日本企業が勝てない理由か
まずJR東日本の信越線が大雪の中、約四百三十人もの乗客を閉じ込めたまま約十五時間も立ち往生したと聞いた時、運行判断の甘さうんぬんはさておき、車両ごと東光寺駅へ戻るよりもドアを開けて乗客を降ろし、線路を歩かせて駅へ退避すべきだったろうと思いました。
反対意見があるのは承知です。大雪の中を歩くことによる危険が生じますし、よってJR東は考えもしなかったのでしょうが、自家用車で迎えが来た乗客以外を頑なに降ろさなかったのには、もっと構造的な問題、すなわちわが国企業の基本的な体質に問題があるように思えてなりません。
この記事を読んでも「まだいうか」と批判されそうですが、むしろストックホルム症候群にも似た症状が出る状況に乗客が置かれていたという認識を増幅させる証言でしかないのです。
大雪の中をもし乗客を歩かせて線路上で転倒し、怪我でもさせたらどうなるかということに固執し、結局は車内に閉じ込めて数人を体調不良に陥れたわけですが、それは「仕方がなかった」「体調に変化のない乗客がほとんどだった」で済むと考えるのが企業側の論理で、常にこのような危機対応しかできないことで大丈夫なのか、と。あえて問題提起しているのです。
助かるために立ち向かっていくか、助かるために何もせず留まるか。まるで映画『ポセイドン・アドベンチャー』のようですが、菅義偉官房長官がJR東の対応を批判した内容は、あくまで行政側として当然のこととしても、私は「わが国企業に潜む危機対応のバリエーションのなさ」が既に国際社会の競争の荒波に、いざとなると勝てないで帰ってくる原因の一つではないかと思えてなりません。思考回路が固定化されすぎていて、柔軟性がないと申すより「生き残りたい」という本能の叫びが全く感じられないのです。
四日に亡くなられた星野仙一氏は、かつて「成功の反対は、失敗ではない。何もしないことだ」とおっしゃいましたが、必死に雪かきをした運転士や水と非常食を乗客に配った車掌の労はねぎらうとしても、結果として何もしなかったのと同じではないでしょうか。
車両がいわゆる「スタック」した以上、先の帯織駅へは進めないにしても、東光寺駅までわずか三百メートルのところで、約十五時間も乗客を閉じ込めたわが国企業の危機対応は、少なくとも私たち自身が大いに議論すべきです。
皇紀2678年(平成30年)1月14日 9:17 AM
このニュースを見た時、まず思ったのは「都心部ではこういうことは起こり得ないだろうし、仮に発生したとしても15時間もの閉じ込めはないだろう。若者が故郷を離れ都会に出たがるのは当然だな。」ということです。鉄道のことや危機管理には全く詳しくないのですが、対応に柔軟性がないというか本当にマニュアル通りの対応しかできずにいるのはよく分かります。雪かきや食料の配布を美談にしてJRの力の無さを誤魔化すようなことがあってはなりません。車内にトイレがあったから良かったものの、それすら無ければどうするつもりだったのでしょう。「体調を悪くしなかった客がほとんどだ」という発想は、いずれ「死者は数名で済んだ」「生存者がいただけでも有難い」などという無責任・無気力を誘発します。JRが優良企業なのかは知りませんが、そろそろ「最近のJR、ちょっとオカシくない?」という声が挙がって然るべきだと思います。
皇紀2678年(平成30年)1月14日 10:53 AM
会社に勤めていて上層部が一番恐れているのは客からのクレームなんですよね
その対策のために何をしているかと言えば単なる「言い訳作り」のためのその場凌ぎとしか思えないもので「如何にコストを下げるか」しか考えていないから根本的な解決になってません
今回のJR信越線の問題にしてもそうですが、今の日本は田母神氏が講演で言っていた言葉を借りれば「問題回避症候群」という病気であり、その根本にあるのは「無責任」の一言に尽きると思います
こういう時こそ日本の伝統である和の精神が生きる時で、電車が駄目ならバスがあるじゃないか タクシーがあるじゃないか そういった別の移動手段を取れるような連携を取れるような体制を整えて置くことが必要ではないかと素人意見ながら考えてます
もちろん費用はかかりますが、人命を考えれば後でどうにでもなる問題ですが命は金で買えません
