「日本人のための日本」
裁量労働制の対象外業種適用に関する報道では、多くが野村不動産を前面に取り上げ、日本放送協会(NHK)を添える形で伝えました。
確かに労働局が会社社長を呼び出して指導したのは異例のことですが、NHKでは、佐戸未和記者の過労死と、協会をあげたその隠蔽が発覚したばかりであり、国会で予算が審議される(そのくせ解約権なき不当契約を国民に押しつけることに血道を上げている)NHKの不祥事を添え物のように扱うべきではありません。
安倍政権の掲げた「働き方改革」は、以前にも申した通り企業が社員・従業員に少しでも給与を払わずに済むよう悪用されており、裁量労働制もまた「労働法制の規制緩和」という名の「悪徳企業のやり放題推進策」の中で、確かに労働時間に縛られない利点はあるものの実際にその利点が全く生かされないと分かっていて編み出されたものです。
解決策は、人を育て、増やし、よって一人当たり膨れ上がった現状の業務量を減らすしかありません。一方で、低落した私たち日本人の生産性を向上させるには、やはり無駄な時間(何となく退社できない)を削り、農耕民族に合った帰属意識、はっきり申しますと「終身雇用」、すなわち「私たちは最後まで一つのチームでやっていくんだ」という仲間意識(むろん弊害もあるが)を取り戻す必要もあるのではないでしょうか。
非常に「前近代的な意見」といわれるかもしれませんが、私の労働経験から申しても、よいチームができなければよい結果など得られません。だから以前、優秀な医師だけで手術チームは組めない、患者を殺してしまうと申しました。そこに器具などを準備するだけの人も必要ですし、ヴァイタル・サイン(生命兆候)をチェックするだけの人も必要なのです。
狩猟民族は、徹底した「成果主義」とされるもので満足するでしょうが、私たち多くの日本人には合いません。災害列島で助け合わなければ死んでしまう民族の記憶がそうさせるのです。祭祀は、そんな自然から(皇から)生まれました。それがわが国の国体です。
「日本は日本人だけのものではない」といった奇天烈な首相がいましたが、日本人の幸福を日本が守らないでどうしますか。その努力を忘れ、拝金主義に奔り、賭博(株などの取り引き)に明け暮れた腐敗の民は、互いに互いの幸を喰い潰し合っています。
平成三十年こそはよい年になりますように。
皇紀2677年(平成29年)12月31日 9:41 AM
「日本は日本人だけのものではない」という発言自体は、私は決して酷く的外れだとは思いません(というより官民双方が外国人を「カネのなる木」と考えて無責任に都合よく利用している)が、やむなく人種に優先順位にをつけるとするならばその第一位は「日本人」になるのは当然の話であります。何故鳩山元首相がその発言で今に至るまで非難を浴びているかと言えば、「人種」「民族」「歴史」といった人間の努力ではどうしようもないものを完全に無視した挙句に破壊し尽くし、人種差別を助長するようなことばかりしたからに決まっています。超資産家に生まれ一般企業での労働経験など皆無である彼には人材育成という概念自体存在しないのでしょう。そのような人物を首相にまで担ぎ上げたのだから現下の我が国が深刻な物価(賃金)下落に苦しむのもいうならば天罰のようなものです。「人を育てない」「優秀な人物だけではチームは組めない」というのは、一時の、そして現在の読売巨人軍を見ているようです。あのチームは来年もBクラスでしょう。若い選手を大事にしない球団(チーム・企業)が勝利を収めるようならばプロ野球もおしまいです。
最後まで自分の話ばかりしてしまいましたが、本年も先生の記事や読者の方々のコメントにたびたび勉強不足を痛感させられ、学ばせていただきました。来年は少しでも皆様のためになるような、そして話があちこちに飛んでしまわないような読みやすいコメントができるように精進します(汗)。それでは皆様、よいお年をお迎えくださいませ。
皇紀2677年(平成29年)12月31日 10:47 AM
>災害列島で助け合わなければ死んでしまう民族の記憶がそうさせるのです。
最近北海道の「地震予測」が話題になっていますが、沖縄なども、過去巨大津波に何度も襲われ、大きな被害を出しています。
