中国のメンツどんどん潰せ
やるじゃないか、外務省。中共は以前、わが国とシンガポール(星国)とブルネイ・ダルサラーム(文国)に対して十五日以内の短期滞在査証(ヴィザ)の免除を実施していましたが、武漢ウイルス(新型コロナウイルス)狂乱で停止したのち、星文両国には再開したものの、わが国には停止したままでした。
だからこれでいいのです。いっそすべての旅行代理店の査証申請手続き権を剥奪してしまいましょう。
これで中共国内は、もともと訪日のつもりがない一部の対日ヘイトスピーカー(憎悪差別扇動者)はともかく、それでも靖國神社器物損壊・侮辱事件を起こしにわざわざ訪日した薫光明容疑者に対する非難の声が高まっているようです。
この事件を扱った最初(二日記事を参照)から、中共・共産党がこの男の行動を「褒められたものではない」とするであろうことは分かっていましたが、これでますます「日本に面子を潰された」と感じるでしょう。それは、中共産党が最も嫌がることなので、本当に薫容疑者を始末してしまうかもしれません。
査証停止、いい薬です。
しかし、連日のように沖縄県や鹿児島県近海を徘徊する中共産党人民解放軍海軍の補完部隊・海警局の動きは、明らかにわが国を恫喝するものであり、領海を侵犯までしたのは本年、これで十九回目でした。
沖縄県石垣市尖閣諸島を強奪しようと企む中共は目下、旧新南群島のスプラトリー諸島をめぐってフィリピン(比国)を脅し、暴力をふるいまくっていますが、これに外務省が懸念を表明しただけで「おどれらに関係ない。話に入ってくんな」という主旨の報道官談話を在日中共大使館が発表しました。
これで中共は、平和を乱す好戦的存在であることを自ら示したようなものです。私たち国民が本当に平和を希求するなら、絶対に中共を許してはいけません。
十九日記事の冒頭で述べたマレーシア(馬国)の動きは、そのまま南支那海問題にも波及しました。比国が酷い目に遭っているのを尻目に、馬国のアンワル・イブラヒム首相は昨日、中共と二国間で問題の解決を話し合うという李強国務院総理の提案に応じたのです。
これまで東南亜諸国連合(ASEAN)一体で取り組んできたものの、馬国にすれば加盟国の中で温度差があり、中共にすれば「東南亜は中共の敵」という構図が気に喰わず、両者の思惑が一致した結果でしょうが、間違いなく馬国は中共に吞み込まれてしまいます。馬国は、まんまと中共の口車に乗せられ、とんだ決断をしてしまいました。
一方わが国は、南支那海上の海上交通路(シーレーン)を失うかもしれません。海洋法に関する連合国(俗称=国際連合)条約は、比中双方の訴えに仲裁裁判で、南支那海の大半を「公海」と認定しており、各国の海上輸送等に中共が出しゃばることを認めませんでしたが、これを連合国の常任理事国に入れてもらっている中共が「紙屑だ」と投げ捨てました。
うまく馬国を騙し、比国を脅しあげて黙らせ、台湾を併呑してしまえば、中共の暴力外交が猛威を振るうのは目に見えています。ヴェト・ナム(越国)もインドネシア(尼国)も、そのうち南支那海問題で沈黙を余儀なくされるでしょう。
英連邦豪州の東海上を通る別の交通路を確立しなければならない日が来るかもしれません。わが国企業も行政も、それが嫌なら「日中友好」などという幻を丸めて今すぐゴミ箱に捨てることです。