ウクライナ避難で人種差別

皇紀2682年(令和4年)4月23日

 岸田文雄首相には呆れます。昨日の参議院本会議で、武漢ウイルス(新型コロナウイルス)のさらなる変異がどうのこうのと語り、指定感染症(二類感染症相当)指定の五類への引き下げまたも否定しました。

 もう一生騒いでいなさい。国民的信用失墜を招いた日本医師会といい、どこまでも武漢ウイルス利権にしがみつき、しがみつく者の味方しかしない岸田内閣は、既に倒閣工作の対象です。

 効きもしないm-RNAワクチンの三回目接種を政府が事実上強制するせいで、またも職域接種に踏み切った各企業の職場は(接種者は酷い痛みや発熱などで出勤できない)大混乱を繰り返し、未だに「濃厚接触者」をいうものですから、予定した人員配置が狂って困っています。

 いつまで正体不明の「死の感染症」扱いなのでしょうか。一昨年下半期の時点でもう「大したことはない」と分かったはずなのに、外国人はともかく岸田首相のこの方針に納得するなら私たち国民の民度までもどこまで堕ち果てたものでしょう。

 風邪をひいてもインフルエンザウイルスに感染しても、重症化すれば死に至ります。全く怖くないなどとは申していません。それらと武漢ウイルスは、少なくともわが国の感染状況・重症化率・死亡率の点で(武漢ウイルス感染確認の死者数に不明があることを考慮すればするほど)大きく違わないと申しているだけです。

TVに映るウクライナ避難民はなぜ白人だけか──戦争の陰にある人種差別

<国境や駅では人種差別的な対応が横行。「ロシアの非人道性」を強調するウクライナ政府にとって、自国の人道問題で批判されるのは避けたいところだが>…

(ニューズウィーク日本版)

 この話にしてもそうです。露国がウクライナ侵攻に手をかけようという時から私は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領をこそ批判し、彼をそそのかした米民主党のジョー・バイデン大統領を徹底的非難の対象としました。

 侵攻が始まっても「実は加害国のウクライナ」と指弾してきましたが、それはわが国がウクライナに対する同情に溢れ、私も強く願っている反戦非核のうち危険思想活動家に露国批判を主導されるのが目に見えていたからです。

 見事にその通りになり、岸田首相が対露制裁と対露権益維持の中途半端な姿勢で臨んだ結果、わが国は得るものがないどころかあらゆるものを失い始めました。

 実は米民主党バイデン大統領が最も嫌がる侵攻の早期決着にともすればわが国が一役買えたかもしれないのは、千島列島と南樺太を獲りに行く態度を鮮明にし、ウラジーミル・プーチン大統領とやり合えばよかったのです。

 その度胸も(ウクライナ侵攻を止めるための行動ゆえ憲法に抵触しないと抗弁するほどの)知恵もない岸田首相は、繰り返し申してきた深刻なスタグフレーション(給与下落のまま物価上昇)をさらに招き、祖国防衛の手段も見失い、プーチン大統領をただただ怒らせてしまいました。

 ウクライナは、わが国に何を与えますか? 目下同情していることに、のちになって何か恩返しがあると思いますか? 仮にそれがあっても到底間尺に合わないもので、つまらぬ同情と反戦主義によって私たち国民の利益の底が抜け落ち、いよいよ暮らしが成り立たなくなるだけです。

 私たちにもその覚悟がありましたか? 現在「『ウクライナも悪い』は間違い」などとふれ回っている莫迦な自称知識人がいますが、わが国の利益など何も考えていないのでしょう。

 戦禍を恐れて避難する国民にさえ肌の色で分別するアゾフ大隊がネオ・ナチズムを主体とした過激な白人至上主義組織ではないなどと、一体どこの莫迦が主張したのでしょう。

 ウクライナに「同情するふり」で露国に迫りながら、裏では厳しい交渉で日露講和に持ち込むという好機を逃した岸田首相は、プーチン大統領から見て「やっぱり米国の犬」でしかありません。

 ただの同情など、私たちももうやめましょう。

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『ウクライナ避難で人種差別』に2件のコメント

  1. きよしこ:

    安保法案やら特定秘密保護法やらでは国会前に集まってデモという名の馬鹿騒ぎに興じていたあの連中は、5類引き下げへの見送りには抗議しないのでしょうか?安保などとは比べ物にならないほど国民(特に若者)の命を破壊しているというのに。

  2. sana:

    ネットにこんなのがありました。 ↓

    ウクライナ政府公式アカウントが「反ファシズム」広告動画で
    【ヒトラーと昭和天皇の写真を同列に並べて非難】
    https://twitter.com/shin_shr201111/status/1518064322680741888