北朝鮮でクーデターか?

皇紀2674年(平成26年)10月8日

 ルクセンブルク大公国のギヨーム大公世子は本日、エティエンヌ・シュナイダー副首相兼経済相とフランソワ・バウシュ持続可能開発・公共事業相ら経済使節団とともに来日されます。

 これに合わせ、九日午前にはグランド・ハイアット東京(港区六本木)で貿易投資セミナーが開催されますが、ルクセンブルクは小国ながら、欧州の中心という地の利(他国からの越境通勤も多い)を生かした世界随一の豊かさを誇る経済成長を維持しており、福祉国家でもなく新自由主義経済政策を導入してしまったにもかかわらず、失業率が低く貧富の差もほとんどありません。

 あの国で「みっともない格好」をして歩いているのは観光客だけ、とまで言われるほどです。ただ、目下外国企業への極端な法人税優遇政策が欧州連合(EU)で問題視されています。

 ルクセンブルクの本当の強みは、(かつてルイ大公子の結婚騒動があっても)大公国として極めて安定していることです。私たちも、皇国としての安定が国民経済の安定にも繋がりうるということを忘れてはなりません。

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 http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/northkorea/11138105/……
 ▲The Telegraph(英国):North Korea capital ‘under lockdown’ amid rumours of threat to Kim Jong-un

 主に英国から入った情報の真偽は、まだ分かりません。ただ、首都平壌の封鎖は、過去に前例のない規模との情報があり、金一族体制の転覆かその企ての失敗のいずれか、と考えるのが妥当でしょう。

 仮に、最高人民会議を欠席した金正恩第一書記が失脚させられた場合、間違いなく中共の後ろ盾があることを覚悟しておかねばなりません。中朝国境にも注目すべきです。

 日本国民拉致事件解決の交渉において、突然わが国政府に平壌訪問を打診してきたことや、黄炳瑞朝鮮人民軍総政治局長らの突然の訪韓は、何らかの北朝鮮内部の劇的な変化を示唆する可能性があります。

 ただ、日朝協議の進展による連合国(俗称=国際連合)でのイメージ回復を狙っていたと見られる北朝鮮が、対露外交ともども中途半端に堕ちた安倍政権の様子を見るべく目論見が外れたため、国際的非難または圧力を弱めるための別の戦術に出たという見方も可能です。

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