、大変ですねと予言していますが、此の人数学が専門なのかどうか知りませんが、予言がかなり正確に当たるので有名だそうで、詰まり、100議席内外は減るだろうと言う「見込み」ですね。 非礼代表の政党名に、自民党と書かず、他の政党を描いた人が多くなるのです。¥

    だから、落選者の大半は比例区の下位の候補者に出ると言う話しで。 重複立候補を認めない候補者もいるので、国会議員職を喪う人も可也りいますね。 彼らは、例えば杉田水脈さんの様に、今回は立候補を諦めて、来年の参院選の全国区に鞍替えする人も、居ますが、何れにせよ比例区のノミネ-トを外された事は、恨みが残るでしょうね。

    恨みが残るのは立候補者だけではなく立候補者を応援していた支持者もうらぎっているのですから、その恨みは伝染病の様に広がりますね。其れが遠藤さんが心配している自民ちうの凋落に拍車をかける要素なのですね。 然も、その数は未知数なのですが、「悪事は千里を走る」と申します。 悪い噂は直ぐに伝わる事の譬えですが、多分そうなります。

    是を食い止める要素って、高市さんがやって居る「全国規模の応援遊説」なので、身体も神経も使い果たしてボロボロでしょう、然もその口から出るのは自分を裏切った自民となのに、自民ちうを宜しくとか、此の若い人達を是非国会にと言って居るのですから、自助言うを知って居る国民は、、少なく共、彼女に悪感情を持つ者はいますまい。

    リ-ダ-に成るのはこうした「下らない勢力争いの結果を恨んだりする」暇が有ったら、斯う言う「自分を活かせるチャンスを掴む事」でしょう。 彼女は其処を企まずして心得ているから「リ-ダ-の資質がある」のです。 之は私の身の認識では絶対に在りません。多くの自民党員や、今回石破にひょを入れて終った銀も、その事二気付いて居るでしょう。

    安倍さんがそうだった様に「ピンチはチャンスの始まり」なのです、彼は雌伏していた6年と言う長い間を持病と戦い乍、自分が何故失脚したのかを所いう際に調べ上げて、、結果世界の裏側を全て知って終った、其処へ麻生さんが民主党政権が裏勢力に不評だから、政権を自民党に戻したいが、是には内紛が遭って、対立勢力は石破に首相をと企んでいる。

    然し、私の姻戚に当たる、ベンジャミンは俺に話を持って来たが、俺はもぅ70歳なので断ったが、10歳下の君なら。声からだから、話に乗ってみないかと、願っても無い話だったが、その頃は、未だ安倍さんを引き摺り下ろしたD ロックフェラ--は無傷だった、から、ためらって居る戸、「不安なら俺が副総裁と財務大臣をやってあげるよ。との事だった。

    明代は石破に勝てるかだったが、石破の牛利建ての9D/Rは、12年の6月に、ロスチャイルドの国際金融資本を、会員除名、財産没収の上永久追放ぬなった、其れでも総裁選では決選ちう票になり、安倍さんが勝った。この直後に、安倍さん崇教真光の秋季大祭に来て、、事情を話してくれました、そして、11月の末に解散して、12月の初旬に選挙ですした。

    必ず買って見せますと、静かな口調でしたが、確信に満ちた言葉で語ってくれました。其れからその後直ぐに株価が高騰し始め、100円前後だった円が、120円までじわじわ下がり、デフレで苦しんで居た日本経済に灯りが戻って、好い兆しが見え始めました.之が有ったので、第二次安倍政権は最長不倒の新記録を樹立する迄続いたのです。

    「時よ時節を待つが良い、待てば海路の日和あり」なのです。 なので高市さんもきっと報われます。其れは「雌伏している時の志が普段と変わらず行動出来るか?」を試されているのです。試験は見事に合格です。 何より、此の自身の逆境をモノともせずせず、皆の為に身を粉にして働いてくれた事で、自民党議員の厚い信頼を勝ち得る事が出来たからです。

    口先の応援なら誰にでもできますが、非音疾うにピンチなのに、自分の事は擲って皆の為位に全国を遊説してくれた恩義を忘れたら、犬にも劣ると言われても仕方が無い、何より支持者が彼女の到来を手を合わせて喜んでいたでしょう、正に市売りの女神だと。

  4. きよしこ:

    >十五日記事で列挙したように、特に岸破森政権を誕生させた自民党公認候補を「引きずり降ろしたい」と考えている国民、いやそれどころか党員・党友でさえそうした選択をする方が多いのではないでしょうか。

    自民党単独過半数割れどころか与党過半数割れも見えてきた情勢調査に照らし合わせれば、むしろ党員・党友こそが誰よりも率先して「石破降ろし」を主導しているように感じます。私は党員でも党友でもありませんが、自分たちの推してきたリーダーが顔も悪けりゃ性格も政策も最低最悪ならば「消えてもらう」以外に選択肢がないのは当然の話です。

    参政党も日本保守党も問題だらけですが、人数だけ多くて一部を除いて役立たずばかりの自民党よりもマシと考える保守層が多いのかもしれません。立憲やら共産やらにはそれこそ「死んでも投票したくない」わけですから。