息苦しい日本に誰がした?

皇紀2683年(令和5年)9月3日

「靖国参拝や国歌斉唱は上っ面。日本の保守は薄っぺらい」日米にルーツがある愛国青年が危惧する国の未来とは | 国内 | アベマタイムズ

「もう日本には戻らない」【映像】「日本の保守が薄っぺらい」理由  2020年に海外移住を決め、スペイン・ドイツと住む場所を変え、現在はオランダを生活拠点にするHIKARUさん(26)。日本社会の「同調圧力」「寛容性の低さ」「経済的不安」に嫌気が差し…

(ABEMA TIMES)

 テレビ朝日系列のアベマ(東京都渋谷区)が言いたいのは、表題にした「日本の保守は薄っぺらい」ということと、あたかもそのような保守言論のせいで「若者が日本を脱出している」という二点に尽きます。

 実は、一水会の戸山國彦氏が語っている内容そのものは、テレ朝のような左翼の皮を被った対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)一派が触れたくないことに触れています。

 それはまさに、わが国の保守と米国の保守は違うということです。ここでもさんざん述べてきましたが、既に多くの保守派がそのような問題には気づいており、自ら「わが国の保守とは何か」について、議論を深めています。

 テレ朝とその周辺にいるような人たちは、例えばツイッター(X)の短文投稿に反応しているだけで、それを言うならむしろ対日ヘイト勢のツイート(ポスト)のほうが遥かに短絡的、且つ刹那的です。「薄っぺらい」などという次元ではありません。

 靖國神社そのものの問題にも、これまで多くの保守派が言及しており、それでも参拝するのは、例えば「西郷隆盛が合祀されていないという理由だけで参拝しないことにはならない」「多くの御霊に申し訳がない」からであり、表層的国家論ではなく、わが国の生い立ちや歩みから祭祀に基づく生命の大切さ、自然に対する畏怖といった「日本の背骨」を知り、それを実践することで国旗を掲揚し、国歌を斉唱しているのです。

 よって皇室に対する盲目的信仰というようなものでもなく、あくまで祭祀の実践によって国を語っています。対日ヘイトがまるで知らない日本の保守派の姿がそこにあるのです。

 それに引きかえ対日ヘイト勢のしてきたことは、まさに欧米型権利闘争の輸入で国民間の対立を招き、ダイバーシティ(多様性)だのグローバリズム(地球市民)だのと私たちを縛りつけ、ますます生きにくい世の中にしてしまいました。

 わが国を覆う一種の閉塞感は、現在の岸田内閣に代表される「国家の背骨がない」政権によって国民経済が全く無視されているかの政策がとられていることと、国家を否定する対日ヘイト勢による民族性を無視した価値観の押しつけが作り出したものです。

 一部の親米保守派も、共和党的(つまり基督教福音派的)保守思想をひけらかし、価値観の混乱を招いています。そうした言質には、もう多くの保守派がとっくに背を向けているのです。直近では、岸田政権がゴリ押しした「LGBT法」の議論に、それがよく表れていたでしょう。

 しかし、テレ朝のような報道権力は、単に「保守派は同性愛者を差別している」と決めつけ、私たち保守派の多くが危惧した差別と偏見の増長を指摘したことには、よほど不都合だったのか一切目を向けなかったのです。彼らのほうがとんでもなく差別主義的です。

 大して学ばなくとも「愛国」を手に入れられる欧米の保守と、日本教職員組合(日教組)のような対日ヘイト勢に操られた学校教育のせいで自ら学ばなくては手に入らない日本の保守とは、知の次元も違います

 対日ヘイト勢が何かをわめけばわめくだけ「わが国の真実」がよく見えてくるのです。

スポンサードリンク

『息苦しい日本に誰がした?』に1件のコメント

  1. きよしこ:

    この手の「日本サゲ」報道に触れる度に思うのは「そんなお前らは薄っぺらい日本人相手に、息苦しさを感じる国で、差別主義国家が発行したカネを稼いで不寛容な民族が作ったメシを食うのか」ということです。さまざまな要因が重なって他国への脱出を図る若者が増えるのは仕方がありませんが、不満があるなら黙って出て行けという話です。そのくせ移民難民の受け入れが足りないと同じ口でいうのですから、対日ヘイト派の出鱈目は行くところまで行ったなとしか言えません。