中国、ワクチンで嫌がらせ

皇紀2681年(令和3年)5月28日

 二十一日記事で申したように夏季五輪東京大会(東京五輪)は一気に開催のほうへ流れが変わりましたが、そうと決まったのを確認してから中朝の対日工作機関紙「朝日新闻公司(조일신문사)」の日本語版社説が開催権返上を主張するという「莫迦の様式美(莫迦の世界では美しいとされる常套手段)」には、ほとほと呆れ果てます。

 大会の資金提供社を降りてから主張するならまだしも、いざ始まれば五輪報道に沸くに違いなく、このような手口の悪辣さが朝日の常道であることをすべて国民が認識しなければなりません。

台湾と独ビオンテックのワクチン契約、中国が妨害=蔡総統

[台北 26日 ロイター] – 台湾の蔡英文総統は26日、ドイツのバイオ医薬会社ビオンテックから新型コロナウイルスワクチンを購入するのを中国が妨害していると名指しで非難した。…

(ロイター通信)

 さて、本家の中共は、当然さらに悪辣です。二十日記事の前段で申した台湾に対する中共の手口に関する続報がこれです。

 武漢ウイルス(新型コロナウイルス)をまき散らしておきながら東南亜諸国を最優先に自称ワクチン(どうせただの生理食塩水)を配って見返りを求めていくという汚いことこの上ないやり方に、まず台湾が「偽の善意を示す必要はない」と突っぱね、実はその後、中共国務院台湾事務弁公室が「民進党当局は政治的な私欲のために断った」などといい返してきたものですから、蔡英文総統がこのように反論しました。

 恐らく蔡総統の指摘は、妄想でも何でもありません。世界保健機関(WHO)年次総会への台湾の招待も徹底的に妨害し、本年も台湾抜きで始まってしまいました。

 そのタイミングでの台湾への変異株の持ち込みがあり、これすらも水際対策(航空関係者の隔離体制)が緩んだ台湾の隙を突く中共による破壊工作(テロ)の可能性を疑うべきです。

 ここでは、武漢ウイルスのワクチンを製薬利権にまみれた「遺伝子操作液」と呼称して危険物の扱いにしていますが、藁にもすがる台湾をことごとく邪魔する中共は許せません。

 実はヴェト・ナム(越国)も、中共製自称ワクチンの「有害配給」を拒否しています。その背景には、タイ(泰王国)などと同様に街中の自動車やバイクのほとんどが日本製という越国民が学んだ「中共製は一切信用できない」という事情があるでしょう。

 彼らがわが国との関係を重視し、やたらとわが国へ自国の若者を学びに行かせたがる(武漢ウイルス禍でも日本政府の無策によって入り放題の入国者のほとんどが中共人と越国人である)のも、国産製造に力を入れ始めたからであり、ワクチンまでも目下自国生産に尽力しているといいます。

 文字通り有害無益な中共をサプライチェーンに組み入れないようにする政策は、わが国も可及的速やかに進めねばならないものです。越国のこの姿勢に、財界が中共に汚染されている台湾もわが国も少しは学ばねばなりません。

 朝日や日本經濟新聞なんぞを有難がって読んでいるような経営者には、共産党独裁の贈収賄国家なんぞと組み続けることによる長期的経済損失が見えないのです。同じ共産党一党しかない越国でさえ、いや越国だからこそ気がついたというのに。

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