沖縄県民が先住民族?

皇紀2678年(平成30年)8月24日

 南米ブラジルの国立インディオ基金は二十一日、ペルーとの国境近くで、未確認の先住民族をドローンを使って撮影することに成功したと発表しました。

 まだまだこの地上には、私たちの「汚れた文明」とは無縁のまま自立している民族が存在します。槍のようなものを手にしていたらしい半裸の彼らは、さぞや頭上を浮遊して回るやかましい飛行物体を怪訝そうに見上げたに違いありません。

先住民族「撤回を」 国連で仲村氏スピーチ

スイス・ジュネーブで16日から2日間開かれた国連人種差別撤廃委員会の対日審査会合に合わせ、日本沖縄政策研究フォーラム理事長の仲村覚氏は16日のランチミーティングブリーフィングでスピーチし「沖縄県で生まれ育ったすべての人々は日本人として生まれ、会話し、勉強し、仕事してきた。日本の少数民族などと意識したことはない」と述べ、県民を先住民族と認定することをやめるよう訴えた…

(八重山日報)

 さて、そこで沖縄県民をわざわざ「先住民族」とした連合国(俗称=国際連合)の決定には、むろんわが国から沖縄県を引き剥がして太平洋を支配しやすくしようと企む中共の宣伝工作と、それに同調する類いの対日ヘイトスピーチ(反日)活動家の汚れた破壊工作が関与していました。

 わが国土に於いて誰が先住民族で誰が先住民族でないのか、一体どこの誰にそれが分かるというのでしょう。そもそも連合国人種差別撤廃委員会は、差別を「メシのタネ」にする連中の見本市であり、それをいえばいうほど差別を助長し、よって活動家が半永久的に「喰いっぱぐれることがない」という仕組みになっています。

 そんな連中の商売のために、沖縄県民が琉球民族としてわが国に於ける先住民族に認定されてしまったのであって、これは明らかに他都府県民との離間工作です。

 で、道民はと申しますと、内閣府が十七日、アイヌ民族に関する全国世論調査の結果を発表し、回答者の七十七・三%がアイヌを先住民族と答えたというのですが、ここにも北海道の一部に残るアイヌの文化を保守するより差別を助長するような活動がありました。

 話が長くなる歴史的経緯をここでは割愛しますが、わが国各地に残るさまざまな郷土文化を学び、大切に守っていくことを、汚れた権利闘争に決して置き換えられたくないものです。

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『沖縄県民が先住民族?』に1件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    「先住民」という言葉は、単なる「少数民族」とは違い、「侵略者に征服された保護されるべき原住民」という、ある種政治的な色彩を非常に強くおびた言葉だそうです。

    アイヌの人々は、昔から樺太やロシア沿海州に住む人々との交流が深く、そうした地域の民族との混血も盛んで、言葉や文化や歩んで来た歴史の独特さから「少数民族」と呼ぶ事は適当だと思うし、或は「先住民」と呼んでもよいのかも知れません。
    が、沖縄の人々は、言語・文化・DNAあらゆる点で本土住民と近縁過ぎて、肌感覚として、「先住民」には違和感ありまくりです。

    それはそうと、台風被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
    強靭化・・・なかなか上手く行きません。

    つい先日、読売新聞に「都道府県別の内閣支持率と自民党支持率」(2017年1月~2018年7月の平均値)なるものが掲載されていました。

    これを見ると、自民党の支持率も、安倍内閣の支持率も、完全に「西高東低」でちょっと吃驚しました。
    まるで、箱根の関所を挟んで、日本列島の東西に二つの国が存在するような有様です。

    大阪などは、地域に根差した政党があるので自民党の支持率はあまり高くないのかも知れませんが、それでも安倍内閣の支持率は高いものがあります。
    東京や埼玉ですと、自民党も安倍内閣もあまり好かれていないようですね。
    更に東へ北へ行きますと、もうそこは「反自民」「反安倍」の世界で、北海道に至っては「反安倍・反自民の牙城」の如しです。

    なぜ安倍内閣や自民党が、西で好かれ東で嫌われているのか、私にもよく分かりませんが、気になる統計だと思いました。