八重山地震に伴う、日本史上最大とも言われる「明和の大津波」では、沖縄南部の被災地は人口が激減してしまい、思うように復興もはかどらないという悲惨な事態に陥りました。
中韓におかれましたは、「今度石垣島の人口が激減したら、中韓から移民を呼んで復興に・・・」などと考えてはいけません。
北海道についてですが、最近、日本とロシアの研究者らが、「日本人のルーツ」を探る様々な研究を共同で行っているようですね。
ロシアの研究者らが真面目な人々であったとしても、その国のマスコミや政府が「まとも」とは限りませんので、時々は注意が必要です。
少し目を離すと「縄文の故郷ロシア、アイヌの故郷ロシア。アイヌがアジア人であったことは一度も無い。日本人はアイヌの文化を悉く盗んで行った。アイヌは、侵略者である日本人と数百年に渡り戦い続けた唯一の民族である」といった、とんでもない報道を行います。
それにしても、こうしたお写真からは、ロシア感やシベリア感をあまり感じないのですが、なぜでしょう。
海外「日本人の血が混ざってないアイヌ民族→これアボリジニなの?」海外の反応
http://tamenal.com/35674
それから、最近、「縄文の故郷も弥生の故郷もロシア(シベリア)」という主張が盛んに行われていますが、日本人は、縄文時代や弥生時代から「寒さ」には滅法弱いようです。
少なくとも、学校などでは、「温暖だった気候が少し寒くなっただけで縄文人口は激減してしまい、或はより温暖な地域へと人々の移住が行われた」とか、「弥生時代の寒冷化や天候不順は、人々の暮らしを貧しくし、世相を殺伐としたものに変え、戦争を誘発した」などと教えていると思います。
「縄文文化や弥生文化は元来が『温帯性』の文化で、縄文社会や弥生社会は、寒さに滅法弱い」という教育を受けて来たので、近年のロシア・シベリア押しには困惑します。
その「北方領土」と言えば、最近、この様な報道がありました。大人は腹黒いです。
ソ連の北方四島占領、米が援助 極秘に艦船貸与し兵士訓練も
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171230-00010001-doshin-hok
本年は大変お世話になりました。
よいお年をお迎えください。
皇紀2677年(平成29年)12月31日 2:14 PM
ご指摘にあるように今は社員一人当たりの仕事量が膨れ上がり、能力に依存したり社員同士の競争を煽るような形になっていることが一番の問題だと思います
これで起きることは社員同士の格差と差別を生み、能力のあるなしの評価だけではなくて、それぞれ役目があるということが無視されて、その役目自体にも差別意識が生まれて結果として全体の士気が下がるということですよね
野球で言えば四番バッター以外は駄目みたいなもので、それぞれの打順に役割があることが無視されて打線の意味を成してないのと同じです
こういう目に見える形での西洋的な評価基準というのは日本には合わないですし、多くの日本企業で働く社員が一番求めているのは安心・安定であり、それぞれの役割をこなすことで全体が幸せになることを望んでいるはずが、今は全部ではありませんが個人の能力にばかり焦点を当てすぎているような気がしてなりません
これができるから偉いというのではなく、その過程においてそれぞれの人がそれぞれの役割をこなすことが一番重要であり、一人で何でもできると思ったら大間違いです
ですから目立つ仕事だけしている人だけ評価を高くするのではなく、その仕事に関わる人皆同じであるという意識の元で平等に評価していくことが大事だと思います
あとは感謝の気持ちが今は希薄になり、能力あるなしに関わらず自分の役割は自分一人のものではないという意識がないことから差別が生まれるんだと思います
安倍総理が掲げる働き方改革以前に、日本人の心を取り戻せば自然と働き方は正常な方向へ進みますから、無理に規制を設ける必要はないし、逆に企業ごとの格差を生むだけではないでしょうか
極端な話農耕民族としての米作りに国民全体が戻ればいいと思いますし、産業より農業に力を入れることが逆に日本の国力増強へとつながるのではないかと思います
国力とは国民全体の精神・魂が軸になって大きくなるもので、その軸を鍛えるのは道徳教育ではないでしょうか
