ぜんぶ露中側についていく?

皇紀2684年(令和6年)6月19日

 十四日記事で「紅い連合」ことBRICSにタイ(泰国)が加盟申請の意向を示していることを取り上げ、東南亜諸国が後に続く可能性を指摘しましたが、それは的中しました。マレーシア(馬国)のアンワル・イブラヒム首相も、中共の李強国務院総理の訪馬を前に加盟申請の意向を表明したのです。

 ■動画提言-遠藤健太郎公式チャンネル(YouTube)

 ここで何度も指弾してきた主要先進七か国(G7)によるウクライナ侵攻(ウクライナ支援)とパレスチナ侵攻(イスラエル擁護)が多くの国ぐにの疑問と反発を招いており、わが国も無批判に米軍主導の方針に追随したため、これらの国ぐにとG7を繋ぐような役割に回りそびれました。

 外交権そのものである「交戦権」を米軍に剥奪された現行憲法(占領憲法)を「憲法」としたままでは、ことほど左様に平和のための自主外交ができません。これのどこが「平和憲法」なのか、私たち国民が今一度考えねばならないのです。

 一方、サウジアラビア(沙国)がペトロダラー協定(原油を米ドルのみで取引する約束)から六月九日の期限切れのまま離脱したように、既に承認されているBRICS加盟へ向けて動き出したように見えます。何かあれば高圧的通貨と化す米ドルに、いわゆる「新興国」が疑念を抱いてきた結果です。

 世界は結局「カネ」で動いているわけですが、BRICSに駆け込む国ぐにのお目当ては、印国なのかもしれません。経済が堕ちた中共に対しても、今のところまだその市場規模に期待しているのかもしれませんが、印国の人口規模と成長力は魅力的なのです。

 十二日記事の最後に「最大の国防は、人口を増やすこと」と申した通り、平成の歴代政権(細川政権の誕生といった混乱も)による無策と予断が少子化を招き、みるみる堕ちていったわが国の国力は、ともすれば大亜州の中の孤立をも招きかねません。

 いわばBRICSは「目先の利益連合」とも言え、印中関係を見ても政治的連動が強固なわけではありませんから、台湾海峡へ中共・共産党人民解放軍海軍が原子力潜水艦を侵入させたように、中共産党の動きが苛烈に傲慢化すればするほど「連合」の持つ政治力は低落します。わが国は何としても、中共という「平和の敵」を許さぬよう最大限努めねばならないのです。

【動画】トルコ艦遭難慰霊碑前で追悼 軍艦来訪に合わせ、和歌山県串本:紀伊民報AGARA|和歌山県のニュースサイト

和歌山県串本町樫野のトルコ軍艦遭難慰霊碑前で10日、トルコの大使館や海軍による追悼式典があった。同町を訪問していたトルコ軍艦「クナルアダ」の乗組員らが参列し、日本とトルコの友好の原点となった遭難事故に思…

(紀伊民報)

 また、トルコ(土国)との歴史的関係を壊そうと、一部の在日クルド人による暴力行為を利用する対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)左翼・極左に、絶対に呑み込まれてはいけません。彼らの背後には、日韓関係を壊してきた「プロ」の北韓(北朝鮮)工作員が助言者としているらしいのです。

 本年で日土関係百年の始まりとも言える和歌山県串本町に、土国軍海軍艦「クナルアダ」の乗艦軍人たちがわざわざ立ち寄ったことからも分かる通り、両国の先人たちへの深い敬意と感謝、哀悼の意を決して忘れはしません。クナルアダは東京港から現在、広島県の呉港に寄港しています。

 「土国が悪いので日本に難民申請したい」だの「クルド人をトルコ人と表記」する手口だので日土関係の混乱を演出している対日ヘイト左翼報道やSNS上の配信には、十分お気をつけください。

スポンサードリンク

『ぜんぶ露中側についていく?』に2件のコメント

  1. 日本を守りたい:

    埼玉県川口市で昨年7月、クルド人約100人が市立病院周辺に殺到した騒動のきっかけとなった殺人未遂事件で逮捕されたクルド人男性(25)が強制送還後、今年5月に再入国し、いったん川口市内に滞在した後、再び強制送還されていたことが19日分かった。2度目の入国の際は入管施設で「帰りたくない」と叫んで暴れるなどし、送還時にはクルド人仲間ら約20人が集まる騒ぎもあったという。

