林外相の訪中を止めろ!

皇紀2681年(令和3年)11月24日

 中共プロテニス選手の彭帥さんが張高麗前国務院副総理との性的関係を暴露し、行方不明になっている件は、間違いなく共産党第十九期中央委員会第六回総会(六中総会)直前に習近平国家主席の一派が上海閥(張前副総理は江沢民一派)を抑えこむためにわざと拡散した結果です。

 しかし、冬季五輪北京大会(北京五輪)の開催に赤信号が灯る事件に発展したことから、習一派が国外向けに「彼女は無事」の官製喧伝工作を仕掛け、まんまとチャイナマネーに喰われた国際五輪委員会(IOC)が愚かにもこれを補完しました。

 ただでさえ旧東トルキスタンのウイグル人大虐殺や、香港特別行政区に於ける言論弾圧に対する国際的非難から、いよいよ各国が北京五輪の外交的ボイコットを検討し始めたところへ、開催そのものの危機が訪れています。

 中共の共産党は、IOCさえ落とせばどうにでもなると思っていますが、この自信は、かつて六四天安門事件に対する国際的非難を緩和させたわが国への籠絡工作の成功体験からくるのです。

 当時のちに短命政権に終わった宇野宗佑首相は、仏アルシュで開かれた主要七カ国首脳会議(G7サミット)の対中非難決議を緩和させましたが、外務省の事前協議はまるで中共の代弁者のようであり、ここから天皇陛下の訪中まで企画して「日本はチョロい」と江沢民主席に完全にナメられて終わりました。

 そうです。中共を助けたところで友好が深まることは決してありません。彼らは、忘恩の徒でしかないのです。

 今ごろ中共は、IOCの連中を「カネさえ掴ませればチョロい阿呆ども」とナメきっているでしょう。味方をして莫迦にされる、それが中共です。

 国際刑事警察機構(ICPO)の新執行部を決める選挙に、中共の公安部幹部が立候補するという全世界の背筋が凍るような行動も、中共がいわゆる「国際機関」をナメている証左と申せます。

 林芳正外相は二十一日、外交部から訪中の打診を受けていることを明かしましたが、媚中の徒がこの機に何をしに行くのでしょうか。

 岸田文雄首相も、基本的には中共に対する危機感がない政治家(広島県日中友好協会会長)ですから、自民党はまた同じ間違いを繰り返すかもしれません。

 以前にも申しましたが、岸田内閣が中共の人権問題を不問に伏すなら、まさに私たち国民の前で虐殺と弾圧を認めることになり、中共に厳しい態度で臨んで初めて私たちは安心して暮らせるでしょう。

 絶対に岸田内閣の媚中を許してはなりません。だから外相に林は駄目だと申したのですが、私たち国民がまず厳しい声を上げ、過ちの繰り返しを止めましょう。

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『林外相の訪中を止めろ!』に4件のコメント

  1. ノンポリではいられない:

     今回の中共プロテニス選手の行方不明事件において日本のメディアでは不倫関係の暴露との報道が多いようですが、欧米では一方的な性的暴行があったとして報道されているとのことです。欧米メディアの中共に対する認識は暴行、奴隷、大量の拘束、拷問、臓器移植を組織的に行っている組織となってきており、選手の安全を考えると本来国際スポーツイベントを開催できるような状況ではないと見ているとのことです。林外相もその辺のところわきまえて訪中するおつもりなのでしょうか。林外相の対応によっては海外から日本はそんな中共の属国・味方と見られてしまう可能性があります。

  2. 自由貿易反対:

    自民党は間接的に自国民を虐殺していますのでなんとも思わないのでしょう。まずは自国民を救えよと言いたい。

  3. 湊昭光:

    仰せの通りです! 同じ間違い起こせない!

  4. ウルトラマンタロウ:

    岸田も河野太郎も目くそ鼻くそと言うことだ!親子2代に亘って、中国共産党のハニトラを味わった林を外相にしたこと事態、間接的にシナ共産党の人権弾圧にくわわったことに他ならない。
    早く、岸田を政権から引きずり降ろすことが必要です!後釜になろうとする林もまた、同じ!