姫井由美子君、ご苦労様…

皇紀2671年(平成23年)12月8日

 http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
 ▲参議院インターネット審議中継:検索条件=憲法審査会 2011年12月7日 (西田昌司議員 22:25〜)

 参議院の憲法審査会は7日、引き続き審議を行ない、再び自民党の西田昌司議員(京都府選挙区選出)が発言しておられます。

 http://endokentaro.shinhoshu.com/2011/11/post2190/
 ▲遠藤健太郎オフィシャルブログ:平成23年11月29日記事

 主として護憲派から「震災の最中になぜ」などと設置規定に批判の出た今回の憲法審査は、そのあるべき結論に於いて、むしろ東日本大震災の復興に間に合わないことが口惜しい限りですが、本来被災地にとって目に見えにくい喫緊の課題だったのです。

 それらを考えたとき、やはり西田議員が再び提起されたように、日本国憲法(占領憲法)の制定過程、憲法としての有効性に何らの疑問も持たず、個別条文をどうするか、どうもしないかを論じても全く意味がありません。

 ところが、民主党の姫井由美子議員(岡山県選挙区選出)は、自身に与えられた発言時間を目一杯使って西田議員の発言内容を徹底的に批判しました。

 その内容は護憲派および改憲(加憲)派ならではの幼稚なものばかりで、彼女はまず「日本国憲法はしっかりと国民生活に根づいている」「この憲法を土台に理念を構築し、国民生活を守ってきた」などと語っており、いかに法理論上無効の法でも、経年定着によってその放置に対する政治責任を回避してでも認められるべきであり、実は現状その悪法をもとに「立法してます」、と明言したのです。

 さらに「憲法擁護義務がある」(護憲という前提?)とまで述べて西田議員の発言を否定したところを見ますと、早くも占領憲法新無効論に対する破壊工作が仕掛けられた、その工作員として民主党から姫井議員が放り込まれたと考えるべきでしょう。

 旧改革クラブ騒動を思い起こしても、とことん用途の限られた、どうしようもない議員だ。

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『姫井由美子君、ご苦労様…』に2件のコメント

  1. みるる:

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000007-jct-soci
    デヴィ夫人の内柴擁護発言です
    ブログは賛成意見で埋まってるいつも通りです
    批判はスルーです

  2. 篠の目:

    同じ動画をみて、「姫井さんのような人が現行憲法では生まれてしまう。だから、改正じゃなくて根本から直す必要があるなあ」と感じました。

    保守系の人でも姫井さんと同じことをいう人が少なくありません。ブログコメント欄で反論されて驚きました。「すでに現行憲法は国民になじんでいる」と。それほど現行憲法のしばりは強い。しかし、対米従属か否かという論点でやると分断が進むだけ。

    「無効論」でいくとアメリカと仲たがいするのではないかという感覚が根強い。立憲君主制であることを確認し、かつてのように天皇を祭り上げて戦争できるようにしたいわけではありませんと話す必要が生じ、ここにさらなる分裂が生まれる危険もある。

    では、どうすればよいか。

    現憲法の3原則のうち、平和主義についての欺瞞はわざわざ言うまでもなく、多くの人が疑問を持っています。

    正すべきは「国民主権」だと思います。「天皇主権」ではなく「国体主権」だったことを確認したい。立憲君主制であるということを強調することによって、低レベルの反論から脱却できるのではないかと考えます。

    東条英機は自らの死をもってそれを引き受けてくださった。
    彼が守ろうとしたのは、「国体」であり、誤解されがちな個としての天皇ではなかった。

    そして、そこを「かつて騙されていた者同士」の痛みを共有しつつ話し合わなければなかなか進まない気がしています。

    「国民」ということばでいい気にさせられている事態を憂えるものです。

    上述、不十分ながら「けんむの会」静岡大会まで視聴し勉強させていただいた者としてのoutputです。