ネパールが台湾を蹴る理由

皇紀2675年(平成27年)4月28日

 http://www.sankei.com/world/news/150427/wor150427……
 ▲産經新聞:【ネパール大地震】ネパール政府、台湾の救助隊「断る」 中国に配慮か

 ネパール(涅国)中部で発生した大地震で、首都カートマンドゥを中心に死者が四千人を超えました。負傷者も七千人を超え、世界最高峰のエヴェレストでは大規模な雪崩が発生し、日本人二人を含む十九人が死亡、七十人が負傷しています。亡くなられたすべての方に衷心よりお悔やみを申し上げ、被害に遭われたすべての方にお見舞いを申し上げます

 日本赤十字社:2015年ネパール地震救援金を受け付けます

 わが国の国際緊急援助隊の救助チームは本日、涅トリブヴァン国際空港の混乱が著しいため隣の印国から現地入りするそうです。涅国観光では特にカートマンドゥとポカラが有名ですが、カートマンドゥは喧騒と混沌の街であり、ゲストハウスの多いタメル地区は道幅が狭く建物が密集していたことで相当の被害が出ています。また、ダルバール広場(旧王宮広場)はほぼ壊滅してしまいました。

 【オピニオン】東宮批判に隠された陰謀(新聞『アイデンティティ』平成二十四年八月一日号掲載)でも申したように、涅国で平成二十年五月に王政が廃止された背景に涅共産党毛沢東主義派の革命活動があり、平成十三年六月の国王暗殺事件は多くの謎に包まれたまま、国民に不人気だったギャネンドラ・ビール・ビクラム・シャー・デーヴが国王の座についたときから中共による王室解体工作が仕上げの段階に入りました。その結果、涅国は王室も王宮も失ったのです。

 涅政府が台湾の救助隊を拒否したのは、中共への「配慮」などという程度ではありません。中共共産党が掲げる「一つのナントカ」と一体の方針を示しているのです。先日の日中首脳会談がなければ、わが国の救助隊にも同じ対応だったかもしれません。

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