インチキ出入国管理を正せ
東京都知事選挙(七月七日投開票)が本日、告示されます。これに先立ち昨日、日本記者クラブ(東京都千代田区)で主要四候補による共同記者会見がありました。小池百合子都知事、田母神俊雄元航空幕僚長、石丸伸二前安芸高田市長、謝蓮舫参議院議員(本日失職)の四名です。
学歴詐称(緑のたぬき女)と国籍不明(ソヴィエト蓮舫)の醜い争いと化した都知事選と言われながら、紅い無責任男も加わり、四十名以上の候補乱立の中、まともなのは田母神氏しかいません。いや、紅い人びとと桜色の商売右翼は、田母神氏のことを「公職選挙法違反」と言うのでしょうが、それは立憲共産党の謝氏も同じですし、そもそも桜色の細細TV(真犯人)にそのようなことを言われる筋合いはないのです。
大きな独り言で失礼しました。
さて、昨日午前一時十四分という「ド」がつく深夜に、北韓(北朝鮮)の順安国際空港に到着した露国のウラジーミル・プーチン大統領は、二十四年もの北韓に対する怨讐を振り払って金正恩総書記に会いに行ったわけですが、著名な「遅刻魔」の仕掛けた最大限の嫌がらせは、十八日の日程をすべてぶち壊し、国賓級で過去前例のない深夜0時越えの訪問で幕が上がりました。
プーチン大統領は、はっきり言って北韓が大嫌いです。それは、お話にならなかった金正日前総書記のころから今も変わっていません。北韓にせがまれて「訪ねてやった」だけで、本当は微塵も信用していない中共を睨み、それでいて北韓の後ろ盾になどなる気は全くありません。
習近平国家主席の本音は、露国に対して「(米民主党政権に仕掛けられた)ウクライナ侵攻で疲弊しきってしまえ」であり、プーチン大統領の本音は「中共も北韓も一緒に地図から消えろ」なのです。「紅い連合」ことBRICSは、実に楽しそうですね。
さてさて、プーチン大統領は会える金氏に岸田文雄首相は会えないのですが、岸田首相はまず、わが国の出入国在留管理が破綻している現状を解決しなければいけません。出入国管理及び難民認定法を改正しても、それでおしまいではないのです。
一部の在日クルド人が埼玉県川口市内で乱闘を繰り広げ、さらに市立医療センター前で集団暴力事件を起こし、実に七名もが逮捕されながら不起訴となった挙げ句、一度はわが国を出国した当時の犯人がまんまと再入国できてしまったというのは、管理がなっていないからにほかなりません。
この件は、産經も記事にしており、これでも「川口市は今日も平和です。言われているようなことは何もありません」と言えるでしょうか。それはまるで「暴力団、暴力団と言いますが、彼らは一日二十四時間、一年三百六十五日、毎日毎時暴力をふるい回っているわけではありません」と言っているのと同じです。
産經の三枝玄太郎元記者がそうした対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)目的の左派が抱える出鱈目な言説を『メディアはなぜ左傾化するのか』(新潮社刊)で述べています。ここにも一部の在日クルド人をめぐる問題が提起されていました。
北韓が犯した拉致事件も、当初は「そのような事件など存在しない」「差別だ」などとさんざん左翼・極左に否定、抵抗されましたが、結局どうでしたか? 思いっきり存在したではありませんか。
私たち国民は、目の前で隠された問題から逃げてはなりません。政府の対応を厳しく指弾しなければならないのです。