すべて日テレと厚労省が悪い

皇紀2684年(令和6年)1月30日

 二十七日記事で取り上げたばかりでしたが、東アジア反日武装戦線の「さそり」に所属していた桐島聡容疑者が昨日午前、入院先の医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)で死亡しました。七十歳でした。

 これで四十五年以上に及ぶ卑怯な逃亡の全容(支援者の存在など)、現在の思想信条や「反省の意思はあったか否か」といった警視庁が聞き出したかったことは、すべて地獄の底へ葬られてしまったのです。同県藤沢市内の潜伏先は、トタン屋根のみすぼらしい家屋でしたが、もしこれで「逃げきれた」と思っていたなら、死をもってしても許せません。

 今なお存在する極左暴力集団のほとんどが高齢化しているようですが、私たち国民のみならず世界中の人びとを巻き込んでふるわれ続けた暴力を、二度と起こさせないために、まずはわが国が対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動=反日に毅然と対処することです。

漫画家の死亡めぐる過熱報道を懸念、厚労省指定の一般社団法人がマスコミに注意喚起 – 弁護士ドットコムニュース

漫画家の芦原妃名子さんの死亡が1月29日に報じられたことを受け、厚生労働大臣指定の一般社団法人「いのち支える自殺対策推進センター」は同日、メディア関係者に向けて、WHO(世界保健機関)による『自殺報道ガ…

(弁護士ドットコム)

 さて、昨秋改変期(十月から十二月)に日本テレビ放送網で放送されていたドラマ『セクシー田中さん』の原作者で漫画家の芦原妃名子(本名=松本律子)さんが昨日、栃木県日光市の川治ダムで亡くなられていたのが発見されました。自ら命を絶ったと見られています。

 芦原さんが事ここに至るまで発信されていた内容については、産經新聞社該当記事などをご参照いただくとして、映画化やテレビドラマ化に於ける原作の改変は、決して珍しいことではありません。原作者の自殺を引き起こした問題の本質は、そこではないはずです。

 要は、芦原さんと脚色の相沢友子さんとの間に立っていた本作のチーフプロデューサー(制作主任)の三上絵里子さんが、芦原さんの注文を相沢さんにどう伝えていたのか、それが「私たちには分からなかった」と芦原さんが書き遺していた状況は、そもそも映像化作業に於いて正しかったのかどうか、日テレが再発防止にそれこそ命を懸けて取り組むべきであると断じます。

 芦原さんと相沢さんのそれぞれ認識の齟齬が生じていたのは、芦原さんが自ら経緯説明しなければならなかったことからも明らかで、その責任はすべて日テレにあったはずです。

 阪急阪神東宝グループの宝塚歌劇団・宙組で活躍していた有愛きいさんが自殺した際にも申しましたが、やたら「コンプライアンス(法令遵守)」を言う企業や団体に限って組織内統治が破綻しており、いわゆる「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」がなっていないどころか、問題が起きてもすぐに隠蔽してしまいます。

 よって何度でも同じ間違いを繰り返し、隠蔽して「事なきを得る」ため、本人たちは事の重大さに気づいてもいません。或ること(社員や関係者の自殺など)がきっかけで表沙汰になっても、なお隠蔽しようとするのです。

 隠蔽と申せば、著名人の自殺報道の度に顔を出してくる厚生労働相指定の一般社団法人いのち支える自殺対策推進センター(JSCP)とは、一体何でしょうか。これも連合国(俗称=国際連合)に仕える思想で運営されている厚労利権団体そのものでしょう。

 起きてしまった悲劇に慌てて蓋をしてしまえば、再発防止の議論が成立しません。一種の言論弾圧です。

 現下のテレビ局は、自ら放送倫理・番組向上機構(BPO)を作り、言論や表現の自由を規制してきました。実は発信者としてあるまじき態度です。

 巨大な報道権力が言論弾圧を主導し、その腹いせに「安倍政権に介入された」などと騒いでみせて私たち国民の目を問題の本質から逸らせ、そのくせ官僚の利権に迎合しておこぼれにあずかろうとする……それが今、私たちの目の前にあるテレビや新聞の正体なのです。

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