このまま中共は自爆する?
本年のノーベル賞選考について、京都大学の山中伸弥教授が人工多能性幹(IPS)細胞の生成技術論の確立で医学生理学賞を受賞、一方で文学賞は作家の村上春樹氏がまたもや受賞を逃し、張芸謀監督によって映画化された『紅いコーリャン』などの莫言氏が受賞しました。
そもそも毎年のように「村上春樹は今年こそ受賞する」などと誰が騒ぎ立てているのでしょうか。あくまで個人的見解ですが、私の敬愛する芥川龍之介や谷崎潤一郎、川端康成(文学賞受賞)、三島由紀夫らとは作品の格が違いすぎます。
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121012-OYT1T00046.htm……
▲讀賣新聞:日本人団員だけダメ…台湾オーケストラ中国公演
台湾の国家交響楽団に所属する三人の日本人楽団員だけが中共公演での演奏を当局に拒絶されたと報じられました。これが事実であれば、査証発給の理由なき拒否は不当です。
先日も一言触れましたが、国際通貨基金(IMF)の東京総会に突然出席中止した中共政府は、まるでやることが幼稚の域に堕ちました。十一日に開かれた緬国(ミャンマー)支援国会合にも中共は当然のように欠席しています。
クリスティーヌ・ラガルド専務理事(代表)も会見で述べたように「損をするのは中共」であり、一部の情報では「その損害を日本に賠償させる」とまで中共政府高官が発言したようですが、その姿勢はまったく議論にもなりません。
何度も申しますが、そこまで人民解放軍の圧力に中共政府各部が屈さざるを得ないのかと呆れるほど共産党が共産党のための軍隊に喰われかかっており、厳しく規制しているはずの資産流出も始まっています。間違っても熾烈を極める彼らの権力闘争に外国の入る余地はないと考えるべきであり、たとえ国内から「日中友好再構築」の声が上がっても心を鬼にしてこれを撥ね退ける決断をわが国政府はすべきです。
つまり、かつて中曽根康弘首相の対中干渉が遺恨を残すほど失敗したことに学び、沖縄県石垣市尖閣諸島の防衛は今こそ固めなければならず、自重するような論調に引きずられてはなりません。もはや目下の中共政府は外交をして(私たちのほうを向いて)いないのです。