犯罪者を生む李承晩史観
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130923/crm130923……
▲産經新聞:靖国神社に放火目的?で侵入 容疑の韓国人を逮捕 警視庁公安部
警視庁公安部は二十二日午後、靖國神社に不正に侵入した建造物侵入の現行犯で、韓国籍の二十三歳で無職のカン・ヨンミン容疑者を逮捕しました。奇しくもこの日は、わが国に於ける、主として韓国政府や韓国人への批判を阻止する「差別撤廃東京大行進」が東京都新宿区内で敢行され、「みんな仲良く」などと叫ばれた日でした。
その日の夜、前日に入国した韓国人が神社に不法侵入の上、制止しようとした男性衛視を払いのけ、拝殿に向けてペットボトルに入った引火性のトルエンとみられる液体を投げつけて放火しようとしたというのですから、わざわざ韓国人の印象を悪くしてどうするのでしょうか。
カン容疑者は二十三日、面会した韓国外交通商省関係者に「日本が歴史を歪曲し妄言を繰り返すので、腹が立ち火をつけようとした」とその動機を語っています。
恐らくこの若者は特に実直な性質の持ち主なのでしょう。彼のような韓国人は国史教育で受けたわが国への悪辣な印象を乗り越えられない、或いは乗り越える必要を認めないのです。
では、韓国政府によるそのような国民への刷り込みはいつ始まったのでしょうか。答えは、以前にも申したことがありますが、島根県隠岐郡隠岐の島町竹島の不正な領有主張を始めた初代の李承晩政権からです。
韓国は事実上、平成四年にようやく文民政権が樹立した国家で、それまでは軍事政権でした。特に李初代大統領の頃は独裁政権であり、済州島事件や保導連盟事件で自国民を大量虐殺に追い込んでいます。現在の在日韓国人は、このような李政権による虐殺から逃れるべく、命からがらわが国へ不法侵入した者の子孫がほとんどです。
それでも李大統領が建国と政権の正当性を維持するには、批判の対象を外に向けるしかなかったでしょう。ならば北朝鮮に加勢して自国民を殺しに来た中共をその対象にすればよかったものを、歴史的背景からそれはわが国に絞られ、自らが行なった非道を上回るには、日本が筆舌に尽くしがたい悪行の限りを尽くしたことにするしかありませんでした。
韓国の国史教科書では、日韓併合下の韓半島(朝鮮半島)であらゆるものが日本に収奪され、韓民族(朝鮮民族)が独立のために日本と戦ったことになっています。しかし、実際には李王朝が、清国に続いて当時世界最強と謳われていた露国にも勝利した大日本帝國に保護を求め、その結果、わが国が国家予算の約半分をも投じて半島内のあらゆるものを整備し、自国を焼け野原にしても韓半島を守ったのです。
それでも長く続いた軍事政権では、決して「李承晩史観」を否定出来ませんでした。これが今日の韓国の悲劇の始まりなのです。北朝鮮と大して変わらない国民洗脳を施し続ける以上、韓国はカン容疑者のような犯罪者を生み出し続けるでしょう。無思考・無批判に政府に盲従する国民ほど、哀れなまでに罪を重ねていくのです。
私たちが彼らと歴史認識を共有することは出来ません。なぜなら仏独が共通の歴史教科書を発行出来たほど、日韓では司法の成熟度にも雲泥の差があり、対話が成立しないからです。よって価値観の共有もありえません。
個人の関係では、相互にこの壁を乗り越える場合があり、十分対話も成立しますが、集団になると韓国人は真実を語れなくなり、もしも語れば先日取り上げた老人のように今や殺されてしまいます。
私たちが常に心掛けるべきは、残念ではあるがこの現実を受け止め、自分たちは真実を守り続けることです。米国などで中共の組織力を背景に広がりつつある韓国の「反日」の寿命は、もうそれほど長くありませんから。