米合意しなかった怖い理由
二十七日深夜に、二十八日記事の続きのつもりでまとめた記事を再構成します。と申しますのも……。
ということになったからです。しかしながら、一から書き直す必要はありませんでした。この展開を予想しうることに言及していたからです。
わが国の報道は、米朝首脳会談について、朝鮮労働党の金正恩委員長のペースで進んでいるかのように伝えていますが、決してそうではありません。米国のドナルド・トランプ大統領が懐に隠し持っている刀は、北朝鮮にとってあまりにも不都合な脅威だからです。
それが千里馬民防衛(チョルリマ民間防衛)という金漢率氏の支援団体であり、彼らがこの時期に突如として「重大発表」を告知したことは、米朝首脳会談と無縁ではありません。
漢率氏の父である金正男氏を支援していたのは、長らく中共の共産党ではないかといわれてきましたが、その彼が正恩委員長の用意した刺客たちにマレーシア(馬国)で殺害され、漢率氏の支援に乗り出したのが千里馬民防衛だったわけですが、その資金源は米国と中共、オランダ(蘭国)、そして名を隠した某国の政府です。
すなわち、千里馬民防衛の背後にある米国が漢率氏こそを北朝鮮の正統な後継者として臨時政府のようなものでも立ち上げれば、たちまち正恩委員長の威厳(三代目支配者としての正当性)に傷がつきます。正恩委員長が一転して不機嫌に去ったのは、単に制裁解除を決断させるべくトランプ大統領を籠絡することに失敗したからだけではありません。中共の全面協力でヴェト・ナム(越国)入りしたはずだった正恩委員長のはらわたは、煮えくり返ったに違いないのです。
今回の米朝首脳会談について、米CNNを筆頭にいわゆる「反トランプ」の報道各社が「何の意味があったのか」「トランプ外交の失敗」などと論じていますが、私が仮の懸念として「もしもトランプ大統領が籠絡されてしまったら」という最悪の事態をトランプ大統領自身が回避してみせたことにより、有意義に成功したと申せます。北朝鮮に対し、現在行われている制裁とは別の、もう一つの恐怖を与えることに成功したのです。制裁よりもはるかに恐ろしい全く別の外交カードと申しましょうか。
これに呆然自失状態なのが韓国の文在寅大統領(北朝鮮工作員)です。トランプ大統領が正恩委員長に籠絡されれば大手を振って韓半島(朝鮮半島)の全北朝鮮化に突き進めたものを、これでは相変わらず制裁決議違反を指摘されて対韓制裁の危険性がつきまといます。日米が文政権を倒すための手段は、決して消えてなくなったりはしませんでした。
しかし、現行憲法(占領憲法)を有効とするような護憲政治さえ今も続いていなければ、ここで本来なら安倍晋三首相こそが「重要なプレーヤー」としてとっくに浮上し、北朝鮮に「日本との和解なくして米国に制裁解除を決断させられない」と思い知らせ、ただちに日朝首脳会談の開催が申し入れられ、日本国民拉致事件の全面解決にも弾みがつくところでしょうが、さて、安倍首相はどこまでその地位を無理矢理にでも演じられるでしょうか。
私たちはこの戦略上、千里馬民防衛の漢率氏を北朝鮮の真の為政者とする臨時政府に賛同してみせねばなりません。一つの選択肢として、私は十分に「あり」だと思っています。安倍首相の「みせかけ上手な外交」は、これを「あり」と思うか「なし」としか思わないかにかかっているとも申せましょう。なしとするならば、日米が共闘して対韓制裁を実施したとしても文政権を崩壊させられなくなります。
本日は、精神疾患の症状が激しくなってきている文大統領が「反日・反米」を扇動する日ですが、「もはや貴様の後ろにはすぐ死が待っている」「北朝鮮工作員政権から韓国国民を解放する」というには、私たち国民が本日ここで申したことを知っておくべきなのです。
皇紀2679年(平成31年)3月1日 9:35 AM
会談がこういう結果になることは素人の私でも十分に予見できたことなのに何故報道各社はトランプ大統領が交渉に失敗したなどと右へ倣えとばかりに喧伝するのでしょうか?もしかして我が国の報道機関には金一族や文政権の手先が多数紛れ込んでいるのかも知れませんね!(今更)
それはさておくとしても、いよいよ安倍外交が見せ掛けのものか強かな戦略の上に成り立った「ホンモノ」なのか試される時です。ここまで来れば拉致事件の解決にあたり占領憲法による外交上の様々な制約を言い訳にすることはできません。それこそ北朝鮮が強引に日本人を拉致したように安倍首相も方々からの強い批判は覚悟のうえで拉致被害者の救出と文政権の壊滅を断行せねばなりません。それもできない政権に「憲法改正」などできるものですか。