官邸主導が見える…大いにやれ!
さすがのテレビ朝日も地上波から衛星放送へ追い出した田原総一朗氏が、立憲民主党の辻元清美氏と社民党の福島瑞穂氏が高市早苗首相に対する誹謗中傷を吐き散らしたのに調子づいて「あんな奴は死んでしまえと言えばいい」と暴言を吐いたことが話題になっています。
一方、漫画家の小林よしのり氏の高市批判もおかしなものです。「『女性はいいけど、女系はダメ、天皇は男系でなくちゃ』と主張することに、狡さを感じる」「国民を騙すその手口が卑怯で信用ならない」とはどういう意味でしょうか。
歴代天皇史を探れば推古天皇、皇極天皇、斉明天皇、持統天皇、元明天皇、元正天皇、孝謙天皇、称徳天皇、明正天皇、後桜町天皇の計八代に及ぶ男系女子の天皇陛下をいただいた私たち日本人が「女性はいいけど女系は駄目」と論じることのどこが狡猾な騙しの手口だというのでしょう。
現行典範(占領典範)でも本来の皇室典範(正統典範)でも「男系男子」と書かれている以上、今日に於いて「女性はいいけど」を実現しようとすれば、いずれにしても天皇陛下(現行の皇室会議ではなく本来の皇族会議)の裁可を賜って改正の要があります。
狡猾な物言いで私たちを欺こうとしているのは、未だ高市首相を「名誉男性」だの「真の女性総理とは言えない」だのと性差別的中傷をした小林氏です。そこまで言うなら正統典範を天皇陛下に御返しし、皇族会議に戻して典範を改正するのか否か、小林氏こそ真正面から論じねばいけません。
私はかねてより、高市首相になったとしても「すべての問題が解決するわけではないだろう」と述べ、一人の為政者に依存するより私たち国民自身がわが国の問題に声を上げ、政治を突き動かさねばならない、と。その上で、動かすのに最も「近道」となる為政者を選ぶのがよく、結果として高市首相が選出されました。
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小林氏が「フェミニズムの人びととわしは同じ感覚である」などと自身の性差別発言を棚に上げてその実名を挙げたのが上野千鶴子氏です。その上野氏は、村山富市氏の訃報に接し、これまたとんでもない暴言を吐いて話題になっています。
わが国の言論空間は、いわゆる「有識者」と称される人びとの知的水準が著しく下落していくのに比例して下劣なものに成り下がり、特にSNS上では思想の左右を問わず不毛な暴言の応酬に終始しています。
左翼の上野氏が村山氏を非難したように見えて、実のところ私たちの多くがこの言説から異様な下品さを感じたのは、高市首相の就任を目前にした自民党を「保守政党の狡知」と非難するのに村山氏を利用したためです。これは、真正面から村山氏を論じたものではありません。
しかし、彼らが必死に貶めても高市内閣は発足しました。私たち国民は、高市首相に今やるべきことをやらせねばなりません。
組閣人事からも防衛政策は、明らかに首相官邸主導であり、外国人問題には小野田紀美経済安全保障担当相と共に当たることも明確な高市首相は、ともすれば総務相を林芳正氏にした意図が中選挙区制に戻すこと(林氏唯一の正論)にあるのではないか、と思ったりもします。もう一つは、積極財政に完全移行するのが目的の強固な布陣であることです。
政治は、私たち国民が求めない限り何も動きません。求めても「逆張り」した岸田文雄・石破茂両氏の政権が国民的批判を浴びて自民党の惨敗を誘発したのは、まさに国民の勝利でした。
これからは、またも左翼・極左の暴力活動、および報道権力の徹底した偏向と戦って勝たねばなりません。
高市首相は、二十六日にマレーシア(馬国)で開催される東南亜諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席し、二十八日には、米国のドナルド・トランプ大統領が来日して日米首脳会談を開きます。そのまま二人は、亜州太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため訪韓する予定です。
いきなり大忙しですが、すっかり沈滞したわが国を明るく照らすよう私たち国民が高市政権を形作るのです。