フジ社長の世間ズレ発言

皇紀2675年(平成27年)11月29日

 http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/11/27……
 ▲デイリースポーツ:フジ社長 低視聴率は震災後の意識変化

 株式会社フジテレビジョンの亀山千広社長のこの発言を聞いて「自己(自社)分析が正しくできている」と納得した人は、恐らく一人もおられないのではないでしょうか。

 「私見」だの「すべてではないと思う」だのと言い訳めいていますが、主な発言が全くの的外れである以上、話の前提や言葉の強弱を断わっても意味がありません。

 別段私は亀山社長を陥れたいわけなどないので、平成二十五年八月十一日記事を改めてプレゼントして差し上げたいと思います。ご参考までにお読みいただき、フジの復活を祈念することにしましょう。

 フジ凋落の第一の原因は、東京都新宿区河田町を捨て、都内湾岸の僻地に引っ込み、撮影スタジオに至るまで僻地に集約させて激しい世間ずれを起こしたことです。

 そして第二に、世間では「韓流」なるものが本気で流行っていると勘違いを起こしたまま、抗議デモに対して朝日新聞社と大して変わらないような対応を取ってしまったことでしょう。昭和の名物番組「花王名人劇場」のころからの長年のスポンサー企業にまで迷惑をかけたことを、フジは恥じているでしょうか。(抗議の飛び火を浴びた)花王に申し訳なかったと死ぬ気で思っているでしょうか。

 東日本大震災を持ち出すなら、阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件が起きた年に、既にフジは路線転換を強いられていたはずです。特に若年層が地上波放送を見なくなってなお、若年層向けと思われる番組を試し打ちしてことごとく失敗しているフジは、もう一度街中に出て人びとの暮らしを肌で感じ取るべきです。

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