星国のようにはならない

皇紀2672年(平成24年)2月10日

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/120209/asi120……
 ▲産経新聞:「日本のようにはならない」 少子化対処で移民受け入れ継続 シンガポール

 星国建国の経緯は、皆様もご存知でしょう。そもそも星国と表記するより、昭南島という一地域だったところです。リー・クアンユー(李光耀)率いる華僑が馬系民族と対立した結果、誕生したのが現在の星国であり、その長男が移民云々でわが国を否定的に論評するのはお門違いでしょう。

 新興の都市国家は結局、その後簡単に多民族国家への道を歩みましたが、それが彼らの経済競争力を向上させる一因にもなりました。しかし、それは米国や星国のような新興国でなければ適応せず、同じく新興の中共も他民族の国家を侵略することで目的を達成させました。

 欧州の各国で移民を政策的に受け入れて失敗したのは、どれもが曲がりなりにも伝統国家だからであり、まして二千六百七十年以上も国体が変わっていない世界唯一の伝統国家・日本が、人を物のように輸入して背の高い箱を建てまくる政策に適応しないのは当然のことなのです。

 昭和三十七年に製作された市川崑監督の映画『私は二歳』で、浦辺粂子さん扮するおばあちゃんに「だいたい日本は人間の数が多すぎるんだよ」という大胆なせりふがありましたが、現下の人口減少が経済力の劇的な低下を招くとする思考停止の蔓延は、単に移民受け入れを私たちに承服させる洗脳工作のようなものでしかありません。自然な人口減少にあって生き残る知恵の結集を、最初から否定しているのです。

 その星国でさえ、華僑と印国系が対立し、カレーを国民的食文化とするか否かで訴訟騒ぎにまで発展しており、それでも新興の移民都市国家は持ちこたえるでしょう。ですが、同じ苦しみをわざわざわが国で再現する必要はまったくありません。それがまるで不毛なことだからです。

 わが国はすでに大東亜戦争の敗戦後、残留した朝鮮人らによる居座りや略奪、強姦の多発に苦しめられており、占領統治下での米軍兵による犯罪もありました。この「国境なき」という「世界市民」運動は、同時に彼らが憎んでいるはずの新自由主義経済を支えており、私たちの失業や貧困の問題を加速させるのです。

 どうか皆様、前出のような安易な美辞麗句に流されず、自分たちの国家を自分たちの手で守るという考えを持つよう、声を出してまいりましょう。

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