N国党首とマツコさんに…

皇紀2679年(令和元年)8月18日

「マツコをぶっ壊す」N国・立花代表が猛反撃! 番組で批判され激怒…「5時夢」襲撃も“直接対決”ならず

 猛暑をさらに熱くする戦いに発展するのか。参院選で初議席を得たNHKから国民を守る党(N国)の立花孝志代表(51)が、テレビ番組でN国を批判したタレントでコラムニストのマツコ・デラックス(46)に照準を定め、「マツコをぶっ壊す」と猛反撃を始めた…

(夕刊フジ(産經新聞社))

 NHKから国民を守る党(N国)の立花孝志党首については、以前に故・三宅博元衆議院議員の講演会(当時は大阪府八尾市議会議員)でお会いしたことがあるとだけ申しました。舌鋒鋭く日本放送協会(NHK)の諸問題を国会で追及した三宅先生のご遺志を継ぐのなら応援したいところなのですが、私がここで積極的に皆さんへ呼びかけなかったのには訳がありました。

 確かに現在の放送法の規定自体が消費者問題に抵触しており、NHKの受信料契約が解約権のない一方的なものであることは、立花党首の主張する「スクランブル放送にせよ」に通じるものがあります。彼らがこの一点(ワンイシュー)をもって国会で闘うことを、私は否定、或いは拒絶しません。

 しかし、不気味な笑みを浮かべながら拳を振り上げ、口から出るのが「NHKをぶっ壊す」では、何やら太鼓を叩いてドンチャン騒ぎを繰り広げながら「アベ政治を許さない」しかいわなかった連中の、あの気持ち悪さに通じるものがあるのです。

 女装家でコラムニストのマツコ・デラックスさんが東京MXの情報番組「五時に夢中・月曜日」でいったことは、気を使いながらも率直なご自身の感想を述べられたに過ぎず、これを参議院議員が執拗に追い回して「マツコをぶっ壊す」などといい放ってよいものでしょうか。

 何となく投票した、面白そうだから投票した人たちがいた結果ではないかとのマツコさんの指摘にしても、それはれいわ新選組や自民党、タレント候補だらけだったナントカ民主党にも同じことがいえるのであり、それほど「有権者」を莫迦にしたとは思いません。私たちの投票行動は、こうして私たち自身が常に反省しなければならないものです。マツコさんは私たちと同じ「有権者」であって、立候補していた立花党首とは違います。

 立花党首に申したいのは、もういつまでも「YOUTUBER気取り」はやめてください、と。あなたはもう、数多くの人びとの付託を受けて立法権力側にいるのです。それを忘れず、NHK問題に集中してほしいと思います。

 知名度の高いマツコさんを利用して、こんな騒動を起こすことにも彼なりの計算があるのでしょうが、立法権力を構成する国会議員に追い回されて「ぶっ壊す」などといわれる(有名人とはいえ)国民個人の恐怖が立花党首には全く分かっていません。このまま国会議員になり切れないのなら、辞めていただくほかないのです。

 幹事長があの、よりにもよって上杉隆氏ですし、このままでは「五時夢」スポンサーという理由で不買の対象にされたシウマイの崎陽軒が気の毒なだけでしょう。

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『N国党首とマツコさんに…』に3件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    >女装家でコラムニストのマツコ・デラックスさんが東京MXの情報番組「五時に夢中・月曜日」でいったことは、気を使いながらも率直なご自身の感想を述べられたに過ぎず、これを参議院議員が執拗に追い回して「マツコをぶっ壊す」などといい放ってよいものでしょうか。

    よくないですね。

    あと、NHK以上に酷いのが民放や新聞や週刊誌でしょう。
    例えば、皇室報道なども「職員は見た!」だの「関係者は語った!」だの真偽不明のどうでもよさげなものばかりですし、「世論誘導」的なものが多いです。

    政治、芸能、スポーツ等々あらゆるシーンで、捏造報道や歪曲報道が多く、しばしば「弱い者いじめ」や「レッテル貼り」や「言葉狩り」や「魔女狩り」でしかありません。
    日々「冤罪」が多発していますが、「冤罪報道」による被害者が‶地獄の苦しみ”を味わおうがお構いなしです。
    時々、未成年(つまりまだ子供)に対しても平気でやる。
    「人権感覚」などあったものではないですね。

    歪曲報道を垂れ流して‶無辜の人々”を苦しめたなら、その自覚があるのなら、「ごめんなさい」と謝ったらどうなのでしょう?
    それが、「立派な大人」というものではないでしょうかね?(憤)
    マスゴミに限らず、どちらさまも。

  2. きよしこ:

    たしかにテレビ番組の中で一個人を「気持ち悪い」と断じてしまうのは不適切だと思いますが、それに対して「超不適切」で応酬してしまうのは国会議員でなくとも周囲の人々を失望させるには十分です。仮に上手く呂律が回らず「わ」を「ろ」と言ってしまったら立派な脅迫罪で今頃ブタ箱ですよ。
    それはともかくとしても、議員に限らず自らの目標を達成するには地道に信頼を積み重ねる他に手段が無いわけで、立花党首は国会議員になれたことで舞い上がっているのか、それとも今まで隠していた裏の顔が出てきたのかは知りませんが、たしかに先の参院選でN国の名を書いた100万近い有権者の中には愉快犯であったり物珍しさで投票した方も一定数は存在するでしょうが、心からNHKや放送制度をどうにかしてほしいと願っている方々も絶対にいたわけで、残念ながら立花党首らの言動は「次もN国に」という意欲を低減させこそすれ喚起させることはないでしょう。結局痛烈な反省と苦しい生活を強いられるのは常に我々国民なのです。このままでは立花党首のやっていることは彼が散々「ぶっ壊す」と言ってきたNHKと何も変わりなく、ミイラ取りがミイラになるのを私たちが見せつけられるだけです。少しは期待していた分、失望もとても大きく残念な気分です。

  3. tatumai:

    https://www.youtube.com/watch?v=nhER4d5RXbU&t=738s
    「NHKが反日放送をしているのは電通に乗っ取られているから」という2日で20万回再生の闇に迫る立花氏の動画です。取っつきで変な人と思うのは分かりますが彼への評価の大意なる参考になると思います。