人権侵害制裁から逃げた…
人権外交を政治家の「ドレスアップ」程度に利用させてはいけません。日本版マグニツキー法(人権侵害に関与した外国当局者らに制裁を課す法)の制定を唱えてきたはずの中谷元元防衛相(人権外交を超党派で考える議員連盟共同会長)は、中共がその相手になった途端「一方的に価値観を押し付けて制裁するのではなく、寄り添って問題を解決しよう」などといい出す始末です。
わが国には、あまりにも中共や北朝鮮に喰われた売国奴が多すぎます。平気で国を売り、平然と人権を踏みにじるのです。
冬季五輪北京大会(北京五輪)に対する外交的ボイコット(選手は参加させるが政府代表団は派遣しない)など、わが国には到底無理でしょう。
もし米国がこれを決めた場合、わが国にも同様の措置を求められて果たして、どうする気でしょうか。
岸田文雄首相は、政府としても日本版マグニツキー法の制定を見送りました。
激しい弾圧で大虐殺さえ起きている旧東トルキスタンやチベット、文化侵略が深刻な南モンゴル、自由を制限された香港特別行政区の人びとを、同じ亜州の同胞だか日中友好だかのくせに、私たち日本国民の見ている前で岸田首相は見捨てたのです。
こういうのを人でなしといいます。軽率に中共へ魂を売り、そのつもりもないままに人を売った政治家は、これをよく胸に刻み、そして地獄に堕ちなさい。
日中友好とは何か、わが国の政治家は、これが全く分かっていないのです。媚中・屈中は、ただの隷属を表しており、決して友好ではありません。友好を騙って相手を服従させるような強要を、わが国は他国に対してしますか? しないなら相手にもさせてはならないのです。
どうも岸田政権は、自民党の高市早苗政務調査会長のいうことを聞く気がありません。
外相をやって無能が盛大にバレた茂木敏充幹事長を据えたのも、高市政調会長を抑え込むためではないかという噂が出始めたほどです。
十万円の給付金にせよ、対中外交にせよ、むしろ最初から高市政調会長を怒らせています。
そこへ飛び込んだ竹中平蔵氏のデジタル田園都市国家構想実現会議メンバー起用の報は、自民党の河野太郎広報本部長(新自由主義利権の末端)の政権を回避した意味を根底からなくす最低最悪の措置です。
このままでは、岸田内閣はもちません。早くも次の内閣を考えなくてはいけなくなりました。
軌道修正は、早いに越したことはありません。いうことを聞くべき人と、聞き流すべき人を間違えてはならないのです。
新内閣のご祝儀相場も終わりましたから、来夏の参議院議員選挙へ向けて、岸田内閣に意見していかねばなりません。皆さん、頑張りましょう。