コロナワクチン副作用が異常
漫画家の鳥山明さんが今月一日、亡くなられていたことが公表された八日、声優のTARAKOさん(ご本人曰く「あまりにも平凡なので」本名非公開)も四日に亡くなられていたことが分かりました。衷心よりお悔やみ申し上げます。
わが国の漫画・アニメーション業界に衝撃が走った一日でした。お二人ともまだ六十代なので、最近では「早い」と感じるせいもあるでしょう。しかし、創作者や役者にとって「現役のまま死ねる」のは、本望に違いありません。そう思って哀しみを拭いましょう。
私は、あまり漫画を読まない子供でして、小説の合間に単行本まで買ったのは、手塚治虫さんの『ブラックジャック』(秋田書店刊)と鳥山さんの『ドラゴンボール』(集英社刊)だけです。文字通り『Dr.スランプ アラレちゃん』と『ドラゴンボール』は、ドンピシャの世代でした。
その理由の真偽は不明ですが、鳥山さんの描いたキャラクターが一つたりともパチンコ台(賭博)なんぞのネタにされなかった(鳥山さんが「首を縦に振らなかった」ことは、東洋経済 平成二十二年二月十日記事を参照)のもよかったです。
一方で、コンピュータRPGの世界的代表作『ドラゴンクエスト』(スクウェア・エニックス発)のキャラクター・デザインを担当したことで、私たちがすぐにすぎやまこういちさんの音楽と共に鳥山さんの画を頭に思い描くことができます。
自分たちが子供の頃から慣れ親しんできたものなだけに、フジテレビ系『ちびまる子ちゃん』と言えばTARAKOさん、という具合に、その方の訃報は聞きたくないものです。フジもさすがに、後任の声優を決めかねています(今月二十四日放送分の収録が最後だったため、当面過去作の再放送で対応)。
家族三世代の暮らしを描いた日曜日の午後六時台(『ちびまる子ちゃん』と『サザエさん』)は、これからどうなっていくのでしょうか。わが国の「家族観の凋落」と共に、いつか消え去るのかもしれません。
さて、ここで表題の件なのですが、これまでさんざん取り上げてきた武漢ウイルス(新型コロナウイルス)向けとされたm-RNAワクチンの副作用(主作用)について、京都大学の福島雅典名誉教授がそのあまりに前例のない有り様を公表しています。
厚生労働省が渋渋認め始めている接種とその直後の急変、急死は、私たちが把握しているよりもっと多いようです。それこそ過去に前例のない大規模な国家賠償請求訴訟に発展するでしょう。
決して「訳の分からないこと」は主張していません。むしろこのワクチンこそが訳の分からないものなのです。
それを世界保健機関(WHO)や政府の言うままに、私たち国民の多くが慌てて接種してしまったことは、情報の制御と結果に於いて、わが国の「弱点」を世界に晒してしまったかもしれません。世界で最も接種が進んだ「日本人は操りやすい」と。
福島教授の論考も、武漢ウイルス狂乱で全く信用ならないことが判明したわが国の医学者たちの発したものの一つとは申せますが、乱れ狂った連中に対してこのような異論があることを、私たちが知っておかねばならないのです。
皇紀2684年(令和6年)3月10日 4:57 PM
お世辞でも誇張でもなく日本の、世界の漫画・アニメの歴史は鳥山明以前と以後に2分されると思います。「ドラゴンボール」は「大人しい」「勤勉」「現実主義」といった日本人のイメージを良い意味で覆しました。我々も小学生の頃、「界王拳ごっこ」やら「スーパーサイヤ人ごっこ」という謎の遊びに耽っていたものです。インターネットもSNSも無い時代でしたが、友達より一秒でも早く展開を知りたくて「週刊少年ジャンプ」の発売日の朝からコンビニに駆け込み、立ち読みしてから登校するといったエピソードも、今の子供たちには理解できないでしょうが笑って話せる恵まれた時代でもあったと思います。
また、恐らく我々の世代(昭和55年~63年前後の生まれ)はフジテレビで放送されていたアニメから「ドラゴンボール」のファンになった子供たちも多かったと思いますが、その最も大きな要因は全てにおいて完璧という他ない声優陣のキャスティングです。「ちびまる子ちゃん」のまる子がTARAKOさん以外に考えられないのと同様、孫悟空は野沢雅子さん、ベジータは堀川りょうさん、フリーザは中尾隆聖さんでなければ成立しません。「ONE PIECE」「鬼滅の刃」「進撃の巨人」といった漫画アニメが大ヒットしたのも適材適所の声優を起用したからです。
もう殆どテレビは見ませんし無くなっても一切困らないフジテレビですが、さすがにTARAKOさんの死去に伴い迫られる対応には同情せざるを得ません。「ドラゴンボール」「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」といった漫画をアニメ化して国民的作品に育て上げた功績も讃えられるべきです。今後は二度と口にしないでしょうが、「頑張れ、フジテレビ」とエールを送りたいと思います。