ふり出しに戻っただけだろ

皇紀2678年(平成30年)3月13日

「森友」書き換え、佐川氏答弁との整合性図る

 学校法人「森友学園」への国有地売却に関し、財務省近畿財務局が作成した決裁文書などが書き換えられた問題で、書き換えは佐川宣寿(のぶひさ)・前国税庁長官が財務省理財局長時代に国会で答弁した内容と整合性を取るため、本省の主導で行われていたことが分かった。

(YOMIURI ONLINE(読売新聞))

 報道各社が「安倍昭恵首相夫人の名前もあった」と騒いでいます。例のくだらない「森友文書問題」です。なぜか北朝鮮をめぐる問題が動くと「安倍倒閣工作」も大きく動きます。

 継続してお読みいただいている方ならお分かりの通り私は、安倍晋三首相を支持する立場にありません。それどころか小泉内閣の末期には、彼を「次の首相にしてはいけない政治家」と名指ししました。結局、安倍第一次内閣が自民党の下野、莫迦な素人集団による政権強奪(旧民主党への政権交代)の端緒となり、倒閣工作が簡単に効くことをまたも確認させたのです。

 その上で申しますが、莫迦な素人集団や「安倍倒閣」のためなら事実確認もしない報道各社が騒いでいる首相夫人の名前は、もう一度申しますが決裁文書に添付の調書に記載の学校法人森友学園前理事長の発言の内にあったものです。

 つまり、昨日から沸いたのは、籠池ナントカさん(どれが本名?)がせいぜい政治家関係の威を借りて自身を大きく見せ、強引に「開成小学校(その後「瑞穂の國記念小学校」に改称)」設立の話を進めようとしたという当初の指摘通りだっただけのことで、また話が振り出しに戻りました。目新しいことは何もありません。

 また、文書にあった「本件の特殊性」という文言についても、莫迦と工作員が「安倍首相と首相夫人の関与を想起させるもの」と私たち国民に思い込ませようとしていますが、これは財務省内で使われる「公売特殊性減価(瑕疵担保責任を負わずに済むかわりの値引き)」のことだと知らないで騒いでいるのか、知っていて煽っているのか、いずれにせよ極めて悪質です。

 問題は、ではなぜ財務省が調書の書き換えをしたと認めたのかですが、国税庁長官を辞任した佐川宣寿前理財局長の国会答弁から揚げ足を取られることを理財局自体が嫌い、虚栄に満ちた森友前理事長とのやり取りの部分をばっさり削除したわけで、財務省ほどの「倒閣工作機関」があっさりこれを認めたのは、別の工作機関が動いた可能性があります。

 それはひょっとすると、近畿財務局職員を自殺に追い込んだ(という申し方は現時点では語弊があるかもしれませんが)大阪地方検察庁特別捜査部かもしれません。朝日新聞社がどこの誰に調書の書き換えを「見せてもらった」のか、ここに大きな疑惑も残っているのです。

 そんな朝日がまだなお諦めずに安倍首相夫妻の関与、さらに申せば谷査恵子元首相夫人付の名前をまたも拡大して「財務省に忖度させた」という脚本を書き、まるで韓国の朴槿恵前大統領が全く関与していない問題で北朝鮮工作員たちに引きずり降ろされた(国民も煽られた)ようなことを、わが国でも再現しようとしています。

 安倍首相を支持しないのは私たち国民の勝手ですが、わが国を「対日ヘイト(反日)工作に屈した国」に二度としていはいけないのです。

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『ふり出しに戻っただけだろ』に8件のコメント

  1. 心配性:

    >文書にあった「本件の特殊性」という文言についても、莫迦と工作員が「安倍首相と首相夫人の関与を想起させるもの」と私たち国民に思い込ませようとしていますが、これは財務省内で使われる「公売特殊性減価(瑕疵担保責任を負わずに済むかわりの値引き)」のこと

    困ったものですね。

    私も、安倍政治があまり好きではありません。
    必ずしも国民の希望に沿うような政策を行っているわけでもありません。

    しかし、往年の「財務省主導政治」「官僚主導政治」もお断りです。

    何度も申しますが、財務省は「数百年に一度の災害に備える必要があるのか?」「ハード面での津波・地震対策には限界がある。結局は避難訓練が一番大事だ。最終的には、命てんでんこです。」という発想なのかも知れません。

    想像してみてください。

    南海トラフ地震で、仮に東海以西の原発が大きな事故を起こしたとして、「実際、巨大地震や津波に打ち勝つ事などできません。結局のところ避難訓練あるのみです。」とか、「日本人が33万人死んだ?ならば、中国や朝鮮半島やその他の地域から移民を受け入れて、『労働力人口』と『徴税対象』を増やせばいいじゃないか。」と言われたら、皆様はどうお感じになるでしょうか?

