トヨタがマスコミに注文!
国際蹴球連盟世界杯(FIFAワールドカップ)ですが、わが国代表と引き分けの末にPKで勝利したクロアチア代表は、韓国代表を4-1で破ったブラジル代表ともPK戦にもつれ込み、見事に勝ってのけました。
ゴールキーパーのドミニク・リヴァコヴィッチ選手は、これで世界杯新記録を樹立しています。本当にお見事でした。こうなったらクロアチア代表を応援します。
さて、蹴球というのは、そもそも英国労働者階級の遊びに始まり、はっきり申し上げてあまりお品のよい運動種目ではありませんでした。応援に熱の入りすぎた暴徒化集団(フーリガン)を見ても、その起源が知れるというものです。
ところが、世界杯に出場するようになったわが国代表選手たちが使用後のロッカールームを片づけて帰り始めたことから、その紳士的態度が世界的注目を浴びるようになりました。
競技場内を清掃して回る日本人応援団は、欧州的視点で労働者階級そのものに映るのかもしれませんが、そもそも品のない各国応援団の行為をたしなめる効果があったことから、今後蹴球の歴史は、日本から変わっていくのかもしれません。
私たち国民の「我より衆」という民族性は、賃金交渉をほとんどしない現象にも表れているように思います。有給消化や育児休暇申請が進まないのは、他者に迷惑をかけたくないという基本的思考によるでしょう。
しかし、体調を崩す恐れがある場合は、どうか必要な休暇を取るようにしてください。もともと宗教原理主義ではない祭祀の国の私たちに、土曜日も日曜日もなかったのです。必要な分だけ働き、それ以外はお休みしていました。
毎日のように休みなく働いたのは、例えば丁稚奉公の若者たちです。この制度と申しましょうか、労働慣習が現在もなお賃金交渉をしない性質に繋がっているのかもしれません。
大局的には、これを労働投資と見ることもでき、丁稚から独立してのちに財を成したのがかの松下幸之助氏です。松下氏は、社員・従業員を「家族」と語り、数多大きくなった他社の経営者たちと共にわが国の内需拡大(好景気)を牽引しました。
そうした「日本型経営」は、旧大蔵省(財務省)が引き金を引いた内需大虐殺(総量規制という意図的不景気)によって否定されてしまいましたが、よく考えてみてほしいのです。日本型経営に一切の問題があったのではなく、財務省に致命的問題があったせいで国民経済がしぼんだのでしょう。違いますか?
報道権力もこぞって日本型経営を否定しました。そして、世界一「壊れない車」を作る企業と知られるトヨタ自動車の豊田章男社長が指摘している通り継続して社員・従業員の昇給に取り組んできた企業を、確かに報道権力は決して褒めません。
いわゆる「賃上げ交渉」の報じ方も、組合の目標達成に捉われたものでしかなく、よって給与下落・物価下落(デフレーション)の進行を見逃した挙げ句、給与下落・物価上昇(スタグフレーション)を起こしている現状を正しく報じてもいないのです。
組合とは無関係な多くの国民の働く環境になど、もはや誰も関心をもって見つめていません。それがわが国の不景気が三十年以上に及んで今なお続いている原因の一つです。
本気で財務省を批判しない報道権力も、財務省に頭が上がらない立法・行政権力もいい加減にしないと、私たちが我慢を重ねた末に大爆発を起こす民族であることをお忘れですか?
皇紀2682年(令和4年)12月11日 2:04 PM
W杯、ブラジル、スペイン、ポルトガルもPK敗退。何だかもったいない感じです。
欧州では運動能力が一番高い選手がゴールキーパー(GK)に選ばれるという話を見聞きした記憶があります。
PK戦はGK一人の個人的能力の差で決まってしまう可能性が高いので、チームスポーツの決着としてはもったいないと思います。
財務省の官僚は大体東大法学部出身のようですが、東大法学部は確か文系偏差値日本一。
運動能力一番がGKなら、学習能力一番が財務官僚。
GKはゴールを守ることが至上命題ですが、財務官僚は何を必死に守っているのでしょうか。
私の認識では、財政法の4条と5条。
4条 国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。
5条 すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又、借入金の借入については、日本銀行からこれを借り入れてはならない。
法律を守ることを至上命題にしているから、財務官僚は東大法学部出身。
日本国の命運は本当は日本国民のチームプレーにかかっているはずですが、財務官僚の一存で決まってしまっているのが現状。
日本が財務官僚の個人プレーで滅亡する前に、「我慢を重ねた末に大爆発を起こす民族」である日本国民に覚醒して欲しい。