国連人権組織はかくも無能

皇紀2675年(平成27年)6月16日

 http://www.sankei.com/world/news/150616/wor150616……
 ▲産經新聞:「移民悪い者扱いに憤慨」国連弁務官、欧州諸国に

 スイス(瑞国)のジュネーヴに本部を置く連合国(俗称=国際連合)人権理事会とその事務局機能を担う人権高等弁務官事務所は、以前にも申しましたがいわゆる「人権屋」の巣窟と化しています。世界各国から「人権」という(本来は「人が人として生きる当然の自由」ですが)権利闘争を生業とする悪徳業者のような活動家が集まります。

 これまでわが国を標的とした工作活動には触れてきましたが、今回はほかの件で欧州各国がどう扱われてしまうかについて取り上げておきましょう。何らの実効性もないちぐはぐな理屈を日本に対してだけでなく欧州各国にも吐き捨ててしまうのが、瑞ジュネーヴの「伏魔殿」なのです。

 移民問題とは、政策的に人を物のように扱い輸入した国家に起きる悲劇的な現象であり、これを招かないためには「人を物のように扱う輸入政策」をやめることしかありません。

 私たちが個人の自由意思で移住することと国内の労働力不足を短期的に補うべく政策的に人を輸入することは、ことの初めから終わりまで全く違います。また、経済的に困窮する国からの出稼ぎ労働者を低賃金で雇える環境の継続は、貧困国の問題を解決したことにならず、人類史上のちに「第二植民地主義」といった呼称で蔑まれるでしょう。

 ヨルダン王室の殿下でもいらっしゃるゼイド・ラアド・ゼイド・アル・フセイン人権高等弁務官は、それがまるでお分かりになっておらず、表層的に「多くの国で移民がしばしば悪者扱いされていることに憤慨している」と述べておきながら欧州各国にさらなる中東や阿大陸からの移民受け入れを求めました。

 本当に移民問題に何らかの感情を動かされたのであればこうは言えません。あくまで権利闘争の線上で理屈をこねるから利権運動になってしまうのです。

 このようなことを言われて、例えば移民反対の声が噴出した独国や仏国の政府に何ができますか? 表向き国民に「沈黙せよ、耐え忍べ、服従せよ」とでも言えとおっしゃるのですか? それこそ人権問題です。

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『国連人権組織はかくも無能』に3件のコメント

  1. miku:

    やはり「移民とは現代最強の兵器だ」
    と思わずにはいられません

    資金も軍備もない発展途上国が
    一滴の血も流さずに
    先進国の社会保障・インフラ・経済システムなどに
    ただ乗りし、元々いた民族がマイノリティとなり
    言論封殺され、文化を破壊される・・・

    都合が悪いことがあれば、
    人権・人種差別を叫べば
    国際社会が味方してくれる

    こんな兵器がかつてあったでしょうか?

    その中でも最も最強・最恐の兵器が
    「シナ人民」
    であることは言うまでもありません・・・

  2. ゆき:

    マレーシア、オーストラリア、カナダ、シンガポールからの観光客(ボランティアガイドを求めてきたものだが)名前はuy,Hoなどの中華系の多いこと。中国語を話すと言うのだから移民だ。ついこの前まで共産中国と縁があった人達。中国とは異なり故国が富裕とはいえない移民―中東アフリカの戦乱からの逃避ーが今西欧を悩ませている。国王が言及しているのはこういった戦乱からの逃避者だろう。中国からのような与太者や政治的に怪しげなものとは異なる。
    イランの軍隊はadvisorなどをイラクに送り、遺体袋の需要が増えているらしい。
    一方ISはサウジなどの湾岸国からの有志からの寄付や石油収入で非常に懐具合がいい上に、自爆攻撃で自動車に積み込んだ爆薬ごと建物に突入し、責めてゆく戦法が奏功している。無差別攻撃の沖縄、大阪空襲の如く巻き添えを食う市民は事前に逃げるしかない。好きで危険な海洋を小舟で渡っているわけではない。正に中東の混乱はサウジとイランの代理戦争だ。これはイラクを破壊した米国の責任だ。イラクシ‐ア派地区で軍の行進があった時、イランのホメイニの写真が並べられたと言う。ハイクラスの市民は金を積むかあるいは高い教育技術で移住が可能な一方、貧しいものは密航をする。
    湾岸諸国の財力がつき、イラクの石油が枯渇し、イランの狂ったようなイスラム原理主義が落ち着くまであと何年待っていられるのだろうか。

  3. あじさい:

    国連分担金を多く払っていても屁の役にもたちませんね。(怒!)

    拉致被害者の人権について動いている様には全く見えません。