    そう言い放ちかねない危険性があるので、財務省主導政治は不安です。(別に安倍総理がよいとも思いませんが。)

  2. 心配性:

    書き忘れましたが、財務省主導政治が実現したら、太平洋岸の各地域は、日本からいったん独立した方がよいかも知れません。

    「数百年に一度の災害に備える必要があるのか?」「何をやっても津波や地震には勝てない。大事なのは避難訓練のみ」といった発想が、先の原発事故を振り返ってみても、俄かに受け入れがたいのは確かでしょう。

    多少お金がかかっても、護岸工事、かさ上げ工事、校舎や庁舎の耐震化、避難塔の設置、その他諸々、真剣にやる事はいっぱいあります。

  3. よもぎ餅:

    安倍首相を守る為なのか、香川県出身の個性溢れるおじさん(籠池氏)を
    「ウソツキだ!ウソツキだ!」と保守派は必死に言ってるのも、

    何か醜い…。

    結局、財務省も大ウソツキだった。

    今のところ、安倍さんに代わる人がいないのはよく分かるけど、
    ここまで擁護するのも、なにか「みっともない」と思ってしまう。

    「サヨク」もオカシイけど、
    「ホシュ」にもなんだかなと思ってしまう。

  4. やす:

    今回の財務省の不祥事はチャンスだと見る意見は少なくないですよね
    もし財務省を解体することができればご指摘にあった消費税廃止もできるわけで、一気にデフレを解消できるカードをきることができますよね
    ただ安倍総理にそれをやるだけの気概があるかどうかで、このチャンスを活かすことができなければ政治家としての資質の問題が問われると思います
    極左野党連中が騒げば騒ぐほど、特に極左民主党にブーメランで帰ってくるだけなのに、もはや政権を取ることを諦め形振り構わなくなって暴走しているだけなんでしょうね
    ただそのことによって死人が出ることだけは絶対に避けなければいけないですし、それは最高責任者である安倍総理の役目ではないでしょうか
    確かに安倍政権が吹き飛ぶ話まではいかないかもしれませんが、足元を救われないためにも、何度も言っている従来のバランス思考はやめて戦う気概を見せないといつまでも極左野党に舐められ、例え財務省を解体できたとしてもこの問題を延々持ち出されるに決まってます
    保守とは平和ではなく戦うことでもありますから、そういう意味でも安倍総理は保守ではありませし、彼に政治を任せていても時間稼ぎぐらいしかできませんから、その手の役目を背負った血筋の人間にこそ政治を任せる時がきていると思います
    薩長政権の系譜はもううんざりですし、今の議会制民主主義こそ日本の敵であると思います

  5. きよしこ:

    今朝の某ラジオ番組で「I am not ABE」で有名な官僚崩れの古賀茂明が「谷氏の証人喚問は不可避」などと口にしていたので、「治療法のない莫迦になってしまった」と思いました。こんな人間に未だに「政経塾」などと題したコラムを書かせている『週刊プレイボーイ』は大人しく綺麗な女性のグラビアだけ載せていればいいのです。そうすれば「毎週立ち読み」から「毎号購入」にまで格上げしてやってもいいです。そんなことはどうでもいいです。

    どうでもよくないのは以下の3つ。
    1.某野党議員とズブズブの「関西生コン」にガサ入れが入りました。機動隊も出動したそうです。
    2.田母神俊雄氏に二審でも有罪判決が下されました。
    3.米国のトランプ大統領がティラーソン国務長官を解任しました。これが一番驚きました。

  6. 椿:

    籠池氏の話ばかりが浮き彫りになっているけれど、
    結局のところ、寄ってたかって、
    日本で唯一の「神道系の小学校」を潰しただけでしょう。

    己の保身の為に、野党や市民団体から突き上げられるのを恐れて、
    応援していた新党系の学校を切り捨てた、「保守と呼ばれる政治家」と「財務省」、
    そして、「安倍政権打倒」に血道をあげる野党が、難癖付ける為に選んだ神道系の学校。

    これがキリスト教系なら、何ら文句はなかっただろうけど、
    教育勅語を暗唱させてるから、今のうちに芽を摘んでおけ!!って事でしょう。

    本当にね~、日本は神道の国なのに、神道の小学校も幼稚園も無いとは…。
    いえ、潰してしまうとは、それも保守と反日政党が束になってぶっ潰してるよね。

    本当に情けないったらありゃしない。

    こんな体たらくで、愛国心を持つ子供が育つわけがない。
    愛国心が無いのに、あの理不尽極まりないシナ・朝鮮・アメリカに対峙できる
    勇気ある日本人が育つわけがない。

    学校って大切ですよ。

    学校っていうのは一つの集団。
    その中で、教育勅語や本当の歴史を学んだクラスメートがいるという事は、
    大人になって、自虐史観を聞いたりしても、動揺しないし、挫けない。
    何より、自分と同じ教育を受けて、
    愛国心を持った友人や仲間がいる環境というのは、今の日本にはないでしょう。

    自虐史観を教わり、自虐史観を持つ友人・知人は多いでしょうけどね。苦笑。

  7. とし:

    法人としての森友は神道系じゃないですよ
    初の神道系の小学校開設というのも自称だったことが分かってる
    神道側は誰も認めてなかったし

    安倍擁護もう~んだけどこのごにおよんでの籠池擁護はもっと気持ち悪い

  8. 椿:

    >としさん

    籠池氏擁護ではなく、
    『保守派も野党も財務省もどうなんですか?』
    『他人の事をあれこれと、あげつらい、批判出来る立場ですか?』と申し上げてるんです。

    そして、良い学校を潰してしまったことを籠池氏のせいばかりにせずに、
    与党・野党両党とも、猛省しろ!って思ってます。

    今のこの結果は、『罰が当たった』のではないかと思っています。