大阪・摂津市がバカなだけ
本日は、ある二つの事柄について、賛否両論あることを承知で申します。
まず、日本テレビにアナウンサーとして来春の入社を内定されていた笹崎里菜さんが、その取り消しをめぐって日テレを訴えている件。取り消された理由は、笹崎さんが、母親の知り合いが経営する銀座のクラブで短期間アルバイトをしていたためだといいます。
内定の段階だからとか、そのようなことはどうでも構いません。テレビ局がホステスを見下したような態度を取っていることが許せないのです。
何がいけませんか? 自分たちはホステスに鼻の下を伸ばしているくせに、きれいごとを言っているんじゃない、と。どうせ「クソ」みたいな自社番組でホステスをやらせるくせに……。
このようなときに限って、なぜ「人権派左翼」は沈黙するのでしょうか。職業差別でしょう!
http://www.sankei.com/west/news/141110/wst141110……
▲産經新聞:新幹線車両基地の井戸掘削禁止求め、摂津市がJR提訴へ
もう一つ、東海旅客鉄道の鳥飼車両基地で井戸の掘削が始まったことに対し、大阪府摂津市が提訴するという件。旧国鉄時代に摂津市と締結された「井戸は掘らないよ」という環境保全協定を盾に訴えると言いますが、掘削計画の対象は茨木市の行政区内です。
森山一正市長は、基地内に茨木市の行政区が混じっていても、基地全体として取水しないという協定を摂津市に対して守れ、というようなことを述べていますが、ならば国鉄民営化に伴う協定更新の際にでも、近隣の茨木市に呼びかけて連名で調印すべきでした。
早い話が、仮に市内の地盤沈下がまた始まったとしても、それは摂津市の行政としての不作為が原因です。市民が摂津市を提訴するならまだしも、なぜJR海が摂津市に訴えられなければならないのでしょうか。
市長は、JR海に責任転嫁し、ただ市民を扇動しようとしているかに見えます。そうまでする理由は、摂津市が現在JR海から受け取っている年間一億円近い水道料金を、そのまま今後も欲しいからです。
ならば「井戸なんか掘られたら、もらえるカネが減る」と言えばよいでしょう。市民の味方のふりをして、公権力は好きに民間をつるし上げることができるとする根性が許せません。