伊プラダが中共企業に抵抗
伊国を代表する高級ブランドの1つ「PRADA(プラダ)」が、中共で格安ブランド品販売を手掛ける「フォックスタウン」(総裁=陳強氏)に買収されることだけは何としても避けようと抵抗している、と中共の経済観察報が報じました。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=43663&type=1&p=1&s=no
▲レコードチャイナ:中国人に買収されれば品質・格式が落ちる=伊プラダが買収提案に強硬に抵抗?中国紙
プラダは現在、ユーロ危機によって経営が悪化していますが、よもや中共人民に買収されては「品質や格式が落ちる」と思っているようです。現に、この陳総裁はプラダの低価格品生産を目論んでおり、一方で中共市場の高まりつつある潜在的消費能力を誇示しています。
仮にも或る日本企業がプラダのような態度を明確にすれば、ほぼ間違いなく「偏狭な島国根性」「差別」と叩かれるのでしょうが、伊国や仏国の高級ブランド品が「メイド・イン・チャイナ」になるのはともかく、品質やブランドコンセプトまで中共人民の感覚で運営されることには、欧州人のみならず日本人の抵抗もあるでしょう。恐らくプラダに対する私たちの購買意欲は著しく減退します。
昭和40年代ごろまで、やはり「メイド・イン・ジャパン」も欧米で軽視されていました。いわゆる敗戦国の製品というだけで彼らの購買意欲をそそらなかったのです。しかし、産業革命を起こしたのが英国・大量生産に成功したのが米国・さらなる製品の小型化や精密化に成功したのが日本という国際認識を得て、日本企業は絶大なる世界的信用を勝ち取っていきます。皆様、今一度この誇りを思い出して下さい。
そこで中共はどうかと申せば、欧米や日本の製品を「パクる」のが中共というのがほぼ共通した国際認識であり、ちょうど3年前の石景山遊楽園(せっけいざんゆうらくえん)をめぐる騒動はそれを象徴していました。
▲【NEWS】石景山遊楽園(China)≠DisneyLand
中共北京市石景山区営の遊園地が、堂々と米ウォルトディズニー社やワーナー・ブラザーズ社の著作物を無断使用し、これを否定して開き直るさまは、私たちを呆れさせたものです。特にディズニー社に訴えられてこれらを撤去したのち、今度はまるで「どうせ日本人なんぞに文句は言わせない」とばかりに日本のアニメーションなどの著作物を無断使用し始めました(現在はいずれも撤去済み)。
ときに、かつて存在した奈良ドリームランドや横浜ドリームランドと本件を同一視し、そうまでして日本人がなぜか中共を庇おうとする論述も散見しましたが、松尾國三氏はあくまでディズニーランドの日本誘致を目指し、ウォルト・ディズニー氏本人が無償でノウハウを提供しています。相互の意志が行き違いを起こしたため、結果としてはうまくいかず、東京ディズニーランドの開園(昭和58年)を遅らせる要因にさえなりましたが、最初から無断使用のうえ開き直った中共人の行いと決して同じではありません。
この東洋に於ける日本人と中共人の決定的な違いに、欧州各国の人々はもう気づき始めているのです。安い労働力を売りに、世界の下請け工場という地位を担ってきた中共は、その下請けの隙に技術を無断で模倣し、富み出した彼らの労働賃金はジリジリと高騰し始め、いよいよ人民元の切り上げは段階的にであっても避けられない情勢に突入しています。
つまり、大した技術力と独創性を持たない人民を置き去りにして、もはや中共は世界の下請け工場という地位を失い始めているのです。それで彼らは何を買うのですか? では韓国のように、同じ「日本製品のパクり工場」として、例えばサムスン電子が日本のソニーやパナソニック、シャープよりも世界テレビ市場に於いて優位に立ったようなことが中共でできるでしょうか。そのためには、あまりにも共産党の現政策はいびつです。
とはいえ、私たちにとってこれらの話は他人事ではありません。ウォークマンを作ったソニーが米アップル社の「iPod」に、電子手帳の優れた液晶技術を持っていたはずのシャープが「iPad」に先を越されたのは、ソフト力の著しい弱さでした。これはサムスンやLGも同じ弱点を抱えており、彼らより先に日本が抜きに出なければなりません。ところが、世界DRAM(半導体メモリ)市場でも日本企業は置き去りにされるがままです。
日本は、今さら安い労働力を売りにするわけにはまいりません。私たちの暮らしぶりを見回してみて下さい。だからこそ、技術力と生産力、そして独創性を育む教育の再生は、何よりの景気回復策です。昨日記事の最後にも書きましたが、幼児期のうちに自然に触れて本能を鍛えることは、考える力を育てます。その力こそが、再び強い日本経済に求められているのではないでしょうか。実際、瑞国(スウェーデン)は教育再生で経済を建て直したのです。
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自前の憲法が暮らしをよくする!
皇紀2670年(平成22年)7月14日 10:37 AM
日本人のモラルの再構築「日教組」破壊と「教育勅語」の採用が必要、人間からモラルを排除すれば、動物より「強欲」な只の生き物自分の都合だけしか考えない、最悪の政治家が、官僚が、国民が大量生産されるだけ、救いが少子化と笑って居られません。
皇紀2670年(平成22年)7月14日 9:32 PM
少々高くても国産の品物を購入する気があれば、いいんですが、安売りに飛びついたり、安ければいい、みたいな風潮を何とかしなければ、ならないと思います。といっても既に焼け石に水状態ですけどね(笑)自分だけでもなるべく国産品を購入するようにしてます。政治家を糾弾する前に我々国民にも責任はあるんじゃないでしょうか?