河井夫妻なんていらないよ
平成七年一月十七日午前五時四十六分に発生した阪神淡路大震災から、本日で二十五年の月日が経ちました。あの日、あの時、私自身も生まれて初めての大地の揺れに恐怖を覚え、まさか神戸の街が焼け野原のようになるとは思ってもみませんでした。改めて当時の村山富市政権(旧社会党系)の無能を教訓とし、亡くなられた全ての御霊を招魂し、頭を垂れねばなりません。
継続してお読みいただいている読者ならご存じでしょうが、そもそも河井克行前法相(広島三区)というのは、安倍晋三首相の補佐官時代から自民党総裁外交特別補佐に任命されてますます、全く無駄な渡米を繰り返して血税を浪費し続けてきた輩です。
現に私の知る限り米国務省や米国の主要な(政権に影響力のある)シンクタンクも、まるで河井氏の相手などしていませんし、その氏名すら知りませんでした。にもかかわらず本人だけが「日米関係の維持に尽力しているのは自分だ」といわんばかりで、怒りを通り越して呆れると申しますか、もはや見ていて恥ずかしいくらいです。
莫迦ほど外務につきたがるのは、茂木敏充現外相(栃木五区)も同じで、これが駄駄をこねて河野太郎前外相を防衛相へ格下げさせる人事に影響しましたが、その仕事ぶりは以前通り「下の人にきついだけ」で何ら成果がありません。
それでも河井氏は、実に莫迦げたことに選挙には強いわけで、その妻の河井案里参議院議員(広島県選挙区)の昨夏の選挙でもかなりの無茶をしています。カネとモノを大量投下して人心を操作したそれは、もはや選挙とは程遠い代物だったと特筆して過言ではありません。
広島地方検察庁が河井夫妻の議員事務所を家宅捜索しましたが、どうせ何も出てこない状態にされた「宴の後」です。このまま(もう「容疑者」とつけたいくらいの)河井夫妻は、恐らく逃げ切るのでしょう。
唯一彼が日米間で暗躍していると申せるのは、鹿児島県西之表市馬毛島の土地買収に関する闇の案件であり、これを主導してきた首相官邸(はっきり申し上げて菅義偉官房長官)は、何としても河井氏を護るに違いありません。
そんな価値のない政治家なのに。