そうすれば運転士が一人で頑張る必要なんてありませんし、私に言わせれば美談でもなんでもなく「無責任体質」のとばっちりを被っただけの話でもし運転士の身に何かあったらどうするんでしょうか
応援している場合ではないと思うんです
乗客皆で協力して除雪作業してもよかったはずです
危険を恐れすぎて何もできない「無責任体質」は理性の肥大化の結果であり、自分の命は自分で守る 自分の命を守れないものは他人の命も守れないという本能が退化しまっているから、行動基準が理性に則ったものになってしまい、それは日本人の支那化を意味してると思います
何度も言っていることですが、理性の肥大化を食い止めるためには教育の見直ししかないと思ってますし、最近は大人になって正しい歴史を学びたいと塾や公演に参加するといったことが増えていると聞きますが、これって江戸時代まであった寺子屋教育と同じだと思うんですよね
今の学校教育をやめて思い切って江戸時代の寺子屋教育を真似た制度を作って、当時あった道徳教育を復活させるべきだと私は考えています
無茶苦茶かもしれませんが、そうでもしないと日本人の心を取り戻すことはできないと思います
そうすれば今起きている問題の大半は解決できるはずです
結局問題の根本は理性の肥大化が招いた自分だけの損得勘定に嵌りすぎた結果なのが大半です
皇紀2678年(平成30年)1月14日 2:39 PM
様々な分野で日本全体に、無責任・無作為・無思考、が蔓延してるように見えます。
その代表が政治家ですが、企業も不祥事が相次いでますからね。
これらを報道するマスメディアも酷い。
私自身も偉そうなことは言えませんが、やはり国民一人一人がダメさ加減を自覚しなければ良くならないと思います。
現場職員の美談も、元を正せば組織的無責任・無作為・無思考のツケが、現場の負担になってるだけとも言えます。
>東光寺駅側にバックするという選択はなかったのか。踏切の警報トラブルや後続車と衝突する危険性もあり、同支社は「後方に戻るという認識はなかった」とする。
これなどもそのためのシステムを開発するとか、普段余裕のある時に想定訓練するなど、真剣に考えればやり方はあるでしょう。
まあデフレで徹底的に無駄を省くという考えが、社会全体に安全のための冗長性が失われている原因である可能性は高いと思います。
結局「大体財務省が悪い」になってしまいますが(笑)。
皇紀2678年(平成30年)1月14日 4:31 PM
こんにちは。
ツイッターのまとめで以下のがあったのですが、
>>2018-01-12 06:47:08
立ち往生に 駅まで歩け、とか言う人いるけど、東光寺はちっさい無人駅で暖房もない。周りは田んぼと農家さん集落で、店もなんもないとこだし。行ってもその先どうにもならない。地元民でも夜は迷うレベルで真っ暗闇、まして膝が潜る積雪。歩けませんて。一歩間違えたら用水路にハマって死ぬわ
>>2018-01-12 07:03:41
信越線立ち往生、明るくなってきたから、ようやく乗客おろしはじめたみたい。歩く通路用の除雪が終わったんだな。気温は零下、雪は止んでいても風寒いから、帯織まで1.4キロ歩くのも30分以上かかるだろうな。頑張ってほしい
>>2018-01-12 07:43:04
羽生田駅立ち往生、ようやく代替バスが出るみたい。ひと安心。ただ、バスも何時間かかるかなあ 東光寺のヤツは人数多いから代替も大変。バス何台集めればいいのさ⁉️ バス会社も雪かきしてるだろうに(苦) 言うのは簡単だけどね、なにか動かすのは本当大変。歩くのも危険なんだから。
暗い雪道、それも除雪してない線路上を装備なしで、無人駅まで乗客を歩かせるのはかなり危険だったのではないでしょうか ? 色々な情報を読んだ結論では、電気も暖房もトイレもある車内に留め置くのが最善だったのではないかと私は考えます。
皇紀2678年(平成30年)1月14日 7:57 PM
JRは「クレームを恐れた」のではなく「乗客の命を守る」ことを最優先したのだと思います。
線路を歩かせればいい?腰まである雪を人力でラッセルしながら数百メートル進むのに何時間かかると思いますか?凍死します。
乗客全員で除雪作業をするにしても、スコップやスノーダンプは、いくつあると思うのですか?
