金門島の台湾人は賢かった

皇紀2681年(令和3年)1月31日

【日曜放談】
 二十七日記事で扱った台湾問題ですが、ここで久しぶりに台湾(中華民国)福建省金門県金門島の名を出しました。

 いわずと知れた昭和三十三年の金門砲戦(八二三砲戦、または第二次台湾海峡危機)で、卑劣極まりない中共の共産党人民解放軍による陰湿且つ執拗な攻撃を受けながらも台湾(中華民国)国軍が防衛に成功した、あの戦争の舞台です。

 ですから金門島は間違いなく台湾の領土であり、中共が自国領を主張する資格などありません。二度と近づくなといいたい。そしてわが国は、もう中共を地図から消して台湾と国交を回復すべきです。

 しかし、たびたび申しますが現在の台湾経済は、ほぼ中共の侵略を受けてしまっています。表向きは台湾企業でも、実態は共産党の指揮下にある中共企業に堕ちたところが山のようにあるのです。その背景には、国民党の馬英九元総統時代の愚策もあるでしょう。

 間抜けなわが国企業も同様で、中共の篭絡に簡単にはまり、長期的展望を持ちえない「自分の代さえ安泰ならよし」の雇われ経営者だらけになってしまいました。その結果が現下の惨状です。

 しかし、この金門島の人びとは偉かった!

 汚い砲弾を浴びせてきた阿呆の共産党軍に対し彼らは、炸薬の代わりに宣伝ビラが詰められた「炸裂しない榴弾」の鋼鉄を拾い集め、金門包丁という世界に名だたる名産品を産み出したのです。

 しかも砲弾一発から四十~六十本もの金門包丁を作れるらしく、まだなお砲弾は使い切られていないといいます。

 いかがです? 阿呆ですね、共産党って。共産党軍がいくら悔しがっても覆水盆に返らずで、台湾人にしたことがいかに罰当たりであったか、天は台湾人を見放さなかったのでしょう。

 いえ、転んでも、転ばされても、ただでは起きないことを学びました。

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