米国内でうごめく中共公安

皇紀2675年(平成27年)8月19日

 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201508/2015081800118&g=int
 ▲時事通信:中国の秘密捜査「犯罪」=米当局への証拠提出要求-国務省

 米国務省のジョン・カービー報道官が言及した米メディア報道とは、ザ・ニュー・ヨーク・タイムズのものですが、米国内で許可なく捜査活動を行っている中共公安部の秘密捜査官を即時国外へ退去させるよう米政府が北京政府に警告したと報じていました。

 勝手に秘密捜査をしていた公安部の「キツネ狩り作戦」とは、外国に逃げた習近平国家主席の政敵たちを「腐敗官僚」と定め、本人とその家族を徹底的に脅し上げて本国へ送り返し、そののち処分することを目的とした人権上極めて問題の多い行為です。

 このようなことが米中関係のもう一つの懸案になりつつあり、実は米国土安全保障省も「キツネ狩り」の対象者を独自に捜査しています。その一人が、昨年末に失脚させられた令計画前共産党中央統一戦線工作部長(胡錦濤前国家主席の最側近)の実弟である令完成氏です。

 正式には答えてくれませんが、米中央情報局(CIA)も把握しているに違いありません。十七日配信動画でも申したように、北戴河会議で習主席は己の厳しい立場を思い知ったはずですから、この作戦もいつまで続くでしょうか。

 とにかく日米両国とも中共の権力闘争には絶対手を出してはいけません。米国人でさえ利用できるどころか大やけどを負うのが関の山です。国共内戦の顛末を思い出すまでもないでしょう。

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