雪が吹きさらし視界も効かない中、冬の用水路に転落したら死にます。
バスやタクシーを手配?この日はあちこちが大渋滞でした。
あの日、私は雪のせいで買い物にいけない老親に食事を届けるために夕方4時にスタッドレスタイヤをはいた車で家を出ました。しばらくすると渋滞でした。いつもの抜け道は吹き溜まりにつっこむおそれがあり、使えませんでした。すると私の目の前でチェーンを巻いたトラックのタイヤが圧雪の轍にはまり道を塞ぎました。おかげで家にもどることもできなくなりました。普通なら30分で着くのに、着いたのは夜の9時です。そのようなことがあちこちでおこっていたのです。
体調を悪くした乗客を運ぶ救急車が到着に一時間以上かかったのも理解できます。
あの現場の道は狭いのです雪のせいで道と用水路の境目もわかりません。もしマイクロバスが用水路にタイヤを落として道をふさいだら救急車両も通れません。
JR対応に改善点はあります。
しかし、あの時点では、あれ以外どうすることもできなかったと思います。
皇紀2678年(平成30年)1月14日 11:37 PM
300メートルの距離とは…。
なら、JRの措置は異常。
なんか、組織としての在り方が
相撲協会とかぶります…
皇紀2678年(平成30年)1月15日 5:34 AM
直接関係無いんですが、親戚の子、高校の頃かな?「何かあったら、日本をすぐに出て外国に行けばいい」大学の頃朝日新聞社慰安婦捏造問題で叩かれていたとき「色々な意見や考えが有ってもいいと思うんだけどな~」ちなみに母親が左巻きです。 本当にびっくりするやら呆れるやら・さすがに朝日問題ではあんまり腹が立ったので、「自分達の偏向思想主張を正当化するために、証拠を捏造して報道するのは、意見でも考えの多様性でもないでしょう?!国益を損じ、名誉も傷つけた~」など言ったらただ黙り込むだけ、自分が間違ってそうだけど認めるのは嫌反論すると返されるしな~みたいな感じでした。 これでも勉強は出来るほうです、それでこんなん何ですよね・これは教育が明らかに間違って居るからだと思います。 しかし、本当にこんなのばっかだったら怖いです、というか、その成果が今ギャーギャー騒いでる糞パヨク共なんだなと。 教育は本当にとても大事です。真剣にきちんと考え立て直すべきです。
私は、幸いにも列車に閉じ込められたりとかそういう経験はまだないのですが、 作業された方とか本当に何時もお疲れ様、すみません有難うございますと思ってます。 しかし、こういうのはもっとお金とか掛けられないんでしょうか?主人に言ったら、もうちゃんと掛けてるしやってる、こんな天気だから仕方ないんじゃない、と、やっぱりそうなのかな?元々雪降るところですし・でも、移民ばっか増やして公務員も在日左翼などが入り込んでいざ災害とか有った時大丈夫か?!と、物凄く心配です。
皇紀2678年(平成30年)1月15日 11:13 AM
15時間も閉じ込めるJRもJRですが、それに従うだけの乗客にも??外に出れば凍死する状況ならわかりますが、遠藤さんによれば300メートル先に駅があったということなら、歩けば良いでしょう。雪に慣れた地元の人間ならそれほど難しいことではないだろうし・・・
レベルが違いますが1時間半ほど人身事故で電車に閉じ込められたことがあります。その時考えたのは、閉じ込めに耐えられない位の長時間になったら、例え止められようと窓から外に出て行こう、ということでした。日本人は自分で考えることを放棄してしまったのでしょうか?
皇紀2678年(平成30年)1月15日 11:29 PM
こういう出来事をネタにするのは不謹慎かも知れませんが、1つのアイディアとして、列車を追加で連結させて駅までの300mの「通路列車」なんて出来なかったんでしょうか(笑)。
お笑いのネタみたいですが、こうすればスペースも余裕が出来るし、トイレも増えます。
連結する列車に医療関係者や必要な物資も載せることは出来るでしょう。
そしておそらく「面白ニュース」として世界に配信され、世界の皆さんに話題を提供できたと思いますが(笑)。