    「救急車を呼べ」所持金は7千円

    今月10日に施行された改正入管難民法は、難民認定申請中の強制送還停止を原則2回までに制限するなどしており、入管当局による法の厳正な運用が焦点となっている。

    入管関係者によると、男性は2013年にトルコから短期滞在の査証(ビザ)免除措置を利用して来日。2回目の難民認定申請中だった昨年7月、クルド人同士のけんかに関与し他の6人とともに殺人未遂容疑で逮捕された。さいたま地検は9月、7人全員を不起訴処分とし、男性は11月に強制送還の処分を受け自主的に帰国したという。
    ところが、今年5月9日、男性を支援する日本人弁護士から東京出入国在留管理局(東京入管)に対し、男性の上陸許可を求める要望書が出され、男性は同じ日にビザ免除措置を利用して羽田空港へ到着した。要望書は「殺人未遂事件で負傷した右腕の治療とリハビリを日本で行いたい」「病院の未払い金200万円を支払いたい」などとし、滞在期間を1カ月としていたという。

    ところが、実際の所持金は7千円しかなく、東京入管が上陸拒否したところ、男性は床に寝そべり「帰りたくない」「救急車を呼べ」などと叫んだため、羽田空港内の入管施設へ収容した。

    男性はさらに、施設内で食事を拒み、脱水や低血糖の症状が出たことから、東京入管は施設への収容を一時的に解く仮放免を決定、男性は川口市内で再び生活することになった。ところが、東京入管が病院に問い合わせたところ、「治療は不要」との回答だったため、あらためて強制送還手続きを進めることになったという。

    「すぐにまた来る」「弁護士やマスコミ連れてくる」

    男性は今月5日、仮放免者に義務づけられた手続きとして東京入管へ出頭。その場で強制送還を告げられ、同日夜のトルコ航空イスタンブール便に乗せられて送還された。入国警備官が付き添うなどし、帰国費用数百万円は税金を原資とする国費で賄われた。

    その夜、川口市内などに住む仲間のクルド人ら約20人が東京入管を訪れ、強制送還に抗議する騒ぎが発生、駆けつけた警察の注意で解散したという。

    男性は「すぐにまた来る」と話しており、日本に滞在する男性の家族も「すぐに再来日させてやる。弁護士やマスコミを連れてくる」などと話していたという。

    出入国在留管理庁幹部は「根本的な問題はトルコとのビザ免除措置が維持されていること。不法就労や犯罪の当事者だった外国人が、航空券一枚で簡単に日本へ来られる現状が変わらない限り、こうした国境越えのおきて破りはまた起こり得る」と話している(ここまで 産経新聞サイトから引用。)

     私は何度も繰り返し書いて来た、「国家権力の目的は、使命は、法と強制力によって 正義の秩序を実現し、それを守る事である」と。だが、日本政府には、その使命を果たす意志が無い。あたかも、少しは意志が有るかの如くに偽装する「アリバイ作り」のために、いくらかの「業務」は やっている。目的を果たすという成果からは ほど遠い。だから、日本国の社会秩序は、内外の反日勢力によって実に容易に破壊されてしまっている。私は、怒りを禁じ得ない。

  2. 波那:

    トルコと言うのは遠い昔のエルトゥールル号の救助の事を忘れず遥か遠方の日本を思ってくれる不思議な国ですね。トルコでは教科書に載せて教えていたと言われてますが、だからイラン・イラク戦争の時に、まだ自衛隊機を海外に派遣出来ず自国民を救いに行くことさえ出来なかった日本の代わりにパイロットが決死の飛行で救いに行ってくれたり、どこかで読んだのですが朝鮮戦争の時に国連軍に参加したのも日本を共産主義化させたくないと言う思いで来てくれたとか、殆どの日本人が知らなかった事ばかりです。トルコはエンタメ産業が盛んな国でユーチューブには英語字幕付きでイスタンブールが舞台のテレビドラマを大量に出していて世界中からファンを集めていて観るようになってから徐々にどんな国かを知るようになりました。ボスフォラス海峡を境に東西の文化が交流しヨーロッパでもアジアでもない、イスラム教の国でありながら世俗化していて服装は自由で、髪の毛も全身も被う衣服の女性も居るし大胆に肌を露出した洋服着ている女性も居るしエキゾチックで魅力的な文化の国です。また軍人と軍隊が敬愛されていて他の国では、これが当たり前なのだと教えてもらいました。

コメントをどうぞ