日朝極秘接触の惨めな展開

皇紀2684年(令和6年)6月17日

慰安婦問題「最終結論」韓国の朱益鍾博士、虚偽を広げた人に「責任をとってもらいたい」

『反日種族主義「慰安婦問題」最終結論』(文芸春秋)を出版した韓国の朱益鍾(チュイクチョン)博士(経済学)が15日、東京都内で講演し、慰安婦を巡る「強制連行」や…

(産經新聞社:産経ニュース)

 わが国と北韓(北朝鮮)との極秘接触が先週報じられました(夕刊フジ|産經新聞社記事を参照)が、何者たちが韓国の中央日報社に情報を漏らしたのかはともかく、四月十二日記事で申したように岸田文雄首相側と北韓側との交渉は、岸田首相がグズグズしているうちにお流れになっていました。

 これを聞いた時には、岸田首相のことを「決断力のない、情けない男だ」と思ったものです。では今回、思い直した岸田首相の指示で動いたのでしょうか。

 ■動画提言-遠藤健太郎公式チャンネル(YouTube)

 どうやら首相官邸の指示とは全く別の人脈で、北韓と極秘接触したようです。モンゴル(蒙国)の首都ウランバートル市へ赴いた「有力な家柄出身の政治家」は、さすがに現段階で明かせませんが、外務省も当然把握している今回の接触がいわば政府外交ではないことを意味しています。

 つまり、「八月訪朝」などと報じられる昨今、岸田首相がこれを実現しうる可能性は現状、低いと言わざるをえず、内閣支持率がとうとう十六%台(時事通信社調査を参照)にまで堕ちたため、支持率回復を目指す動きとして極秘接触に及んだのかと思いきや、どうやらそうではないのです。

 北韓が接触に送り出したのは、外交当局ではなく対外工作機関である偵察総局外貨獲得関係者ら三名とされており、ともすれば北韓側がわが国政府に「急がせよう」と韓国の国家情報院に情報を漏らして記事を書かせたのかもしれません。通常、外交交渉を漏らす当事者は信用を失い、もう片方の当事者に袖にされるのですが、政府外交でもないし、岸田首相にそのような「度胸はない」と感づかれたのでしょう。

 国情院がわが国と北韓の接触可能性に注視していたのは間違いなく、いずれにしても北韓の金正日前最高指導者が犯した拉致事件の全面解決はどこへ行くのか、という交渉の大前提を置き去りにはできません。被害者とそのご家族を見捨てることは、私たち国民の生命も安全も「政府の知ったことではない」と認めるようなものです。

 徴兵経験もない吉田清治氏らの作り話(慰安婦の強制連行)に目をつけた朝日新聞社と北韓によって、日韓両国でバラ撒かれた対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)は、そのまま「反日」を生み、数十年にも及ぶ「反日」がこの十五年ほどで「嫌韓」を生みました。

 これに毅然と対応せず、事実無根の事柄に何度も謝罪するに及んだ政府は、やはり私たち国民の安全を脅かしたのです。令和元年六月十七日記事で指弾した「日本が韓国を裏切った日」も、北韓に「日本はどうにでもなる」と思わせてしまいました。

 その結果が拉致事件であり、日韓関係の破綻だったのです。北韓工作員の激しい「反日工作」に浸りきった日韓両国のいがみ合いを、北韓と、今や中共がほくそ笑みつつ見下ろしています。悔しいではありませんか。

 これに決死の抵抗を試みた安倍晋三元首相でさえ、すべて問題の解決には至らなかったというのに、岸田首相の態度はいかがでしょう。自ら何もやろうとしていません。日韓米関係の修復に苦労している韓国の尹錫悦大統領の姿が彼には見えていないのでしょうか。

 それも文在寅前大統領のような北韓工作員のせいで、言うなれば「無駄な外交コスト」がかかっているようなもので、日韓両国は、今後もう二度と北韓の「反日工作」を信じても、まんまとやられてもいけません。

 北韓との事前の事務方交渉で、こうも右往左往していること自体がもう既に「やられている」のです。

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『日朝極秘接触の惨めな展開』に1件のコメント

  1. ナポレオン・ソロ:

    240617-2 拉致問題が発生した当時の日本の内閣総理大臣だれだ?
    今晩はソロです。

    日本が北朝鮮と接点を持たねばならない事案とは拉致問題以外に見当たりませんが、発生から既に50年以上経っているのに、日本が重い腰を上げたのは、20数年前と記憶していますが、其れなら発生から30年以上も経っているわけで、対応が遅すぎ。

    一口に30年と言うが、亡くなっている人も当然いるし、向こうで家庭を持ったりしたら、日本に帰れませんね。だから、被害者の家族が早くから政府に訴えて、調査や政府間交渉を頼んで来たのに、政治家は一体何をやって来たのか? 国民の生命財産を守るのが国の使命である、ならば、三権の一つである国会議員たるは先頭を切って本腰を入れるべきだ。

    所がそれを進んでやったのが、当時40代中盤の安倍晋三氏だったから驚く、彼以前の政治家は、国家の使命をもしかして知らないのか? ひょっとすれば、それ以上に大切な使命があり、それに懸かりだったとでも言うのか。呆れてものが言えませんね。之なら、国民が国を守る事を真剣に考える事は無理ですね。❔

     戦後のGHQ主導の伝統に本を破壊する教育は、まんまと成功して、歴史は単なる大学受験の際のオマケの様な必須科目ですらなくなっている。斯うした教育で愛国心など育つものか、まぁ、学校で教える側も、戦後教育しか経験がないので、多くは望めないのだが。

    だが此処で彼ら教師・教育関係者に言いたい。貴方たちの周りに居る子供達は社会の、否、人類の宝なんですが、それは子供が未来そのものだからなんですよ。確かに教師も人間なので、人権はあるのですが、任された仕事を身命を擲ってでも使命を果たすから、きょいうしは昔から「先生」だったし「聖職者」として、日本社会では尊敬されてきたのです。

    其れが、自身の権利の為に、組合活動に現を抜かし、専従ともなれば、教師とは名ばかりの、共産主義の活動家じゃありませんか? そんな貴方方に、同じ共産主義を名乗り、テロ行為で世界の平和を脅かしている北朝鮮の拉致行為を批判するなんてお嗤いでしかない。

    人類の宝の子供を暴言で自殺に追い込んだり、女の子の裸ウを盗撮したり、果ては、高学年の女の子に性行為を強要したり、聖職者の名前が泣きますね。日本人が劣化しているから、北朝鮮如きに、舐められっ放しになるんです。教師はそのひっとうです。

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