まんまとハメラレタ外務省

皇紀2672年(平成24年)2月3日

 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012013100950
 ▲時事通信:日本大使館の移転を許可=床面積超過、外交問題に発展-中国
 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012020200470
 ▲時事通信:新大使館めぐり中国に「口上書」=在日公館整備に協力-政府

 そもそもわが国の大使館に対し、急に使用許可を出さないと言ってきたときから、中共は在日大使館の移転計画が描いた策謀どおりにならないことと絡め、わが国を脅すつもりだったのです。

 これほど単純な罠に、まんまとかかってみせた、或いはかかりにいったのが外務省でした。背後に屈中派の国会議員がいた可能性もあります。中共が出さないと言っていたはずの許可をあっさり出したのも、この「密約文書」を外務省に出させることに成功したためでしかありません。

 占領憲法下では日米間にも多くの密約が存在しますが、わが国益を害するものは、たとえ「同盟」の美名の下であっても認めてはならず、ましてありもしない「同盟」を前提にしていれば言うに及ばず、およそ日中関係は「同盟」とは程遠いものです。

 外務省が「うまくやった」と考えるのは、たいていこの手の決着方法であり、中共の在日公館移転問題の本質は、まるで日本大使館を「紫禁城の目の前に作らせろ」と日本政府がわめくようなもので、どうせ取引するならこれほど出鱈目な主張を相手に押し付けて困らせればよかったでしょう。

 相手はとっくに出鱈目なのに、相変わらずひ弱で陰湿な対応しかしない外務省に任せていて、沖縄県石垣市尖閣諸島の問題など決して解決しません。私たちが注目することで、二度とこのようなことをされないようにしましょう。

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