政府と東京都の齟齬、なぜ
これは、おおむね大阪市の橋下徹元市長のいう通りです。今般の特措法は、法の構造的問題を多分に抱えていますが、安倍晋三首相の権限により緊急事態宣言が布告されたことを受け、各自治体がそれぞれ地方の事情を勘案し、休業要請や医療施設化のための用地収用、物資確保の指示を出す、というものでなければなりません。
これを否定するのであれば、そもそも自治体は必要ないことになり、要請する業種を議論する地方議会も不要ということでしょう。そのかわり地方の事情を無視した国会議員の大雑把(必要・不必要がちぐはぐ)な要請や指示に、私たちが首をひねりながらも従わなければならなくなります。
西村康稔経済再生担当相(稀代の莫迦知事がいる兵庫の九区)は、新型コロナウイルス(武漢肺炎ウイルス)対策担当に指名されて以来、ことのほか莫迦げたミスを連発しており、いわゆる「四月一日宣言布告説」を流布した「戦犯」に氏名が上がったため、これを打ち消すべく菅義偉官房長官の著しく間違った発言(宣言を出す必要はない)を誘発してしまいました。もともと西村担当相の軽率な発言がきっかけだったという話は厳然とありますし、東京都の選定に口出しした態度も明らかに間違っています。
しかし、橋下元市長が懸念している現状を生んだ最悪の戦犯は、東京都の小池百合子知事です。
小池都知事が「ロックダウン」などと横文字で「都市封鎖」に言及した勇み足は、安倍首相の決断を鈍らせました。先月二十七日記事で申したように、この時点で政府は宣言布告の準備をしていたにもかかわらず、夏季五輪東京大会(東京五輪)の開催が延期に決まった途端、コイケバカタレガ一人で騒ぎだしたため、特措法で出来ないことを出来るようにいわれてしまった安倍首相側は、まずこの対処に時間をかけてしまったのです。
その結果、都として休業要請する業種をまとめたものさえ、西村担当相みたいな出来の悪い国会議員(まず地元明石市の暴力市長に学校再開を止めさせるのが先だろうが)に頭から否定される展開になりました。対象業種を国会なんぞで議論していること自体が時間とお金の無駄です。
政府も東京都もこんなことをしているうちに、武漢肺炎ウイルスのせいで破産していく中小企業や個人事業であふれかえり、たとえワクチンが開発・承認されて事態が収束しても、わが国経済に立ち直るだけの人も資源も資質も存在しなくなります。
厚生労働省は、厚生と労働の所管として「未曽有のウイルスが原因で破壊された労働環境」を前提とした休業補償の解釈を早急に取りまとめるべきであり、彼らにそれができないのなら、それこそ安倍首相がトップダウンで指示を出さなくてはならないのです。
皇紀2680年(令和2年)4月8日 11:38 AM
救済策が複雑で、役場が「三密」になるのでは?と心配されているようですね。
「一律に現金を配る」という案が一番簡単でよかったのではないでしょうか?
宣言の休業要請、6府県見送り 東京は10日に対象施設公表
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00000200-kyodonews-soci
東京は踏み込んだ「休業要請」を行うようですが、他府県は、実質「休校」と「外出自粛」を継続するだけのようです。
ホテルなどを一棟借り上げ、「軽症患者」用に使うといった各県の判断はよかったと思います。
当初の通り「自宅療養」だったら、家族全員が感染し、第二のダイヤモンド・プリンセスになるところでした。
皇紀2680年(令和2年)4月8日 12:51 PM
>コイケバカタレガ
ニュースを見るとそのバカタレが否応なく目に入る都民です。北海道知事は2月28日からから3月19日までを緊急事態と宣言をしたのに、バカタレは二言目には「国が、国が」と言い続け、責任逃ればっかり。
不要不急の記者会見で「ギリギリが続くとどうなるか」と聞かれ、「ギリギリギリになる」と答えたと日テレニュースが伝えたのを読み、頭が空っぽで自分がどう映るかしか気にしない、1300万都民の生活と暮らしがかかっていると露ほども考えてないことがわかりましたが、産経新聞はそれでも「小池ブーム再び」と書いて、相変わらず小池アゲに余念がない。
それでも7月の選挙では当選確実というのですから、都民の悩みは深い。
皇紀2680年(令和2年)4月9日 5:04 AM
まあ小池氏がひどいのは言うまでもないことですが、都がパチンコやナイトクラブの自粛を求めていたのに対し、国がどうしても認めたくなかったといううわさはどうなのでしょう
何とかしてくれと国に責任転嫁したくなる気持ちもわからないではない。休業補償もろくに提供できないまま民間に言うことを聞かせることは難しい
私はあくまでも政府の責任逃れの体質が招いたものだと思います。知事があんなふうだから、せっついてでもやらせる必要があったはず