働き方の問題だけではなく、今日本が抱える様々な問題解決の答えは日本人の心を取り戻すことだと思います
皇紀2677年(平成29年)12月31日 4:24 PM
今年は本当にコメント欄でお世話になりました。
これ以上書くことはないかと思っても、反日勢力に燃料を投下される感じでコメントするような状態です。反日勢力が駆逐されるまでお世話になるかも知れません(笑)。
来年もよろしくお願いします。
皇紀2678年(平成30年)1月7日 5:28 AM
「ソ連の北方四島占領、米が援助 極秘に艦船貸与し兵士訓練も
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171230-00010001-doshin-hok」
中露については、言葉ではなく特に行動をよくみてください。
上記の記事を伝えるメディアやブログは、ロシアプロパガンダの臭いがプンプンします。
この記事は言わずと知れた当時のヤルタ会談の詳細であることが分かります。当時、連合国は日本の敵であり、英米仏が日独に立てるであろう作戦は日本側も想定していたと思います(ただしソ連の裏切りと侵攻は想定内ではなかったかもしれません)。それを「ソ連が単独で強奪したのではなかった!ロシアが北方領土を返還しない道理が分かる、アメリカが悪玉」などとロシアの長年による北方領土強奪の責任の矛先を巧みにすり変えながら、
ロシアの行動や責任をうやむやにしつつアメリカをやり玉にして、ロシアへ誘導する巧みな扇動と歪曲が行われているからです。
これは典型的なソ連のプロパガンダ工作に非常によく似ています。
「必ずロシアを『被害者』として、
または非難の矛先を第三国(特定の欧州国、特に米国、日本などにも)になすりつけながら
ロシア国家が自ら経営する諜報企業と連携して
プロパガンダ情報や陰謀論を自国や他国で流し、それらに資金提供し、
他国のネットやメディアを利用して「愚かな民衆」をあおる。
世論工作で他国や自国の愚民が扇動され、あわよくばヘイトを高めて敵対国を弱体させて、
ロシアによる領土違反も侵略も裏支援による利権も『円満に』『巧く』
誰かの所為にしながら不和を煽って、ロシアが手に入れる実態がある」
(砕氷船のテーゼも同じ原理)
では実態と行動はどうなのか。
第二次世界大戦を利用して日本領土を強奪したのはロシアです。
北方領土にロシア軍事基地を作り上げたのはロシアです。
北方領土返還を拒否してきた責任はロシアにあります。
●建国以来のほとんどを侵略や戦争に費やし領土拡大に執着して巨大化したロシア。
●帝国ロシア後のソ連は更に欧州や中東領土拡大に動くがドイツのソ連侵攻により世界戦争へ。
●1943年10月、ソ連は米英ソ外相会談を行い、11月のテヘラン会談で「日露戦争に敗れポーツマス条約で失った南樺太や大連の租借権など帝政ロシアの領土・権益」を要求。
●1944年12月、ソ連は日独の敗色が濃厚となった時に日露戦争の“損失”ではない千島列島も南樺太と合わせて要求。
●1945年2月、ソ連はヤルタ会談においてルーズベルトとの合意内容を「文書化」することを提案、スターリンが草案を創り上げる。
●ソ連は満を持して連合国側に寝返り、対日戦に参戦。
●1945年8月9日、日本は不可侵条約を結んでいたソ連を仲介にして停戦交渉を考えていたが、ソ連に不可侵条約を破られ宣戦布告され、ソ連軍157万人が満州侵攻、日本人民間人の多くが虐殺され、また65万人が連行され労働のうえ殺されている。
●1945年8月14日のポツダム宣言(敗戦)受諾後も、ソ連は北海道にまで侵攻。
ポツダム宣言条件文は、日本への条件だけでなく、戦勝国どうしにも条件をつけている宣言であり、その約束にソ連は違反。
●ヤルタ密約は「当事国が関与しない領土の移転は無効」という国際法の条文に明白に違反、ソ連・ロシアによる南樺太及び千島列島を侵略・占領する法的な根拠は無いが、ソ連側は事前の周到な連合国側への参戦草案を盾に、北方領土の領有は第2次世界大戦の結果、戦勝国のソ連が獲得したので「日露間に領土問題は存在しない」と主張。
●それどころか終戦後に、ソ連は連合国側に対し、日本を東西に分裂させて東側をソ連領とすることを主張、強い圧力をかけた。